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187.隣部屋の話 (蒼紫・夢主)
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風呂という行事は無事終わり、蒼紫と武尊は他の客とすれ違うことなく部屋へ戻り夕餉をとった。
障子を開ければ中庭も見えるが、他の客が通る際に見られるのもなんとなく嫌だと思う武尊は障子を閉めていた。
食後、室内で座禅をしていた二人だったが、武尊は座禅は時間を決めてする事にしていたので頃合いを見て切り上げたが蒼紫は座禅を止める気配がなかった。
武尊は娯楽物が何もないので早めに寝ることにした。
「・・先に横になってもいい?」
武尊は座禅の邪魔になるとは思いつつも黙って布団を敷くのもなんだかなと思い蒼紫に断りを入れた。
武尊が押入れから勝手に布団を出しはじめると蒼紫も立ち上がって手伝った。
「蒼紫は座禅をしていていいよ、布団ぐらい自分で敷けるから。」
「どうせ敷くなら一度に敷いた方がいいだろう。」
六畳間、床の間側に各人の荷物を置き二人分の布団を敷いた。
すると二組の布団の間は畳一畳分の半分の幅もなかった。
(これってどうみてもほとんどくっついてるじゃん!・・・はぁ~もぅ・・でもどうしようもないよね。)
武尊はどうにもならないと諦めのため息をついた。
そして蒼紫をちらりと見て、
(まさか蒼紫に限って夜這いみたいな事・・しないよね・・しない・・しないはず。)
と、武尊は自分に言い聞かせた。
昨晩はある意味アクシデント、右近があんな事さえしなければ蒼紫だってあのような行動にでなかったはずだと考えつつ武尊は布団に入った。
「・・お先に・・おやすみなさい。」
武尊は今日は平穏に寝れるはずだと信じて布団の中でもぞもぞと自分の空間を作った。
「嗚呼、ゆっくり休め、・・行燈は消した方がいいな。」
蒼紫はそう言って行燈を吹き消した。
「あ、別に消さなくてもいいのに!私(行燈ぐらい)平気だから。」
と、武尊はまだ起きている蒼紫に申し訳ないと慌てて言ったが蒼紫は、
「いや・・少し外の空気を吸いに出る、俺の事は構うな。」
と言って部屋を出て行った。
(かまうなって・・もしかして厠かな?しかも大きい方の?)
武尊は一人で勝手にそう思い上を向いて真っ黒な天井を眺めた。
障子を開ければ中庭も見えるが、他の客が通る際に見られるのもなんとなく嫌だと思う武尊は障子を閉めていた。
食後、室内で座禅をしていた二人だったが、武尊は座禅は時間を決めてする事にしていたので頃合いを見て切り上げたが蒼紫は座禅を止める気配がなかった。
武尊は娯楽物が何もないので早めに寝ることにした。
「・・先に横になってもいい?」
武尊は座禅の邪魔になるとは思いつつも黙って布団を敷くのもなんだかなと思い蒼紫に断りを入れた。
武尊が押入れから勝手に布団を出しはじめると蒼紫も立ち上がって手伝った。
「蒼紫は座禅をしていていいよ、布団ぐらい自分で敷けるから。」
「どうせ敷くなら一度に敷いた方がいいだろう。」
六畳間、床の間側に各人の荷物を置き二人分の布団を敷いた。
すると二組の布団の間は畳一畳分の半分の幅もなかった。
(これってどうみてもほとんどくっついてるじゃん!・・・はぁ~もぅ・・でもどうしようもないよね。)
武尊はどうにもならないと諦めのため息をついた。
そして蒼紫をちらりと見て、
(まさか蒼紫に限って夜這いみたいな事・・しないよね・・しない・・しないはず。)
と、武尊は自分に言い聞かせた。
昨晩はある意味アクシデント、右近があんな事さえしなければ蒼紫だってあのような行動にでなかったはずだと考えつつ武尊は布団に入った。
「・・お先に・・おやすみなさい。」
武尊は今日は平穏に寝れるはずだと信じて布団の中でもぞもぞと自分の空間を作った。
「嗚呼、ゆっくり休め、・・行燈は消した方がいいな。」
蒼紫はそう言って行燈を吹き消した。
「あ、別に消さなくてもいいのに!私(行燈ぐらい)平気だから。」
と、武尊はまだ起きている蒼紫に申し訳ないと慌てて言ったが蒼紫は、
「いや・・少し外の空気を吸いに出る、俺の事は構うな。」
と言って部屋を出て行った。
(かまうなって・・もしかして厠かな?しかも大きい方の?)
武尊は一人で勝手にそう思い上を向いて真っ黒な天井を眺めた。