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174.会津へ (海軍少尉・夢主・海軍卿・弥彦・薫・剣心・ごうつくばばあ・署長・鯨波)
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「はいやっ!」
山本海軍少尉は武尊を自分の後ろに乗せ道を駆けた。
武尊はなんでこんなに飛ばすんだと、揺れる鞍の上で振り落とされないように少尉に必死にしがみついているわけだがそのしがみつく感触が山本少尉にとってかなり違和感があった。
(こいつ・・女・・か?)
今更ながら武尊の性別に疑問を持った。
男が女に勝負で負けたら男のコケンに関わると山本少尉はその疑問を飲み込んだ。
やがて馬が止まったので武尊はすぐさま下りて少尉に文句を言った。
「何考えてるんだ!街中をあんなスピードで駆けるなんて危ないじゃないか!」
言ってしまってから武尊は【スピード】という言葉を使ってしまったと焦って少尉から視線をそらすと、そこには
【海軍省】
と書かれた看板がバーンと目に入った。
海軍省といえば海軍のトップがいる所。
警視総監の川路はよく陸軍省へ行っていたようだが普通の人間は入れないような場所だ。
「海軍省?山本少尉は海軍兵学校所属と言っていたのでは?」
海軍兵学校ならば場所は築地、しかしここは霞が関のど真ん中だ。
武尊は驚いて少尉に尋ねた。
少尉は先程の武尊の聞き取れなかった言葉は自分が聞き漏らしたのだと思い、そこは突っ込まないで武尊の質問に答えた。
「私に特命を与えた人物と会いたいと言ったのは土岐殿ではないか。まあ、彼は忙しいので会えるかどうかは分からないが・・とにかくついて来い。」
山本少尉は馬を引きながら武尊を連れて門を通った。
武尊は馬屋の前で待っていると少尉が帰って来て面会の時間が取れたぞと言ったので武尊がついて行くとそこは何と海軍卿の部屋であった。
(え~、こういう偉い人って会うの苦手だなぁ・・。)
物凄く気乗りはしなかったが言いだしっぺは自分だし、もう後には引けない。
いったいどんな人がいるんだろうと部屋に入ると山本少尉と一緒に部屋へ入った。
明治政府の役人に流行りのもじゃもじゃ髭もない、すっきりした顔立ちの男。
髭がないだけでも武尊には好印象だった。
(軍のトップでも山縣有朋とはずいぶん印象が違うな・・。)
自分でも何考えてるんだろうと思いながら海軍卿の机の前に立った。
山本海軍少尉は武尊を自分の後ろに乗せ道を駆けた。
武尊はなんでこんなに飛ばすんだと、揺れる鞍の上で振り落とされないように少尉に必死にしがみついているわけだがそのしがみつく感触が山本少尉にとってかなり違和感があった。
(こいつ・・女・・か?)
今更ながら武尊の性別に疑問を持った。
男が女に勝負で負けたら男のコケンに関わると山本少尉はその疑問を飲み込んだ。
やがて馬が止まったので武尊はすぐさま下りて少尉に文句を言った。
「何考えてるんだ!街中をあんなスピードで駆けるなんて危ないじゃないか!」
言ってしまってから武尊は【スピード】という言葉を使ってしまったと焦って少尉から視線をそらすと、そこには
【海軍省】
と書かれた看板がバーンと目に入った。
海軍省といえば海軍のトップがいる所。
警視総監の川路はよく陸軍省へ行っていたようだが普通の人間は入れないような場所だ。
「海軍省?山本少尉は海軍兵学校所属と言っていたのでは?」
海軍兵学校ならば場所は築地、しかしここは霞が関のど真ん中だ。
武尊は驚いて少尉に尋ねた。
少尉は先程の武尊の聞き取れなかった言葉は自分が聞き漏らしたのだと思い、そこは突っ込まないで武尊の質問に答えた。
「私に特命を与えた人物と会いたいと言ったのは土岐殿ではないか。まあ、彼は忙しいので会えるかどうかは分からないが・・とにかくついて来い。」
山本少尉は馬を引きながら武尊を連れて門を通った。
武尊は馬屋の前で待っていると少尉が帰って来て面会の時間が取れたぞと言ったので武尊がついて行くとそこは何と海軍卿の部屋であった。
(え~、こういう偉い人って会うの苦手だなぁ・・。)
物凄く気乗りはしなかったが言いだしっぺは自分だし、もう後には引けない。
いったいどんな人がいるんだろうと部屋に入ると山本少尉と一緒に部屋へ入った。
明治政府の役人に流行りのもじゃもじゃ髭もない、すっきりした顔立ちの男。
髭がないだけでも武尊には好印象だった。
(軍のトップでも山縣有朋とはずいぶん印象が違うな・・。)
自分でも何考えてるんだろうと思いながら海軍卿の机の前に立った。