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190.友という名のもとに (蒼紫・夢主・右近)
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「ああ~、蒼紫様、今日も帰って来てない。」
落胆のため息とともに操は廊下を歩く。
蒼紫が京都を出立してはや八日は過ぎた。
操は起きてすぐに蒼紫の部屋へ向かって蒼紫が帰って来ていないか確かめていた。
だが今日も蒼紫の部屋の障子は開け放たれたまま空っぽだった。
「爺や、蒼紫様今日もいなかった~。」
操は肩を落としてため息交じりに翁に訴えた。
「心配せんでも蒼紫は大丈夫じゃ、はっきり帰って来るって言って出かけたからの。」
もう何度操からこのセリフを操から聞かされたことか、そして何度同じ事を答えたか、と翁は思ったが蒼紫ラブの操の事なので仕方がないと翁もため息交じりに操にそう答えた。
「蒼紫様がそう言ったのなら私も信じてるけど、一人で行くなんてー!私も東京行きたかったー!」
浅草も銀座もまだ行ってないのにと操は鼻息を荒くした。
「操、何も蒼紫は遊びに東京へ行ったわけではないぞ。」
「わかってるわよ、そんなことぐらい。でも、武尊さんは大人よ、一人でも帰ってこれるでしょ。」
そこが腑に落ちないと操はぼやいた。
そして胸の中にもやもやを感じた。
「まあ二人ともそのうち帰って来るじゃろ、それより操、水打ちを頼む。」
「え、爺やはどこへ行くの?」
「コシーナじゃ。」
「は?」
「コシーナ、つまり台所じゃよ。今日は白と黒と新メニュウの話をするんじゃ。後は頼んだぞ、ではアディオースじゃ操!」
そう言って翁はホウキを抱えて中へ入って行った。
(もう!いったいどこで西洋の言葉を覚えて来るのかしら爺やったら、・・まあ爺やらしくていいんだけどね。)
と思いながら操は手桶に水をくみ柄杓で撒いた。
(蒼紫様・・早く帰って来ないかな・・。)
ニ、三度水を撒いた操が空を見上げれば今日も快晴、気持ちのいい朝であった。
落胆のため息とともに操は廊下を歩く。
蒼紫が京都を出立してはや八日は過ぎた。
操は起きてすぐに蒼紫の部屋へ向かって蒼紫が帰って来ていないか確かめていた。
だが今日も蒼紫の部屋の障子は開け放たれたまま空っぽだった。
「爺や、蒼紫様今日もいなかった~。」
操は肩を落としてため息交じりに翁に訴えた。
「心配せんでも蒼紫は大丈夫じゃ、はっきり帰って来るって言って出かけたからの。」
もう何度操からこのセリフを操から聞かされたことか、そして何度同じ事を答えたか、と翁は思ったが蒼紫ラブの操の事なので仕方がないと翁もため息交じりに操にそう答えた。
「蒼紫様がそう言ったのなら私も信じてるけど、一人で行くなんてー!私も東京行きたかったー!」
浅草も銀座もまだ行ってないのにと操は鼻息を荒くした。
「操、何も蒼紫は遊びに東京へ行ったわけではないぞ。」
「わかってるわよ、そんなことぐらい。でも、武尊さんは大人よ、一人でも帰ってこれるでしょ。」
そこが腑に落ちないと操はぼやいた。
そして胸の中にもやもやを感じた。
「まあ二人ともそのうち帰って来るじゃろ、それより操、水打ちを頼む。」
「え、爺やはどこへ行くの?」
「コシーナじゃ。」
「は?」
「コシーナ、つまり台所じゃよ。今日は白と黒と新メニュウの話をするんじゃ。後は頼んだぞ、ではアディオースじゃ操!」
そう言って翁はホウキを抱えて中へ入って行った。
(もう!いったいどこで西洋の言葉を覚えて来るのかしら爺やったら、・・まあ爺やらしくていいんだけどね。)
と思いながら操は手桶に水をくみ柄杓で撒いた。
(蒼紫様・・早く帰って来ないかな・・。)
ニ、三度水を撒いた操が空を見上げれば今日も快晴、気持ちのいい朝であった。