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234.紅葉の名所 (蒼紫・夢主)
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今の今、明日の予定について考えていたところに『葵屋から出るな』と言われ武尊はカチンときた。
「それって外へ出るなっていうこと?」
「そうだ。」
武尊と蒼紫の目が鋭く合う。
まるでにらみ合いをしているようだ。
蒼紫の真剣な目を見ていると、つい感情的になってしまった自分を見つめなおす気持ちが沸いてきた武尊は、
「・・理由は?」
と聞いた。
まさか理由もなしにそんなことを言う蒼紫ではないと思う武尊だった。
すると蒼紫は、
「出来れば伝えたくなかったが、この紅葉の美しい今時期に出るなと言うだけでは納得もいかぬか・・。」
と、小さく息を吐いた。
紅葉の美しいのはもう見たからいいよ、と言ってしまったら絶対外出させてもらえない予感がものすごくした武尊は、
「そうだよ、葉が落ちてしまう前に見なくっちゃ。だから明日は絶対外出するの!」
と、言ってみた。
兄の手がかりがつかめるかもしれないと分かった今は少しでも早く九条の屋敷を調べたいという気がはやる。
そんな気持ちの武尊に蒼紫は少し思案し、
「分かった・・よく知られた名所ではないがついでに紅葉を見に行こう。」
と言った。
紅葉はいいとしても、【ついでに】という言葉が非常に気になって仕方がない。
「いや、あの、紅葉を見に行くのが【ついで】ってどういうこと?」
蒼紫は言いたくなかったのだが、
「しばらく武尊には葵屋でおとなしくしてもらおうと思っている。」
と言い、
「それほど長くはないはずだ、奴は東京にも戻らねばならないからな。」
と言った。
蒼紫の言葉にものすごく嫌な予感が走る。
「奴って・・誰のこと?」
まさかと思うがそんなはずはないと武尊は思う。
「九条だ。どうやら奴は今京都にいるらしい。」
「!!」
蒼紫からその名を聞いて絶句する武尊だった。
「それって外へ出るなっていうこと?」
「そうだ。」
武尊と蒼紫の目が鋭く合う。
まるでにらみ合いをしているようだ。
蒼紫の真剣な目を見ていると、つい感情的になってしまった自分を見つめなおす気持ちが沸いてきた武尊は、
「・・理由は?」
と聞いた。
まさか理由もなしにそんなことを言う蒼紫ではないと思う武尊だった。
すると蒼紫は、
「出来れば伝えたくなかったが、この紅葉の美しい今時期に出るなと言うだけでは納得もいかぬか・・。」
と、小さく息を吐いた。
紅葉の美しいのはもう見たからいいよ、と言ってしまったら絶対外出させてもらえない予感がものすごくした武尊は、
「そうだよ、葉が落ちてしまう前に見なくっちゃ。だから明日は絶対外出するの!」
と、言ってみた。
兄の手がかりがつかめるかもしれないと分かった今は少しでも早く九条の屋敷を調べたいという気がはやる。
そんな気持ちの武尊に蒼紫は少し思案し、
「分かった・・よく知られた名所ではないがついでに紅葉を見に行こう。」
と言った。
紅葉はいいとしても、【ついでに】という言葉が非常に気になって仕方がない。
「いや、あの、紅葉を見に行くのが【ついで】ってどういうこと?」
蒼紫は言いたくなかったのだが、
「しばらく武尊には葵屋でおとなしくしてもらおうと思っている。」
と言い、
「それほど長くはないはずだ、奴は東京にも戻らねばならないからな。」
と言った。
蒼紫の言葉にものすごく嫌な予感が走る。
「奴って・・誰のこと?」
まさかと思うがそんなはずはないと武尊は思う。
「九条だ。どうやら奴は今京都にいるらしい。」
「!!」
蒼紫からその名を聞いて絶句する武尊だった。