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193.奇病持ちと嫌な男 (薫・弥彦・剣心・蒼紫・夢主)
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「こ・・こ・・この・・。」
弥彦の発言に薫の拳が震える。
「おろ?!」
かつてないエネルギーを薫から感じ剣心は一歩退いた。
陸蒸気のように湯気が薫の頭から吹きあがるが如く、
「このエロガキーがっー!」
顔を真っ赤にし激怒した薫は沈黙を破り右フックを弥彦にかましぶっ飛ばした。
(普段いったい何見てんのよ、弥彦のバカ!)
剣心の前で何て事をと薫の顔は真っ赤である。
子供のくせに厭らしいと鼻息荒く薫が井戸端を見ればタライに脱いだサラシが置いてあった。
それはよく見る光景。
そう、まるで自分が稽古の後に脱いだサラシを洗濯する前の状態。
薫はそれをじっと見つめて何かに気づき、ハッと顔を武尊に向けた。
そんな薫の顔を蒼紫が厳しい目で見ていた。
薫は信じられないという表情で武尊を指差し、
「剣心・・武尊さんって女性・・なの?」
と、剣心に同意を求めた。
武尊もシャツを羽織ったまま斜めに薫をじっと見た。
シャツは羽織れてもサラシを巻き直す時間はなかった。
剣心は薫の言葉に信じられないとばかりに目を皿のようにして武尊を見ていた。
「・・女だったら何か状況が変わるとでも?」
武尊はそう言うとサラシのかたまりを手に持ち先程の部屋へと戻って行った。
その後に蒼紫が無言で続く。
一番酷いのが剣心だ。
二人が剣心と薫の前から見えなくなっても口を半開きにして固まっていた。
吹っ飛ばされた弥彦が復活し、
「コラ!いきなり何すんだよ、痛てぇじゃないか、ブス、ブス、ブス!」
とブスを三連呼して叫んだ。
ブスという言葉にカチンをきた薫は武尊のことなど瞬時に忘れ、
「誰がブスなのよ!何度言っても分からないわね、このエロガキ!いやらしいったらありゃしない!」
「ブスに色気なんかあんのかよ!やーい!脇ボーボー!」
薫は更に煽られキーっとなった。
「毛も生えてないあんたに言われたくない!」
「毛が生えてなくて悪かったな、どうせ俺はお子様だよ!」
「・・待って、あんた確か武尊さんって・・。」
薫が少し口を濁らせると弥彦はまだアッパーを食らったときの憤りが収まってないようで、
「おうよ!薫と違ってつんつるてんだったぜ!」
と、舌をまくし立てて言った。
言ってから弥彦はハットして、
「やべぇ!もしかしてそれがあいつの秘密かもしれねぇ!」
と顔を青くした。
「剣心!俺殺されるかも!」
「弥彦、あんたったら何て事を・・。」
薫も剣心から聞いた血も涙もない十六夜丸を想像してガクっと膝をついた。
いい歳した大人が脇の毛が生えていないとは・・。
剣心、薫、弥彦は三人同じくして武尊が毛が生えない奇病にかかっているのではないかと思ったのだった。
「・・もしかしたら下の毛もでござるか・・。」
表情を固めたまま剣心は呟いた。
これには薫も弥彦も固まってしまった。
弥彦の発言に薫の拳が震える。
「おろ?!」
かつてないエネルギーを薫から感じ剣心は一歩退いた。
陸蒸気のように湯気が薫の頭から吹きあがるが如く、
「このエロガキーがっー!」
顔を真っ赤にし激怒した薫は沈黙を破り右フックを弥彦にかましぶっ飛ばした。
(普段いったい何見てんのよ、弥彦のバカ!)
剣心の前で何て事をと薫の顔は真っ赤である。
子供のくせに厭らしいと鼻息荒く薫が井戸端を見ればタライに脱いだサラシが置いてあった。
それはよく見る光景。
そう、まるで自分が稽古の後に脱いだサラシを洗濯する前の状態。
薫はそれをじっと見つめて何かに気づき、ハッと顔を武尊に向けた。
そんな薫の顔を蒼紫が厳しい目で見ていた。
薫は信じられないという表情で武尊を指差し、
「剣心・・武尊さんって女性・・なの?」
と、剣心に同意を求めた。
武尊もシャツを羽織ったまま斜めに薫をじっと見た。
シャツは羽織れてもサラシを巻き直す時間はなかった。
剣心は薫の言葉に信じられないとばかりに目を皿のようにして武尊を見ていた。
「・・女だったら何か状況が変わるとでも?」
武尊はそう言うとサラシのかたまりを手に持ち先程の部屋へと戻って行った。
その後に蒼紫が無言で続く。
一番酷いのが剣心だ。
二人が剣心と薫の前から見えなくなっても口を半開きにして固まっていた。
吹っ飛ばされた弥彦が復活し、
「コラ!いきなり何すんだよ、痛てぇじゃないか、ブス、ブス、ブス!」
とブスを三連呼して叫んだ。
ブスという言葉にカチンをきた薫は武尊のことなど瞬時に忘れ、
「誰がブスなのよ!何度言っても分からないわね、このエロガキ!いやらしいったらありゃしない!」
「ブスに色気なんかあんのかよ!やーい!脇ボーボー!」
薫は更に煽られキーっとなった。
「毛も生えてないあんたに言われたくない!」
「毛が生えてなくて悪かったな、どうせ俺はお子様だよ!」
「・・待って、あんた確か武尊さんって・・。」
薫が少し口を濁らせると弥彦はまだアッパーを食らったときの憤りが収まってないようで、
「おうよ!薫と違ってつんつるてんだったぜ!」
と、舌をまくし立てて言った。
言ってから弥彦はハットして、
「やべぇ!もしかしてそれがあいつの秘密かもしれねぇ!」
と顔を青くした。
「剣心!俺殺されるかも!」
「弥彦、あんたったら何て事を・・。」
薫も剣心から聞いた血も涙もない十六夜丸を想像してガクっと膝をついた。
いい歳した大人が脇の毛が生えていないとは・・。
剣心、薫、弥彦は三人同じくして武尊が毛が生えない奇病にかかっているのではないかと思ったのだった。
「・・もしかしたら下の毛もでござるか・・。」
表情を固めたまま剣心は呟いた。
これには薫も弥彦も固まってしまった。