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191.またもや神谷道場へ (蒼紫・夢主・斎藤・永倉)
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会津で自分達をつけてきた怪しい奴もあれ以来現れなかった。
どうやら上手くまくことが出来たと武尊はちょっと安心したが自分を狙っていたのがあの嫌な感じのする明治政府の役人ということもあり東京に入ると武尊は気が抜けなかった。
「少し早いが夕餉を食べていくか。」
と蒼紫は言った。
「え?日暮れまでに話を聞いて(何とか薬を奪還して)どこか旅籠に泊まるんじゃ・・。」
と武尊は言った。
抜刀斎・・もとい、緋村の所に泊まるなんて居心地悪すぎだと武尊は気が進まない。
だが蒼紫は、
「今は追っ手の気配はないが相手は政府の役人、どこから現れるかわからん。それを考えれば緋村の所はまだましだ。」
と言った。
「それはそうだけど・・。」
確かにそうだと思う武尊であったが斎藤派の自分としてはなんとなく緋村に借りを作るのは抵抗があると武尊が渋っていると蒼紫は更に、
「仮にあの九条が長州派維新志士と関係があれば緋村から何か情報が得られるかもしれん。」
とも言った。
「う・・ん。」
武尊は唸った。
はっきり言って得られるものならあの男の情報は欲しい。
武尊の心が少し揺れたのを見て蒼紫は更に言った。
「旅籠で見ず知らずの人間を巻き込むより神谷道場の方が犠牲者を出さずに済む。」
「・・・そうだね、分かった。」
そうだった、どのような理由で自分が狙われているのか分からないけれど関係のない人を巻き込むわけにはいかない。
蒼紫の言うことは正しいと武尊は思った。
(それに人斬り抜刀斎の腕なら道場の人も守れるだろうし・・。)
という事で気は進まないが武尊は神谷道場に泊まるという事を了承した。
「でも・・泊めてくれるかなぁ・・。」
あんな態度で神谷道場を去った身としては何とも気まずいと武尊はため息をついた。
「理由を話せば置いてくれるだろう。」
「ならいいんだけど・・。じゃあ、ちょっと早いけど御飯食べていこうか。」
武尊はてっきり急にお邪魔するという事になって御飯まで神谷道場で頂くことになっては迷惑をかけると思って御飯を食べていくんだと思っていたが、蒼紫はただあそこの御飯を食べたくなかっただけだった。
秋の夜はつるべ落とし。
早めの食事を取り神谷道場へ着く頃には空は茜色に染まっていた。
「着いちゃった・・。」
神谷道場へ来る必要性は分かっていてもついため息をつく武尊。
(ここでのミッションは蒼紫に気づかれずに薬を回収する事・・抜刀斎の事は気にするな・・。)
と、難易度は高いと武尊は横にいる蒼紫を意識して気合いを入れたのだった。
どうやら上手くまくことが出来たと武尊はちょっと安心したが自分を狙っていたのがあの嫌な感じのする明治政府の役人ということもあり東京に入ると武尊は気が抜けなかった。
「少し早いが夕餉を食べていくか。」
と蒼紫は言った。
「え?日暮れまでに話を聞いて(何とか薬を奪還して)どこか旅籠に泊まるんじゃ・・。」
と武尊は言った。
抜刀斎・・もとい、緋村の所に泊まるなんて居心地悪すぎだと武尊は気が進まない。
だが蒼紫は、
「今は追っ手の気配はないが相手は政府の役人、どこから現れるかわからん。それを考えれば緋村の所はまだましだ。」
と言った。
「それはそうだけど・・。」
確かにそうだと思う武尊であったが斎藤派の自分としてはなんとなく緋村に借りを作るのは抵抗があると武尊が渋っていると蒼紫は更に、
「仮にあの九条が長州派維新志士と関係があれば緋村から何か情報が得られるかもしれん。」
とも言った。
「う・・ん。」
武尊は唸った。
はっきり言って得られるものならあの男の情報は欲しい。
武尊の心が少し揺れたのを見て蒼紫は更に言った。
「旅籠で見ず知らずの人間を巻き込むより神谷道場の方が犠牲者を出さずに済む。」
「・・・そうだね、分かった。」
そうだった、どのような理由で自分が狙われているのか分からないけれど関係のない人を巻き込むわけにはいかない。
蒼紫の言うことは正しいと武尊は思った。
(それに人斬り抜刀斎の腕なら道場の人も守れるだろうし・・。)
という事で気は進まないが武尊は神谷道場に泊まるという事を了承した。
「でも・・泊めてくれるかなぁ・・。」
あんな態度で神谷道場を去った身としては何とも気まずいと武尊はため息をついた。
「理由を話せば置いてくれるだろう。」
「ならいいんだけど・・。じゃあ、ちょっと早いけど御飯食べていこうか。」
武尊はてっきり急にお邪魔するという事になって御飯まで神谷道場で頂くことになっては迷惑をかけると思って御飯を食べていくんだと思っていたが、蒼紫はただあそこの御飯を食べたくなかっただけだった。
秋の夜はつるべ落とし。
早めの食事を取り神谷道場へ着く頃には空は茜色に染まっていた。
「着いちゃった・・。」
神谷道場へ来る必要性は分かっていてもついため息をつく武尊。
(ここでのミッションは蒼紫に気づかれずに薬を回収する事・・抜刀斎の事は気にするな・・。)
と、難易度は高いと武尊は横にいる蒼紫を意識して気合いを入れたのだった。