※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
194.弥彦の挑戦状 (薫・弥彦・剣心・蒼紫・夢主)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
昨晩、出歯亀一号となって蒼紫と武尊の部屋を覗きに行った薫は戻って来てから寝付けなかった。
(わ、私でさえ剣心と一緒の部屋で寝たことないのに。)
二人だけの京都への旅路の最中は普段と違って互いの距離が近くなったと思っていたが、帰って来てからは今までと変わらない毎日。
いったい大人の男と女が一緒の部屋で寝るとどんなことになるのか妄想を膨らませて覗きに行ったのはよかったが、つまらないほど何もなく寝ていた二人にがっかりして部屋に戻ったのだった。
しかし部屋に戻ってからは自分の将来、そう、剣心と自分のことについて考えると眠れない薫だった。
(剣心は・・巴さんのお墓の前で巴さんに『さよなら』を言って私の手を取ってくれた・・だからずっとここにいてくれると思うけど・・。)
左之助や弥彦が道場からいなくなって二人きりの生活になったというのに特に今までと変わらない。
いったいいつになったら夫婦(めおと)になれるのかな、と考え薫はハッとして布団の中で顔を赤くした。
(もう、私ったら何考えてるのかしら。剣心だってそんなに急に・・急に・・急に・・。)
なにやら勝手な想像が堂々巡りをしてすっかり寝坊をした薫であった。
「・・九千九百九十九、一万!よしゃ、朝飯前の腕振り交叉終わり!」
道場で活心流腕振り一万回を終わらせた弥彦が汗を拭きに井戸へやって来た。
「弥彦、頑張ってるでござるな。」
「たりめーだ。」
自分は一日も早く剣心や左之助の背中に追いつくんだと弥彦は濡れた手ぬぐいを顔に当てた。
そこへ薫が目をこすりながら登場。
「剣心おはよぅ。」
「おはようでござるよ薫殿。」
いつもの穏やかで優しい剣心の声。
だが薫の姿を見て弥彦が叫んだ。
「あー!今頃起きてきたのか?朝飯はどうしたんだよ!さては昨日の覗きで変な事考えて寝れなかったんだろ!ったく困った師範代だぜ。」
「なっ・・そういう弥彦だって覗きに行ってたじゃない!」
寝ぼけ気分を一掃する弥彦の言葉に薫はムキになった。
「おう!行ったけど何もなくてつまんなかったぜ!あいつが女ってのも何か気のせいだった気がするぜ。」
「何よ昨晩ここで悲鳴あげてたくせに!」
「あ、あれはあいつが来てるってしらなかったから・・。」
苦し紛れに言い訳する弥彦に剣心が二人の間に入って言った。
「まあまあ、二人ともここは落ち着くでござるよ。拙者も洗濯が終わったし朝餉を頂くでござる。」
「お、さすが剣心!洗濯の前に飯も作ったのか!」
「いやいや、朝餉を作っているのは拙者じゃなく蒼紫と武尊でござる。」
「「ええっー!」」
まさかあの四乃森蒼紫が、そしてあの無愛想な武尊が朝餉を作っていると聞き薫も弥彦も度胆を抜かれた。
「大丈夫なのかよ、そいつらの作ったもの。まさか昨日の秘密を知られたとかで俺達を・・。」
ゴクリと唾を飲み込む弥彦だった。
「それに・・蒼紫さんって料理出来る人なの?」
薫はとてもじゃないが想像出来ないと首を振った。
「普通の人はやろうと思えばそれくらい出来るでござるよ。いつまでたっても出来ないのは薫殿ぐらいで・・。」
(わ、私でさえ剣心と一緒の部屋で寝たことないのに。)
二人だけの京都への旅路の最中は普段と違って互いの距離が近くなったと思っていたが、帰って来てからは今までと変わらない毎日。
いったい大人の男と女が一緒の部屋で寝るとどんなことになるのか妄想を膨らませて覗きに行ったのはよかったが、つまらないほど何もなく寝ていた二人にがっかりして部屋に戻ったのだった。
しかし部屋に戻ってからは自分の将来、そう、剣心と自分のことについて考えると眠れない薫だった。
(剣心は・・巴さんのお墓の前で巴さんに『さよなら』を言って私の手を取ってくれた・・だからずっとここにいてくれると思うけど・・。)
左之助や弥彦が道場からいなくなって二人きりの生活になったというのに特に今までと変わらない。
いったいいつになったら夫婦(めおと)になれるのかな、と考え薫はハッとして布団の中で顔を赤くした。
(もう、私ったら何考えてるのかしら。剣心だってそんなに急に・・急に・・急に・・。)
なにやら勝手な想像が堂々巡りをしてすっかり寝坊をした薫であった。
「・・九千九百九十九、一万!よしゃ、朝飯前の腕振り交叉終わり!」
道場で活心流腕振り一万回を終わらせた弥彦が汗を拭きに井戸へやって来た。
「弥彦、頑張ってるでござるな。」
「たりめーだ。」
自分は一日も早く剣心や左之助の背中に追いつくんだと弥彦は濡れた手ぬぐいを顔に当てた。
そこへ薫が目をこすりながら登場。
「剣心おはよぅ。」
「おはようでござるよ薫殿。」
いつもの穏やかで優しい剣心の声。
だが薫の姿を見て弥彦が叫んだ。
「あー!今頃起きてきたのか?朝飯はどうしたんだよ!さては昨日の覗きで変な事考えて寝れなかったんだろ!ったく困った師範代だぜ。」
「なっ・・そういう弥彦だって覗きに行ってたじゃない!」
寝ぼけ気分を一掃する弥彦の言葉に薫はムキになった。
「おう!行ったけど何もなくてつまんなかったぜ!あいつが女ってのも何か気のせいだった気がするぜ。」
「何よ昨晩ここで悲鳴あげてたくせに!」
「あ、あれはあいつが来てるってしらなかったから・・。」
苦し紛れに言い訳する弥彦に剣心が二人の間に入って言った。
「まあまあ、二人ともここは落ち着くでござるよ。拙者も洗濯が終わったし朝餉を頂くでござる。」
「お、さすが剣心!洗濯の前に飯も作ったのか!」
「いやいや、朝餉を作っているのは拙者じゃなく蒼紫と武尊でござる。」
「「ええっー!」」
まさかあの四乃森蒼紫が、そしてあの無愛想な武尊が朝餉を作っていると聞き薫も弥彦も度胆を抜かれた。
「大丈夫なのかよ、そいつらの作ったもの。まさか昨日の秘密を知られたとかで俺達を・・。」
ゴクリと唾を飲み込む弥彦だった。
「それに・・蒼紫さんって料理出来る人なの?」
薫はとてもじゃないが想像出来ないと首を振った。
「普通の人はやろうと思えばそれくらい出来るでござるよ。いつまでたっても出来ないのは薫殿ぐらいで・・。」