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238.吸血鬼の正体 (蒼紫・斎藤・葵屋一同・夢主・操・観柳)
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「グホグホッ・・グホッ!」
くぐもった咳をしているのは猿ぐつわをされた操だった。
(臭っさ!・・って・・ここはどこ?)
咳をしながら突然覚醒した意識のもと、目を開いて操は辺りを見回した。
嗅いだこともない酸っぱ臭い部屋。
向こうには病院に置いてあるような木のベッド、そして自分の目の前には机の脚が横に見えた。
と、思ったらどうやら自分は床の上に寝ているらしいことに気が付いた操は起き上がろうと体を動かそうとしたが後ろ手に回された腕と足が動かない。
(くっ。)
どうやら縛られているらしい・・と思った瞬間、
「ようやく目が覚めたか。」
と、上から声がした。
そして、
「丁度いい、今新しい薬の調合が終わったところだ。観柳様を呼んで来る、もうしばらく待っていろ。」
と言い、座っていた椅子から立ち上がった。
『ンンー!(待てー)、ンンンンンンン~!(縄ほどいてけ~!)』
操は芋虫のように床の上を転がろうと思ったが首にぐっとえぐられるような衝撃を受けまた咳き込んだ。
どうやら首にも縄が巻かれ、それが何処かにくくりつけられているようだった。
抜け縄の術も使えないようにかっちり手足に食い込んだ縄はもがいてもほどけず、操は遠ざかっていく足音を冷たい地面から聞いていた。
その足音は部屋を出た後、数メートル先でいったん止まると、ドッと喚き声が隣の部屋からだろうか、沸き上がった。
「助けてくれー!」
「死にたくないー!」
「俺はもう裏切らねぇー!」
なとどいう悲鳴のような男の叫び声がワーワーと聞こえた。
(な・・なによ・・何なのよ・・ここは・・。)
操はいきなりなこの状況に戸惑いもう一度部屋を眺めながら自分に起きたことを思い出していた。
(後ろの気配に気が付かなかったって巻町操、一生の不覚!早くみんなに警官殺しの事を伝えなくっちゃ、何とかしないと・・。)
しかしどれだけウンウン頑張っても食い込んだ縄は緩まなかった。
ちょっと休憩と床に横たわったところ近づいてくる足音に気が付いた。
足音は増えていて、途中、行き同様の場所でいったん止まったと操は思ったが今度は必死の喚き声は聞こえず、不気味なほどシーンと静まり返っていた。
そして足音は部屋へ戻って来て・・扉が開いた。
くぐもった咳をしているのは猿ぐつわをされた操だった。
(臭っさ!・・って・・ここはどこ?)
咳をしながら突然覚醒した意識のもと、目を開いて操は辺りを見回した。
嗅いだこともない酸っぱ臭い部屋。
向こうには病院に置いてあるような木のベッド、そして自分の目の前には机の脚が横に見えた。
と、思ったらどうやら自分は床の上に寝ているらしいことに気が付いた操は起き上がろうと体を動かそうとしたが後ろ手に回された腕と足が動かない。
(くっ。)
どうやら縛られているらしい・・と思った瞬間、
「ようやく目が覚めたか。」
と、上から声がした。
そして、
「丁度いい、今新しい薬の調合が終わったところだ。観柳様を呼んで来る、もうしばらく待っていろ。」
と言い、座っていた椅子から立ち上がった。
『ンンー!(待てー)、ンンンンンンン~!(縄ほどいてけ~!)』
操は芋虫のように床の上を転がろうと思ったが首にぐっとえぐられるような衝撃を受けまた咳き込んだ。
どうやら首にも縄が巻かれ、それが何処かにくくりつけられているようだった。
抜け縄の術も使えないようにかっちり手足に食い込んだ縄はもがいてもほどけず、操は遠ざかっていく足音を冷たい地面から聞いていた。
その足音は部屋を出た後、数メートル先でいったん止まると、ドッと喚き声が隣の部屋からだろうか、沸き上がった。
「助けてくれー!」
「死にたくないー!」
「俺はもう裏切らねぇー!」
なとどいう悲鳴のような男の叫び声がワーワーと聞こえた。
(な・・なによ・・何なのよ・・ここは・・。)
操はいきなりなこの状況に戸惑いもう一度部屋を眺めながら自分に起きたことを思い出していた。
(後ろの気配に気が付かなかったって巻町操、一生の不覚!早くみんなに警官殺しの事を伝えなくっちゃ、何とかしないと・・。)
しかしどれだけウンウン頑張っても食い込んだ縄は緩まなかった。
ちょっと休憩と床に横たわったところ近づいてくる足音に気が付いた。
足音は増えていて、途中、行き同様の場所でいったん止まったと操は思ったが今度は必死の喚き声は聞こえず、不気味なほどシーンと静まり返っていた。
そして足音は部屋へ戻って来て・・扉が開いた。