※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
205.イキサツ(2) (斎藤・夢主)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「いきなり何!びっくりするじゃない。こんな事しなくても『ここに座れ』と言われれば私そうするよ。」
本当に、言ってくれればこんなことしなくてもちゃんと膝の上に座ってあげるのにと武尊は思った。
もっとも今武尊が座っているのは斎藤の膝の上ではなく股の間で、柔らかな椅子の上なのだが。
しっかり斎藤に腕ごと抱え込まれ、動く首だけを片側に回して後ろの斎藤を斜めに見上げようとしようとしたが、その前に斎藤に片耳を後ろからくわえられた。
器用に唇でひと噛みひと噛みする毎に武尊の髪を口で上手く避けていく。
生耳を露出した後、斎藤は歯でこりこりと武尊の耳を噛んだ。
「ひっ。」
武尊は弱い耳に刺激を与えられ感じて身震いし、肩をすくませた。
「は・・はじ・・め・・。」
武尊がそう言い悶えると、斎藤はくわえた武尊の耳を放し、耳のすぐ後ろからわざと声を低めにして言った。
「俺に隠し事は出来ないというのをひと月も経たないうちに忘れたか。嘘は言っていないようだが何か隠している事ぐらい分かってるぞ。」
近くで低く響く斎藤の声に武尊は震えた。
いつものことながら何て勘が鋭い!と思いながらも武尊は、
「そんなことないよ。」
と背後の斎藤に言った。
そう武尊が答えることもお見通しだと斎藤は鼻で軽く笑うと、
「まあ老人の話はあれくらいでもまあいい。だが、これから聞くことは隠していると思ったらすぐに聞き返すからな。」
と、これまた武尊の耳元で言った。
武尊は耳を赤く染めながらも、
「だからこうやって私を捕まえて怪しいとおもったら腕で締め付けるってわけ?そんなことしなくてもちゃんと話してるって。」
と斎藤の洞察力に屈してたまるか、言ってまずいことは言わないんだと気勢を上げた。
斎藤はこうでなくては面白くないとフッと口角を上げ、
「それはどうかな。身体に聞くのは同じだが締め付けるのでは面白くないだろ。怪しいと思ったら耳に噛み付いてやろうか。さ、続きを話してもらおうか。」
と言い、楽しげに目を細めた。
前を向かされている武尊はそんな斎藤の表情など伺い知る事は出来ない。
ただ自分の話は区切りがついたのではないかと、
「続きって・・もうマーティンの話は終わったんじゃないの?」
と言ったが斎藤は武尊に、
「聞くべき事は沢山あるさ。そうだな、次は何故武尊がこの船に乗っているか、だ。」
と言った。
「えー、次は一が話す番でしょ。一こそ何でこの船に乗っているの?」
「任務上話せんな。以上終わり。」
「えー!」
武尊は少しブーたれた。
任務上話せないと言われると返す言葉がないからだ。
「と、いう事で武尊の番だな。」
斎藤は勝ち誇ったようにそう言うと武尊の耳を甘噛みした。
「ひっ!ぃ~ぃ~・・ぁっ・・ってもおおお!やめて一~~、そこっ・・だめぇ!これじゃ話せない~!」
武尊は身動き出来ない上半身の代わりに足をバタつかせた。
2015.10.06
本当に、言ってくれればこんなことしなくてもちゃんと膝の上に座ってあげるのにと武尊は思った。
もっとも今武尊が座っているのは斎藤の膝の上ではなく股の間で、柔らかな椅子の上なのだが。
しっかり斎藤に腕ごと抱え込まれ、動く首だけを片側に回して後ろの斎藤を斜めに見上げようとしようとしたが、その前に斎藤に片耳を後ろからくわえられた。
器用に唇でひと噛みひと噛みする毎に武尊の髪を口で上手く避けていく。
生耳を露出した後、斎藤は歯でこりこりと武尊の耳を噛んだ。
「ひっ。」
武尊は弱い耳に刺激を与えられ感じて身震いし、肩をすくませた。
「は・・はじ・・め・・。」
武尊がそう言い悶えると、斎藤はくわえた武尊の耳を放し、耳のすぐ後ろからわざと声を低めにして言った。
「俺に隠し事は出来ないというのをひと月も経たないうちに忘れたか。嘘は言っていないようだが何か隠している事ぐらい分かってるぞ。」
近くで低く響く斎藤の声に武尊は震えた。
いつものことながら何て勘が鋭い!と思いながらも武尊は、
「そんなことないよ。」
と背後の斎藤に言った。
そう武尊が答えることもお見通しだと斎藤は鼻で軽く笑うと、
「まあ老人の話はあれくらいでもまあいい。だが、これから聞くことは隠していると思ったらすぐに聞き返すからな。」
と、これまた武尊の耳元で言った。
武尊は耳を赤く染めながらも、
「だからこうやって私を捕まえて怪しいとおもったら腕で締め付けるってわけ?そんなことしなくてもちゃんと話してるって。」
と斎藤の洞察力に屈してたまるか、言ってまずいことは言わないんだと気勢を上げた。
斎藤はこうでなくては面白くないとフッと口角を上げ、
「それはどうかな。身体に聞くのは同じだが締め付けるのでは面白くないだろ。怪しいと思ったら耳に噛み付いてやろうか。さ、続きを話してもらおうか。」
と言い、楽しげに目を細めた。
前を向かされている武尊はそんな斎藤の表情など伺い知る事は出来ない。
ただ自分の話は区切りがついたのではないかと、
「続きって・・もうマーティンの話は終わったんじゃないの?」
と言ったが斎藤は武尊に、
「聞くべき事は沢山あるさ。そうだな、次は何故武尊がこの船に乗っているか、だ。」
と言った。
「えー、次は一が話す番でしょ。一こそ何でこの船に乗っているの?」
「任務上話せんな。以上終わり。」
「えー!」
武尊は少しブーたれた。
任務上話せないと言われると返す言葉がないからだ。
「と、いう事で武尊の番だな。」
斎藤は勝ち誇ったようにそう言うと武尊の耳を甘噛みした。
「ひっ!ぃ~ぃ~・・ぁっ・・ってもおおお!やめて一~~、そこっ・・だめぇ!これじゃ話せない~!」
武尊は身動き出来ない上半身の代わりに足をバタつかせた。
2015.10.06