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200.早馬 (夢主・蒼紫・剣心・薫・山本少尉)
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一汁一菜に香物の朝餉。
蒼紫はなるべく早く出かけると言うので武尊もついでに出来たてを台所の隅で蒼紫と一緒に朝餉を頂いた。
昨晩に比べれば・・いや、比べ物にならない今朝の朝餉。
(おいしい・・。)
臓腑にしみわたるとはまさにこのことだと武尊は蒼紫の調理スキルに舌を三重ぐらいに巻いた。
(忍者の御頭って調理スキルもいるわけ?)
なんて本気で考えてしまうほどだ。
そんな時またもや朝から洗濯をしている剣心が台所へ巡回にやって来た時、蒼紫は朝餉が出来ていることと、出かけることを剣心に伝えた。
「蒼紫、武尊、朝餉をありがとうでござるよ。薫殿も大助かりでござる。最近は出稽古が続いていたでござるから薫殿には有り難い事でござる。」
と、礼を言うと洗濯物が入った桶を持って出て行った。
(これからの季節、洗濯大変だろうな。特に汗かいた道着なんて分厚いし・・。)
そんな事を思いながら武尊は剣心が出ていくのを見た。
朝餉が終わって部屋蒼紫が出かけるまでの間も、武尊も蒼紫も昨晩の事には触れなかった。
蒼紫がマントをひるがえして出ていくのを見送った後、武尊は部屋に一人となった。
朝、日の光が当たりだすと急に暖かくなってくるのと相まって非常に寝不足な武尊は眠くなってきた。
「だめだ・・この眠気には勝てないや・・。」
さきほどの話では今日は出稽古なしということだから剣心も薫も出かけないという事がわかり、昨晩薬を奪回出来て本当に良かったと安心したのも眠気を倍増させる原因だった。
(この達成感・・たまらなく満足・・。)
武尊はたたんだ布団にもたれかかるとそのまま眠りに落ちていった。
いつもの神谷道場の日課。
午前中は薫はたいてい弥彦に稽古をつける。
剣心が稽古の途中で度々道場を抜けることはある事で、それが糠漬けの糠床をかきまぜに行ったり掃除だったりするわけだ。
母屋をあちこちを雑巾がけしていた剣心はふと手を止めた。
武尊のいる部屋の前だった。
「・・武尊。」
今日は見張りの蒼紫はいない。何をしているのかと思い障子を開いた。
蒼紫はなるべく早く出かけると言うので武尊もついでに出来たてを台所の隅で蒼紫と一緒に朝餉を頂いた。
昨晩に比べれば・・いや、比べ物にならない今朝の朝餉。
(おいしい・・。)
臓腑にしみわたるとはまさにこのことだと武尊は蒼紫の調理スキルに舌を三重ぐらいに巻いた。
(忍者の御頭って調理スキルもいるわけ?)
なんて本気で考えてしまうほどだ。
そんな時またもや朝から洗濯をしている剣心が台所へ巡回にやって来た時、蒼紫は朝餉が出来ていることと、出かけることを剣心に伝えた。
「蒼紫、武尊、朝餉をありがとうでござるよ。薫殿も大助かりでござる。最近は出稽古が続いていたでござるから薫殿には有り難い事でござる。」
と、礼を言うと洗濯物が入った桶を持って出て行った。
(これからの季節、洗濯大変だろうな。特に汗かいた道着なんて分厚いし・・。)
そんな事を思いながら武尊は剣心が出ていくのを見た。
朝餉が終わって部屋蒼紫が出かけるまでの間も、武尊も蒼紫も昨晩の事には触れなかった。
蒼紫がマントをひるがえして出ていくのを見送った後、武尊は部屋に一人となった。
朝、日の光が当たりだすと急に暖かくなってくるのと相まって非常に寝不足な武尊は眠くなってきた。
「だめだ・・この眠気には勝てないや・・。」
さきほどの話では今日は出稽古なしということだから剣心も薫も出かけないという事がわかり、昨晩薬を奪回出来て本当に良かったと安心したのも眠気を倍増させる原因だった。
(この達成感・・たまらなく満足・・。)
武尊はたたんだ布団にもたれかかるとそのまま眠りに落ちていった。
いつもの神谷道場の日課。
午前中は薫はたいてい弥彦に稽古をつける。
剣心が稽古の途中で度々道場を抜けることはある事で、それが糠漬けの糠床をかきまぜに行ったり掃除だったりするわけだ。
母屋をあちこちを雑巾がけしていた剣心はふと手を止めた。
武尊のいる部屋の前だった。
「・・武尊。」
今日は見張りの蒼紫はいない。何をしているのかと思い障子を開いた。