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163.山の季節 (操・弥彦・蒼紫・かふぇおじさん・夢主・薫・剣心)
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「ただいまー。ごめん、ちょっと帰って来るの遅くなっちゃった。夕飯食べた?操ちゃん。」
薫と剣心が帰って来たのは日が落ちた後だった。
味噌を買って、リボンを見て(薫の計画では剣心に選んでもらったものを買う予定だった。)帰ってくれば十分日が落ちる前に帰ってこれるはずだった。
だが薫は操の言葉を思い出し、それを剣心に言うと剣心も同じことを考えていてリボンの代わりに京都へ帰る操に持たせるお土産を買いに少し遠くまで足を延ばしていた為に遅くなったのであった。
「薫さん遅い遅い~、遅いよ~ぉ。御飯は蒼・・・じゃなくて私が作っておいたから食べてね。」
「おお!そうであるか、かたじけないでござるな操殿。早速頂くでござるよ。」
と、剣心はにっこり笑ってそういった。
「わかった、じゃあすぐに用意するね。」
と、操は台所へ飛んでった。
「操ちゃん!そんなに急がなくても・・ってもういないわ。」
薫はとりあえず自室に戻って持って帰ってきた風呂敷袋を置いてすぐに大部屋へ行った。
「さ、二人とも食べて!」
そう言って出されたのは御飯と御味噌汁と出汁巻卵と香の物。
中でもだし巻き卵は絶品であり、薫も剣心も絶賛した。
「美味しい!」
「本当に美味しいでござるな。いつもはお転婆でもさすが葵屋の娘でござるな。」
操はお転婆という言葉に反応したかったが実はだし巻き卵をつくったのは蒼紫で『俺が手を出した事は黙っていろ。』と言われている手前黙るしかなかったのであった。
「そ・・そう?よかった。」
はははと操が誤魔化し笑いをしていると、剣心はにっこり顔のまま、いつもの剣心節で薫の料理を暴露した。
「薫殿にはここまでいいものは期待しないでござるが真っ黒な玉子焼きは勘弁でござるよ。」
「わ、悪かったわね!卵があんなに早く焼けるなんて思ってなかっただけよ。操ちゃん、後で作り方教えてね。」
「か・・薫さん。まずお出汁の取り方からで・・いい?」
と、操は蒼紫に言われた事をそのまま薫に伝えた。
「出汁?そんなのいつものやり方でいいんじゃない?」
薫はきょとんとしてそう言った。
「薫殿・・・。」
剣心は複雑な表情でそう呟くと、静かに味噌汁をすするのであった。
薫と剣心が帰って来たのは日が落ちた後だった。
味噌を買って、リボンを見て(薫の計画では剣心に選んでもらったものを買う予定だった。)帰ってくれば十分日が落ちる前に帰ってこれるはずだった。
だが薫は操の言葉を思い出し、それを剣心に言うと剣心も同じことを考えていてリボンの代わりに京都へ帰る操に持たせるお土産を買いに少し遠くまで足を延ばしていた為に遅くなったのであった。
「薫さん遅い遅い~、遅いよ~ぉ。御飯は蒼・・・じゃなくて私が作っておいたから食べてね。」
「おお!そうであるか、かたじけないでござるな操殿。早速頂くでござるよ。」
と、剣心はにっこり笑ってそういった。
「わかった、じゃあすぐに用意するね。」
と、操は台所へ飛んでった。
「操ちゃん!そんなに急がなくても・・ってもういないわ。」
薫はとりあえず自室に戻って持って帰ってきた風呂敷袋を置いてすぐに大部屋へ行った。
「さ、二人とも食べて!」
そう言って出されたのは御飯と御味噌汁と出汁巻卵と香の物。
中でもだし巻き卵は絶品であり、薫も剣心も絶賛した。
「美味しい!」
「本当に美味しいでござるな。いつもはお転婆でもさすが葵屋の娘でござるな。」
操はお転婆という言葉に反応したかったが実はだし巻き卵をつくったのは蒼紫で『俺が手を出した事は黙っていろ。』と言われている手前黙るしかなかったのであった。
「そ・・そう?よかった。」
はははと操が誤魔化し笑いをしていると、剣心はにっこり顔のまま、いつもの剣心節で薫の料理を暴露した。
「薫殿にはここまでいいものは期待しないでござるが真っ黒な玉子焼きは勘弁でござるよ。」
「わ、悪かったわね!卵があんなに早く焼けるなんて思ってなかっただけよ。操ちゃん、後で作り方教えてね。」
「か・・薫さん。まずお出汁の取り方からで・・いい?」
と、操は蒼紫に言われた事をそのまま薫に伝えた。
「出汁?そんなのいつものやり方でいいんじゃない?」
薫はきょとんとしてそう言った。
「薫殿・・・。」
剣心は複雑な表情でそう呟くと、静かに味噌汁をすするのであった。