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105.小さな予感 (斎藤・夢主)
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「ねぇ・・・、斎藤さん・・・。」
いったいどうしたんだろう、と、武尊は思った。
尻叩きはともかく、先程からずっと自分の髪を手ですくように頭を撫でている斎藤の手。
気持ちよくて嬉しいんだけど、何か変だ。
そう感じた武尊は斎藤の名前を呼び、体を斎藤のももの上から少し起こした。
斎藤は、
「どうした。」
と、言いつつも軽く武尊頭を押さえて再び自分のももへと伏せるように圧力をかけたが、
「ちょっとこの体勢苦しいです。」
と、武尊が言うと、手の圧が緩み武尊はソファーに座ることが出来た。
と、思ったら腰に手を廻され、ぐっと斎藤の方へ引きつけられ今度は首や頬を白手で触られる。
その手袋の感覚に思わずぶるっと武尊は身震いした。
(昼間っから何を?!)
と思ったもののこの昼間っからこんなにスキンシップを欲する斎藤は見たことがない、と武尊は顔を斎藤の方を向けて、
「斎藤さん、何か変ですよ・・・、いつになく甘えん坊みたいです・・・。」
と、後半語尾を小さくしながら言うと、斎藤は撫でていた手で自分のほうにさらにぐっと引きつけ、
「・・・甘えさせてやってるんだ。」
と言った。
「・・・。」
斎藤の胸元で固められた自分の頭。
武尊はソファーにもたれかかることを諦め、斎藤に体重をとんっ・・・と預けると、ようやく斎藤の力が緩んだ。
職場でこんなことやっていいのかな・・・と、思いつつもこんな風にされると武尊の方も斎藤に触れる稀にないチャンスに
「甘えていいんだよね・・・?」
と武尊は小さく確認する様に言うと、自分に回されている斎藤の手を取り、白手にそっと口付け、白手を自分の唇で引っ張ったり、指を挟んだりし始めた。
まるで手袋越しに伝わる斎藤の手の感触を確かめるように・・・。
暫く武尊の好きにさせていた斎藤が笑いながら言った。
「俺の手はそんなにいいか。」
武尊は斎藤の手を頬に摺り寄せながら、
「この手・・・いい・・・斎藤さんの手、好きだもの・・・。」
と言った。
「そうか、だがそんなに触られると触り返したくなる。」
と今度は斎藤が自分の番だと言わんばかりに、その手で武尊の唇をなぞった。
武尊がぶるるっと肩を震わせるのを見ると、斎藤は短くなった煙草を床に落として足で消し、武尊を抱えて自分の膝の上に座らせた。
武尊と斎藤は見つめ合った。
(こんなに斎藤さんの顔を近くで見ると・・・。)
やっぱり恥ずかしい。
と、武尊はそう思った。
だけど、目を逸らさない。
もっとよく見ておきたい。
斎藤さんの所にいられる期間はもう二週間もないのだ。
だからしっかり焼き付けて、思い出を心の箱にしまうんだ、・・・私だけの斎藤さんを・・・。
大きな目で自分を見つめつつ頬を染める武尊を見て斎藤は目を少し細めた。
そして、
「手袋に食わせるのはもったいないぞ、その唇、俺にを寄こせ・・・。」
と、斎藤は自分の唇に武尊の唇を重ねた。
いったいどうしたんだろう、と、武尊は思った。
尻叩きはともかく、先程からずっと自分の髪を手ですくように頭を撫でている斎藤の手。
気持ちよくて嬉しいんだけど、何か変だ。
そう感じた武尊は斎藤の名前を呼び、体を斎藤のももの上から少し起こした。
斎藤は、
「どうした。」
と、言いつつも軽く武尊頭を押さえて再び自分のももへと伏せるように圧力をかけたが、
「ちょっとこの体勢苦しいです。」
と、武尊が言うと、手の圧が緩み武尊はソファーに座ることが出来た。
と、思ったら腰に手を廻され、ぐっと斎藤の方へ引きつけられ今度は首や頬を白手で触られる。
その手袋の感覚に思わずぶるっと武尊は身震いした。
(昼間っから何を?!)
と思ったもののこの昼間っからこんなにスキンシップを欲する斎藤は見たことがない、と武尊は顔を斎藤の方を向けて、
「斎藤さん、何か変ですよ・・・、いつになく甘えん坊みたいです・・・。」
と、後半語尾を小さくしながら言うと、斎藤は撫でていた手で自分のほうにさらにぐっと引きつけ、
「・・・甘えさせてやってるんだ。」
と言った。
「・・・。」
斎藤の胸元で固められた自分の頭。
武尊はソファーにもたれかかることを諦め、斎藤に体重をとんっ・・・と預けると、ようやく斎藤の力が緩んだ。
職場でこんなことやっていいのかな・・・と、思いつつもこんな風にされると武尊の方も斎藤に触れる稀にないチャンスに
「甘えていいんだよね・・・?」
と武尊は小さく確認する様に言うと、自分に回されている斎藤の手を取り、白手にそっと口付け、白手を自分の唇で引っ張ったり、指を挟んだりし始めた。
まるで手袋越しに伝わる斎藤の手の感触を確かめるように・・・。
暫く武尊の好きにさせていた斎藤が笑いながら言った。
「俺の手はそんなにいいか。」
武尊は斎藤の手を頬に摺り寄せながら、
「この手・・・いい・・・斎藤さんの手、好きだもの・・・。」
と言った。
「そうか、だがそんなに触られると触り返したくなる。」
と今度は斎藤が自分の番だと言わんばかりに、その手で武尊の唇をなぞった。
武尊がぶるるっと肩を震わせるのを見ると、斎藤は短くなった煙草を床に落として足で消し、武尊を抱えて自分の膝の上に座らせた。
武尊と斎藤は見つめ合った。
(こんなに斎藤さんの顔を近くで見ると・・・。)
やっぱり恥ずかしい。
と、武尊はそう思った。
だけど、目を逸らさない。
もっとよく見ておきたい。
斎藤さんの所にいられる期間はもう二週間もないのだ。
だからしっかり焼き付けて、思い出を心の箱にしまうんだ、・・・私だけの斎藤さんを・・・。
大きな目で自分を見つめつつ頬を染める武尊を見て斎藤は目を少し細めた。
そして、
「手袋に食わせるのはもったいないぞ、その唇、俺にを寄こせ・・・。」
と、斎藤は自分の唇に武尊の唇を重ねた。