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192.弥彦ショック! (蒼紫・夢主・剣心・薫・弥彦)
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薫がお茶を持って来ると案の定、三人は腕を組んで無口のままだった。
「・・お茶をどうぞ。」
薫はそんな空気の中、蒼紫、武尊、剣心にお茶を配った。
武尊は自分の前にお茶を出された時、
「急な話ですみません、来る途中で買ったものですがよかったらどうぞ。」
と、団子の入った包を差し出した。
「あ、すみませんわざわざ・・。」
薫は二度も気を使う武尊に少し恐縮しながらもそれを受け取った。
たとえこちらの機嫌を取るためだとしても、今までこの道場に手土産を持ってきたのは先回の炊き込みご飯を含めて後にも先にも武尊が初めてだったからだ。
「毒は入っていませんから・・。」
と武尊は小さく付け足した。
会話はそこで途切れた。
薫はしかたなく剣心に向かって、
「別に今日無理して何か話そうって思わなくてもいいんじゃない?蒼紫さん達も着いたばかりだし、もう夜だし。」
と言った。
「十日まで七日もあるわ。今日は蒼紫さんも武尊さんもゆっくりしてくださいね。」
薫が二人の方を向いてそう言うと武尊が
「すみません、お風呂はこの道場にありますか?」
と聞いてきた。
「ごめんなさい、うちにはないのよ。でも井戸でよければ中庭にあるから好きに使ってください。」
「ありがとう。」
武尊と薫がそう話すのを剣心は茶をずずーっと飲みながら聞いていた。
「では蒼紫・・頼んだでござるよ。」
「嗚呼。」
そう言って剣心は立ち上がって部屋を出た。
「剣心ー!」
薫は剣心の置いた湯呑と団子をお盆に持つと軽く会釈をして剣心の後を追った。
「・・お茶をどうぞ。」
薫はそんな空気の中、蒼紫、武尊、剣心にお茶を配った。
武尊は自分の前にお茶を出された時、
「急な話ですみません、来る途中で買ったものですがよかったらどうぞ。」
と、団子の入った包を差し出した。
「あ、すみませんわざわざ・・。」
薫は二度も気を使う武尊に少し恐縮しながらもそれを受け取った。
たとえこちらの機嫌を取るためだとしても、今までこの道場に手土産を持ってきたのは先回の炊き込みご飯を含めて後にも先にも武尊が初めてだったからだ。
「毒は入っていませんから・・。」
と武尊は小さく付け足した。
会話はそこで途切れた。
薫はしかたなく剣心に向かって、
「別に今日無理して何か話そうって思わなくてもいいんじゃない?蒼紫さん達も着いたばかりだし、もう夜だし。」
と言った。
「十日まで七日もあるわ。今日は蒼紫さんも武尊さんもゆっくりしてくださいね。」
薫が二人の方を向いてそう言うと武尊が
「すみません、お風呂はこの道場にありますか?」
と聞いてきた。
「ごめんなさい、うちにはないのよ。でも井戸でよければ中庭にあるから好きに使ってください。」
「ありがとう。」
武尊と薫がそう話すのを剣心は茶をずずーっと飲みながら聞いていた。
「では蒼紫・・頼んだでござるよ。」
「嗚呼。」
そう言って剣心は立ち上がって部屋を出た。
「剣心ー!」
薫は剣心の置いた湯呑と団子をお盆に持つと軽く会釈をして剣心の後を追った。