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192.弥彦ショック! (蒼紫・夢主・剣心・薫・弥彦)
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「うわああああああっ!」
叫んだのは弥彦の方であった。
見てはいけないものを見てしまったと衝動的に叫んだのであった。
蒼紫は近づいてくる足音に気がついていた。
それが小柄な人間でおそらく弥彦であろうということも。
そしてその足音が中庭に、そのまま母屋へ向かうであろうと予測していたのにその足音がパタリと止まったのを不審に思った矢先の先程の叫びだった。
(しまった!)
蒼紫は武尊の方へ向かって駆け出した。
同様に部屋で話していた剣心と薫も弥彦の叫び声を聞いて部屋を飛び出した。
弥彦が武尊と目があった時、武尊は弥彦に対して斜めに構えており、片腕を上げそのわきの下を拭いている所だった。
弥彦の頭の中は、人が身体を濡れた手ぬぐいで拭いているというのは動作を見て頭では理解していた。
だが武尊がどうしてここ(神谷道場)にいるのかが分からなかった。
こんな所でなにやってんだ、と思うよりも男の胸に小さいが薫と同じものが二つ付いているのを見たのが弥彦のパニックのもとだった。
(しかも・・しかも・・。)
弥彦は衝撃のため、ブルブルと震える人差し指で武尊を指差した。
武尊は一瞬言葉を失ったものの、ほぼ身体を拭き終えた為、シャツを素早くはおり素肌を隠した。
と同時に蒼紫が武尊と弥彦の間に立ちふさがった。
「大丈夫か。」
「・・見られた・・この子に・・。」
武尊が蒼紫にそう返事をした時剣心、そして薫が井戸に着いた。
「「弥彦!」」
剣心と薫は蒼白な顔をして武尊を指差す弥彦に駆け寄った。
「何かされたでござるか!」
剣心の問いかけに弥彦はゆっくり首を横に振り、
「・・ない・・・。」
と答えた。
「何がないの!弥彦!」
薫が真剣な顔で弥彦に問いただした。
弥彦は自分を落ち着けるように大きな息を吸い込むと一気に、
「薫にボーボーなワキゲがこいつにはないっ・・!」
と、渾身の力を振り絞って叫んだ。
シーン・・。
弥彦の言葉に辺り一面が水を打ったように静まりかえった。
2015/05/10
叫んだのは弥彦の方であった。
見てはいけないものを見てしまったと衝動的に叫んだのであった。
蒼紫は近づいてくる足音に気がついていた。
それが小柄な人間でおそらく弥彦であろうということも。
そしてその足音が中庭に、そのまま母屋へ向かうであろうと予測していたのにその足音がパタリと止まったのを不審に思った矢先の先程の叫びだった。
(しまった!)
蒼紫は武尊の方へ向かって駆け出した。
同様に部屋で話していた剣心と薫も弥彦の叫び声を聞いて部屋を飛び出した。
弥彦が武尊と目があった時、武尊は弥彦に対して斜めに構えており、片腕を上げそのわきの下を拭いている所だった。
弥彦の頭の中は、人が身体を濡れた手ぬぐいで拭いているというのは動作を見て頭では理解していた。
だが武尊がどうしてここ(神谷道場)にいるのかが分からなかった。
こんな所でなにやってんだ、と思うよりも男の胸に小さいが薫と同じものが二つ付いているのを見たのが弥彦のパニックのもとだった。
(しかも・・しかも・・。)
弥彦は衝撃のため、ブルブルと震える人差し指で武尊を指差した。
武尊は一瞬言葉を失ったものの、ほぼ身体を拭き終えた為、シャツを素早くはおり素肌を隠した。
と同時に蒼紫が武尊と弥彦の間に立ちふさがった。
「大丈夫か。」
「・・見られた・・この子に・・。」
武尊が蒼紫にそう返事をした時剣心、そして薫が井戸に着いた。
「「弥彦!」」
剣心と薫は蒼白な顔をして武尊を指差す弥彦に駆け寄った。
「何かされたでござるか!」
剣心の問いかけに弥彦はゆっくり首を横に振り、
「・・ない・・・。」
と答えた。
「何がないの!弥彦!」
薫が真剣な顔で弥彦に問いただした。
弥彦は自分を落ち着けるように大きな息を吸い込むと一気に、
「薫にボーボーなワキゲがこいつにはないっ・・!」
と、渾身の力を振り絞って叫んだ。
シーン・・。
弥彦の言葉に辺り一面が水を打ったように静まりかえった。
2015/05/10