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106.珍芸 (斎藤・夢主・張)
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斎藤はくったりした武尊をソファーにそっと横たえた。
武尊の口元に残る唾液を指で拭い、暫しの間、武尊の顔を見下ろしていた。
そしてぐっと眉間に皺をよせると再び机に戻り書類に目を通し始めた。
失神した武尊はそのまま寝てしまった。
二時間ほどたった後、武尊は気がついて・・・半分目を開いた。
(お昼ご飯を食べて・・・出勤して・・・張とまた食べに出て・・・戻って来て・・・。)
少し暗い室内。
武尊はまだ頭がぼんやりする中、目を窓へ向けた。
夕焼け色に染まる雲。
「あ・・・、もう夕方・・・。」
と、武尊は小さく呟いた。
やっちゃた・・・、と思いながら武尊は室内をさっと見回し上司を見つけると、
「すみません・・・寝ちゃいました・・・。」
と体を起こしながらバツが悪そうに詫びた。
「大丈夫か。無理はするなよ。」
斎藤は見ていた資料ををバサッと机に置き返事をした。
あまりにも普通に気遣う上司の言葉に武尊は思わず、
(もー!誰の所為でこうなったかのか分かってないのかなぁ?いや、分かっててやっていたのかもしれないけど・・・。)
と先程のすごい口付けを思い出し、心臓が痺れるような感覚に顔が熱くなって来たのを感じた。
斎藤は何事もなかったかのように新たに煙草に火を点けていた。
武尊はそんな上司を見て、
(斎藤さんに限って分かってなくってやってるなんて考えられないや、やっぱり、確信犯だ!)
と思った武尊は、
「斎藤さんが手加減しないか・ら・で・す!」
と言ったら、斎藤はふっと笑って、
「欲しそうにおねだりしたのは誰だ。」
と、即答。
(そりゃそうだけどぉー!)
しましたよ、確かにおねだりました!
したのは私ですよ!
でも、
でも、
でも・・・あああ~だめだ!
だめだ!この人に言葉で勝てる気がしない。
「う~。」
と、武尊は小さく唸るのが精一杯だった。
武尊の口元に残る唾液を指で拭い、暫しの間、武尊の顔を見下ろしていた。
そしてぐっと眉間に皺をよせると再び机に戻り書類に目を通し始めた。
失神した武尊はそのまま寝てしまった。
二時間ほどたった後、武尊は気がついて・・・半分目を開いた。
(お昼ご飯を食べて・・・出勤して・・・張とまた食べに出て・・・戻って来て・・・。)
少し暗い室内。
武尊はまだ頭がぼんやりする中、目を窓へ向けた。
夕焼け色に染まる雲。
「あ・・・、もう夕方・・・。」
と、武尊は小さく呟いた。
やっちゃた・・・、と思いながら武尊は室内をさっと見回し上司を見つけると、
「すみません・・・寝ちゃいました・・・。」
と体を起こしながらバツが悪そうに詫びた。
「大丈夫か。無理はするなよ。」
斎藤は見ていた資料ををバサッと机に置き返事をした。
あまりにも普通に気遣う上司の言葉に武尊は思わず、
(もー!誰の所為でこうなったかのか分かってないのかなぁ?いや、分かっててやっていたのかもしれないけど・・・。)
と先程のすごい口付けを思い出し、心臓が痺れるような感覚に顔が熱くなって来たのを感じた。
斎藤は何事もなかったかのように新たに煙草に火を点けていた。
武尊はそんな上司を見て、
(斎藤さんに限って分かってなくってやってるなんて考えられないや、やっぱり、確信犯だ!)
と思った武尊は、
「斎藤さんが手加減しないか・ら・で・す!」
と言ったら、斎藤はふっと笑って、
「欲しそうにおねだりしたのは誰だ。」
と、即答。
(そりゃそうだけどぉー!)
しましたよ、確かにおねだりました!
したのは私ですよ!
でも、
でも、
でも・・・あああ~だめだ!
だめだ!この人に言葉で勝てる気がしない。
「う~。」
と、武尊は小さく唸るのが精一杯だった。