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162.かふぇおじさん (夢主・かふぇおじさん・薫・弥彦・剣心・操・左之助・蒼紫)
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いっぽうその頃、神谷道場では午前中の稽古が丁度終わった後だった。
薫はちょっといい着物に着替えて洗濯場へやって来た。
そこで自分の道着を洗おうと順番待ちしていた弥彦に
「あー、汗かいたわ。弥彦、私の道着とサラシ、洗っておいてね。」
と言って縁側にどさっとそれらを置いた。
「あ?何言ってんだこのブス!自分で洗えっつーの。」
「何よ、剣心は私とこれから出・か・け・る・の。何でもやるっていうから今日はいつもより多く稽古をつけてくれって言ったのはどこのどいつよ!」
大きなタライですでに他の洗濯をしていた剣心が眉毛を下げて薫を諭す。
「まあまあ薫殿、薫殿のは拙者が洗うでござるから。今日は操殿も手伝ってくれたでござるからこっちはあと干すだけでござるよ。」
そこへ左之助が昼飯の気配を嗅ぎつけてかふらりと現れた。
「丁度昼飯前の外出か・・。てことはどこかで美味いもんを二人で食おうっていう腹か。よっしゃ、俺もついてくぜ。」
「何だよ、そうなのか。じゃ、俺も行きてぇ!」
と、弥彦も左之助に右へならへとばかりに叫んだ。
「違うわよ!ご飯は家で食べていくわよ。味噌を買うついでに、ちょ、ちょっと剣心に見てもらいたいリボンがあったからついてきてもらおうと思っただけよ。」
やっと出稽古がない日が出来たのだ。
前々から剣心にリボンを一緒に見てもらおうと思っていた薫はお邪魔虫が二人について来られてたまるかと思った。
だが左之助は、
「なんだ、じゃあ昼寝の方がまだましだな。」
っとあっさり同行を拒否した。
それはそれでムカッと来たと薫は左之助に対し目を三角にすると横で操が、
「いいな~薫さん。私も蒼紫様にリボン買ってもらいたいなー。」
とため息をついて空を仰いだ。
「無理無理、蒼紫が女に何かを買ってやるなんて想像つかねぇぜ。」
操の言葉に弥彦は肩をすくめて首を振った。
「なんですって!」
キッとなった操の後ろから左之助がぼそっと情報を漏らした。
「そういう弥彦は赤べこの小娘の為に金溜めてるらしいからな。」
「さ、左之助!(黙ってろって言ったじゃねぇか!)」
「へ~!弥彦がねぇー。」
薫は感心して弥彦を見た。
「う、うるせい!」
真っ赤になった弥彦を皆でつついてワイワイやっていた所にいつのまにかそこに来ていた蒼紫が、
「頃合いだ。」
と言った。
「え?」
何が頃合いなのか、弥彦と燕がくっつくのが蒼紫の物差しでは頃合いということなのか、若過ぎないかとか、そんな事が剣心、恵、左之助の脳裏によぎった。
弥彦と操はいきなりそう言われても何のことかわからなかった。
ともかくそれぞれ同じ表情で声の主の方へ一斉に顔を向けた。
薫はちょっといい着物に着替えて洗濯場へやって来た。
そこで自分の道着を洗おうと順番待ちしていた弥彦に
「あー、汗かいたわ。弥彦、私の道着とサラシ、洗っておいてね。」
と言って縁側にどさっとそれらを置いた。
「あ?何言ってんだこのブス!自分で洗えっつーの。」
「何よ、剣心は私とこれから出・か・け・る・の。何でもやるっていうから今日はいつもより多く稽古をつけてくれって言ったのはどこのどいつよ!」
大きなタライですでに他の洗濯をしていた剣心が眉毛を下げて薫を諭す。
「まあまあ薫殿、薫殿のは拙者が洗うでござるから。今日は操殿も手伝ってくれたでござるからこっちはあと干すだけでござるよ。」
そこへ左之助が昼飯の気配を嗅ぎつけてかふらりと現れた。
「丁度昼飯前の外出か・・。てことはどこかで美味いもんを二人で食おうっていう腹か。よっしゃ、俺もついてくぜ。」
「何だよ、そうなのか。じゃ、俺も行きてぇ!」
と、弥彦も左之助に右へならへとばかりに叫んだ。
「違うわよ!ご飯は家で食べていくわよ。味噌を買うついでに、ちょ、ちょっと剣心に見てもらいたいリボンがあったからついてきてもらおうと思っただけよ。」
やっと出稽古がない日が出来たのだ。
前々から剣心にリボンを一緒に見てもらおうと思っていた薫はお邪魔虫が二人について来られてたまるかと思った。
だが左之助は、
「なんだ、じゃあ昼寝の方がまだましだな。」
っとあっさり同行を拒否した。
それはそれでムカッと来たと薫は左之助に対し目を三角にすると横で操が、
「いいな~薫さん。私も蒼紫様にリボン買ってもらいたいなー。」
とため息をついて空を仰いだ。
「無理無理、蒼紫が女に何かを買ってやるなんて想像つかねぇぜ。」
操の言葉に弥彦は肩をすくめて首を振った。
「なんですって!」
キッとなった操の後ろから左之助がぼそっと情報を漏らした。
「そういう弥彦は赤べこの小娘の為に金溜めてるらしいからな。」
「さ、左之助!(黙ってろって言ったじゃねぇか!)」
「へ~!弥彦がねぇー。」
薫は感心して弥彦を見た。
「う、うるせい!」
真っ赤になった弥彦を皆でつついてワイワイやっていた所にいつのまにかそこに来ていた蒼紫が、
「頃合いだ。」
と言った。
「え?」
何が頃合いなのか、弥彦と燕がくっつくのが蒼紫の物差しでは頃合いということなのか、若過ぎないかとか、そんな事が剣心、恵、左之助の脳裏によぎった。
弥彦と操はいきなりそう言われても何のことかわからなかった。
ともかくそれぞれ同じ表情で声の主の方へ一斉に顔を向けた。