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199.夜のお茶の誘い (夢主・蒼紫・薫・剣心)
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団子を食べ、蒼紫に碁を教わっている武尊。
やがて日が暮れ、蒼紫が行燈に灯りを点けても尚腕を組んで碁盤を見つめる武尊がいた。
蒼紫の白石がパチンと置かれると武尊が情けない声を出した。
「あ、ああ~~そこは・・やられた!」
ガクリとする武尊に蒼紫は楽しそうだった。
「もー・・
武尊が何か言おうとしたら部屋の障子が開いた。
武尊は碁に集中していてすっかり気がつかなかったが剣心がそこに立っており、
「遅くなったでござるが、蒼紫、武尊、夕餉でござるよ。今日は帰りが少々遅くなった故たいしたものではござらんが、ささっ、行くでござる。」
と言った。
(え、もうそんなに時間が経っていたの?!)
と、武尊は驚いたがそれ以上に『ん?』と思ったのは剣心の言葉に蒼紫の顔色が一瞬曇ったことだった。
(なんだろ?・・でももういつもの顔だし、気のせいかな?)
蒼紫は武尊が自分の顔を見ている事に気がついて、
「・・夕餉だ武尊、馳走になろう。」
と、立ち上がった。
蒼紫の言葉には重苦しい感じがすると思いつつも武尊は、
「うん・・行って御馳走になろうか。」
と返事をした。
御団子だけではやっぱりお腹がすく。
武尊は剣心が同席なのは嫌だなぁと思いながらも夕餉にはどんなものがでるのだろうと楽しみにしながら蒼紫の後について廊下を歩いた。
ついた部屋には御膳が四人分あった。
やっぱり剣心は同席かと、武尊はため息をつくが彼はこの家に住んでいるならばそれは当然だと諦めて席へ着いた。
「沢山食べて下さいね四乃森さん、武尊さん。」
と薫が御飯をてんこ盛りに盛ってくれたお茶碗をそれぞれに手渡した。
御飯に沢庵、ワカメの味噌汁に豆の煮物のようなものが本日の夕餉のようだと武尊はいただきますと合掌した。
まず、御味噌汁を・・と武尊が一口、口をつけた時、
「!?」
と、目をぱちくりさせた。
一瞬何が起こったか武尊は理解出来なかった。
二、三秒固まって武尊はそれが何だったかを理解した。
(しょっ・・しょっぱー!?塩辛すぎ!これって味噌汁だよね!?)
武尊は口元へ持って行ってた御椀を下げ味噌汁をじっと見つめた。
「お・・お口に合わなかったかしら、ごめんなさい。」
薫は武尊の様子にやっぱり自分の料理は下手なんだと内心がっくりきた。
「いえ、、関東は味が濃いと聞いてますので・・。」
と勝手に口から言葉が出たが武尊は、
(真夏に訓練して大汗かいた後の塩分補給だとしてもこんなの全部飲んだら死ぬよ・・きっと・・。)
と、それ以上口をつけることが出来なかった。
剣心は武尊がそんなことを思っているのを知ってか知らいでか、
「いやいや、薫殿の手料理は少しくせが強いと思うかもしれぬでござるが慣れれば結構いけるでござるよ。」
と、にこやかに問題の味噌汁をすすっていた。
先ほどの雰囲気からこの二人のゴールも近いと思うも、このような食生活では剣心は闘いによって死ぬよりも塩分過多の高血圧で脳の血管が破裂して死ぬほうが早いのではないかと武尊は想像した。
醤油を飲むこととさほど変わりないと思うほどの味噌汁に心の中で何度も首をかしげながら武尊はつながっている沢庵をおかずに御飯を食べた。
そして食べながら蒼紫をちらりと見た。
やはり蒼紫も味噌汁には手をつけず、米と沢庵、そして豆に少し手をつけていただけだった。
豆は固く、逆に味がなかった。
武尊はなぜ蒼紫が今朝台所に立ったのか理解した。
(その気持ち分るよ蒼紫・・私でもこれは無理だって思うもの。)
と、思う反面お世話になっている身で申し訳ないと思いつつ・・武尊は味噌汁を残してごちそうさまをした。
やがて日が暮れ、蒼紫が行燈に灯りを点けても尚腕を組んで碁盤を見つめる武尊がいた。
蒼紫の白石がパチンと置かれると武尊が情けない声を出した。
「あ、ああ~~そこは・・やられた!」
ガクリとする武尊に蒼紫は楽しそうだった。
「もー・・
武尊が何か言おうとしたら部屋の障子が開いた。
武尊は碁に集中していてすっかり気がつかなかったが剣心がそこに立っており、
「遅くなったでござるが、蒼紫、武尊、夕餉でござるよ。今日は帰りが少々遅くなった故たいしたものではござらんが、ささっ、行くでござる。」
と言った。
(え、もうそんなに時間が経っていたの?!)
