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228.花・花・花 (夢主・蒼紫・操)
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本当なら朝餉の後すぐにでも武尊は東京で蒼紫が調べに行った九条道明の事が聞きたくて一緒に部屋まで戻ろうと思っていた。
しかし武尊がそう思った時に限って、蒼紫は食後に黒と白のところで話し始めたので武尊は一人部屋へ戻って来たのだ。
「出かける?」
と思わず口に出した武尊だが、蒼紫の外出を止める理由はない。
武尊は蒼紫をここ(葵屋)の若旦那だと思っているので自分の都合を優先させるのは申し訳ないのだ。
九条の事は後回しか・・と内心がっかりしているところに操が、
「武尊さんも一緒に行きましょうよ。」
と機嫌よく武尊に言った。
「行くってどこへ?まさかまた禅寺?」
と武尊が聞くと操は、
「ううん、爺やのお使いと白さんから頼まれた買い物よ。」
と言った。
武尊は少し考えて、蒼紫に、
「私の服・・乾いてないよね。」
と聞くと蒼紫は残念そうに、
「嗚呼。」
と言った。
それでも武尊が外出する為には、、と、三人は一瞬同じことを想像した。
それは武尊が翁の外出着を着る図。
武尊の身長から言えば外に着て行ける男物の服は翁のが多少大き目であるがサイズ的に翁の服しかない。
しかし、それはあまりにも似合わなさすぎる。
かと言って短髪に頬の傷も合わせると、無理に女物の着物を着せるわけにはいかない。
「乾くまで仕方ないな。」
「・・仕方ないね。」
そう蒼紫の言葉に答える武尊に操は、
「じゃ、私お勧めのお菓子も買ってくるから武尊さんはお留守番ね。」
と蒼紫と二人で出かけられる事に操は浮かれた。
武尊は操のやったねオーラを見ながら自分が行けない事にホッとした。
「じゃ、気をつけて。お二人さん。」
武尊はにっこり二人に会釈をして、
「手洗ってこなくっちゃ。」
と武尊までウキウキしながら縁側にあがろうとすると操が、
「あ、武尊さん。爺やが『暇だったら来てくれ』って言ってんだった。」
と言った。
「分かった、手洗ったら翁さんの所に行って来る。ありがと、操ちゃん。」
「じゃ私は籠持ってきて勝手口で待ってます。」
と操は蒼紫に言うとすっ飛んでった。
「では、悪いがあの話は帰ってからになるがいいか。」
「仕方ないよ、蒼紫も仕事だもの。」
蒼紫は武尊に【仕事】と言われ心中複雑であったが、まあ仕事のうちかと自分を納得させ自室へ向かった。
武尊は服が乾いてなかった事を再度喜びながら手を洗いに行った。
2016.6.20
しかし武尊がそう思った時に限って、蒼紫は食後に黒と白のところで話し始めたので武尊は一人部屋へ戻って来たのだ。
「出かける?」
と思わず口に出した武尊だが、蒼紫の外出を止める理由はない。
武尊は蒼紫をここ(葵屋)の若旦那だと思っているので自分の都合を優先させるのは申し訳ないのだ。
九条の事は後回しか・・と内心がっかりしているところに操が、
「武尊さんも一緒に行きましょうよ。」
と機嫌よく武尊に言った。
「行くってどこへ?まさかまた禅寺?」
と武尊が聞くと操は、
「ううん、爺やのお使いと白さんから頼まれた買い物よ。」
と言った。
武尊は少し考えて、蒼紫に、
「私の服・・乾いてないよね。」
と聞くと蒼紫は残念そうに、
「嗚呼。」
と言った。
それでも武尊が外出する為には、、と、三人は一瞬同じことを想像した。
それは武尊が翁の外出着を着る図。
武尊の身長から言えば外に着て行ける男物の服は翁のが多少大き目であるがサイズ的に翁の服しかない。
しかし、それはあまりにも似合わなさすぎる。
かと言って短髪に頬の傷も合わせると、無理に女物の着物を着せるわけにはいかない。
「乾くまで仕方ないな。」
「・・仕方ないね。」
そう蒼紫の言葉に答える武尊に操は、
「じゃ、私お勧めのお菓子も買ってくるから武尊さんはお留守番ね。」
と蒼紫と二人で出かけられる事に操は浮かれた。
武尊は操のやったねオーラを見ながら自分が行けない事にホッとした。
「じゃ、気をつけて。お二人さん。」
武尊はにっこり二人に会釈をして、
「手洗ってこなくっちゃ。」
と武尊までウキウキしながら縁側にあがろうとすると操が、
「あ、武尊さん。爺やが『暇だったら来てくれ』って言ってんだった。」
と言った。
「分かった、手洗ったら翁さんの所に行って来る。ありがと、操ちゃん。」
「じゃ私は籠持ってきて勝手口で待ってます。」
と操は蒼紫に言うとすっ飛んでった。
「では、悪いがあの話は帰ってからになるがいいか。」
「仕方ないよ、蒼紫も仕事だもの。」
蒼紫は武尊に【仕事】と言われ心中複雑であったが、まあ仕事のうちかと自分を納得させ自室へ向かった。
武尊は服が乾いてなかった事を再度喜びながら手を洗いに行った。
2016.6.20