163.山の季節 (操・弥彦・蒼紫・かふぇおじさん・夢主・薫・剣心)
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蒼紫の足は藤田の家へと向かっていた。
着いて家の戸を叩いてみたが誰も出てこなかった。
(やはり誰もいないのか?)
蒼紫は裏口から見える範囲で少し覗いてみたが人が住んでいる気配がしない。
(別れはすでに言ってあるからな・・仕方がないか。)
東京での用事が終わったら本当に葵屋へ寄ってくれるのか。
若しかして本当は金輪際会えないのではないかという思いが蒼紫の胸によぎった。
(武尊・・俺は待っているからな。)
蒼紫はそう呟くと藤田家を後にした。