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199.夜のお茶の誘い (夢主・蒼紫・薫・剣心)
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会津から戻って来た時よりも一日に歩いた距離は格段に少ないのにドッシリ疲れた武尊は部屋に戻るなり、
「疲れた~ァ。」
と、畳に寝転がり伸びをした。
斎藤の前ではこんなだらしのない姿は見せたくないと思う武尊であるが蒼紫に対してはむしろ見てくれといわんばかりに堂々とやる。
(こんなにだらしないんだから早く嫌いになってくれればいいのに。)
嫌いになれと言うのは友に対して失礼な言い方だと武尊は慌てて脳内で訂正するが、そこまで言わなくてもせめてラブな気持ちが冷めてくれればいいのに、そして蒼紫の目が操ちゃんに向けばいいのに、と思う武尊である。
「疲れたならば団子でも食べるか?ついでに水か茶も持ってこよう。」
蒼紫はそう言うと部屋を出て行った。
武尊はいつも気を使ってくれる蒼紫に申し訳ないと思いながらまだ寝転がって天井を見ていた。
「本当に疲れた。最後のダッシュがきいたかな。あ・・夕飯今日はどうするんだろ。」
武尊は昨日まで宿で食べたり通りすがりの飯処で御飯を食べていたので食事の準備に関してすっかり気にしてなかったのだ。
「何か買ってくればよかったかなぁ。それとも神谷薫が作るんだろうか?藤田家みたいに何もしないでいいのかな・・朝みたいに何か作ったほうがいいのかな・・でももうじき二人とも戻って来るだろうし・・。」
ブツブツいいながら武尊は上半身を起こして部屋をぐるりと見回した。
そしてなんとなく床の間の違い棚の下の扉を開けてみるとそこには碁盤と碁石セットが入っていた。
「うわ、碁(ご)だ!」
思わず片方の蓋をあけて手を突っ込んでじゃらじゃらいわしていたら蒼紫が帰って来た。
「碁か。」
「うん、そこに入ってたの。」
「武尊は碁が出来るのか?」
「ううん、ぜんぜん。」
武尊は軽く笑いながら首を振った。
「ならば少しやってみるか、約束事さえ覚えれば難しいことはない。」
「うーん・・。」
どうせ食べる事以外特にやることがない今の状況。
暇をもてあそんでぼーっとするよりずっといいと思った武尊は、
「じゃ、ちょっとだけ。」
と答えるもその顔に好奇心があふれているのを見てとった蒼紫はフッと笑い、
「その前に団子だな。腹が減っては戦が出来ぬというからな。」
と、運んできた盆を置き団子の包をほどいた。
「蒼紫は碁は強いの?」
武尊が何気なく聞くと、
「たしなむ程度だ。」
と答え団子の串を武尊に差し出した。
「疲れた~ァ。」
と、畳に寝転がり伸びをした。
斎藤の前ではこんなだらしのない姿は見せたくないと思う武尊であるが蒼紫に対してはむしろ見てくれといわんばかりに堂々とやる。
(こんなにだらしないんだから早く嫌いになってくれればいいのに。)
嫌いになれと言うのは友に対して失礼な言い方だと武尊は慌てて脳内で訂正するが、そこまで言わなくてもせめてラブな気持ちが冷めてくれればいいのに、そして蒼紫の目が操ちゃんに向けばいいのに、と思う武尊である。
「疲れたならば団子でも食べるか?ついでに水か茶も持ってこよう。」
蒼紫はそう言うと部屋を出て行った。
武尊はいつも気を使ってくれる蒼紫に申し訳ないと思いながらまだ寝転がって天井を見ていた。
「本当に疲れた。最後のダッシュがきいたかな。あ・・夕飯今日はどうするんだろ。」
武尊は昨日まで宿で食べたり通りすがりの飯処で御飯を食べていたので食事の準備に関してすっかり気にしてなかったのだ。
「何か買ってくればよかったかなぁ。それとも神谷薫が作るんだろうか?藤田家みたいに何もしないでいいのかな・・朝みたいに何か作ったほうがいいのかな・・でももうじき二人とも戻って来るだろうし・・。」
ブツブツいいながら武尊は上半身を起こして部屋をぐるりと見回した。
そしてなんとなく床の間の違い棚の下の扉を開けてみるとそこには碁盤と碁石セットが入っていた。
「うわ、碁(ご)だ!」
思わず片方の蓋をあけて手を突っ込んでじゃらじゃらいわしていたら蒼紫が帰って来た。
「碁か。」
「うん、そこに入ってたの。」
「武尊は碁が出来るのか?」
「ううん、ぜんぜん。」
武尊は軽く笑いながら首を振った。
「ならば少しやってみるか、約束事さえ覚えれば難しいことはない。」
「うーん・・。」
どうせ食べる事以外特にやることがない今の状況。
暇をもてあそんでぼーっとするよりずっといいと思った武尊は、
「じゃ、ちょっとだけ。」
と答えるもその顔に好奇心があふれているのを見てとった蒼紫はフッと笑い、
「その前に団子だな。腹が減っては戦が出来ぬというからな。」
と、運んできた盆を置き団子の包をほどいた。
「蒼紫は碁は強いの?」
武尊が何気なく聞くと、
「たしなむ程度だ。」
と答え団子の串を武尊に差し出した。