と、武尊は驚いたがそれ以上に『ん?』と思ったのは剣心の言葉に蒼紫の顔色が一瞬曇ったことだった。
(なんだろ?・・でももういつもの顔だし、気のせいかな?)
蒼紫は武尊が自分の顔を見ている事に気がついて、
「・・夕餉だ武尊、馳走になろう。」
と、立ち上がった。
蒼紫の言葉には重苦しい感じがすると思いつつも武尊は、
「うん・・行って御馳走になろうか。」
と返事をした。
御団子だけではやっぱりお腹がすく。
武尊は剣心が同席なのは嫌だなぁと思いながらも夕餉にはどんなものがでるのだろうと楽しみにしながら蒼紫の後について廊下を歩いた。
ついた部屋には御膳が四人分あった。
やっぱり剣心は同席かと、武尊はため息をつくが彼はこの家に住んでいるならばそれは当然だと諦めて席へ着いた。
「沢山食べて下さいね四乃森さん、武尊さん。」
と薫が御飯をてんこ盛りに盛ってくれたお茶碗をそれぞれに手渡した。
御飯に沢庵、ワカメの味噌汁に豆の煮物のようなものが本日の夕餉のようだと武尊はいただきますと合掌した。
まず、御味噌汁を・・と武尊が一口、口をつけた時、
「!?」
と、目をぱちくりさせた。
一瞬何が起こったか武尊は理解出来なかった。
二、三秒固まって武尊はそれが何だったかを理解した。
(しょっ・・しょっぱー!?塩辛すぎ!これって味噌汁だよね!?)
武尊は口元へ持って行ってた御椀を下げ味噌汁をじっと見つめた。
「お・・お口に合わなかったかしら、ごめんなさい。」
薫は武尊の様子にやっぱり自分の料理は下手なんだと内心がっくりきた。
「いえ、、関東は味が濃いと聞いてますので・・。」
と勝手に口から言葉が出たが武尊は、
(真夏に訓練して大汗かいた後の塩分補給だとしてもこんなの全部飲んだら死ぬよ・・きっと・・。)
と、それ以上口をつけることが出来なかった。
剣心は武尊がそんなことを思っているのを知ってか知らいでか、
「いやいや、薫殿の手料理は少しくせが強いと思うかもしれぬでござるが慣れれば結構いけるでござるよ。」
と、にこやかに問題の味噌汁をすすっていた。
先ほどの雰囲気からこの二人のゴールも近いと思うも、このような食生活では剣心は闘いによって死ぬよりも塩分過多の高血圧で脳の血管が破裂して死ぬほうが早いのではないかと武尊は想像した。
醤油を飲むこととさほど変わりないと思うほどの味噌汁に心の中で何度も首をかしげながら武尊はつながっている沢庵をおかずに御飯を食べた。
そして食べながら蒼紫をちらりと見た。
やはり蒼紫も味噌汁には手をつけず、米と沢庵、そして豆に少し手をつけていただけだった。
豆は固く、逆に味がなかった。
武尊はなぜ蒼紫が今朝台所に立ったのか理解した。
(その気持ち分るよ蒼紫・・私でもこれは無理だって思うもの。)
と、思う反面お世話になっている身で申し訳ないと思いつつ・・武尊は味噌汁を残してごちそうさまをした。