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103.斎藤、急に暴走する (斎藤・張・夢主)
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(俺と武尊の子・・・。)
張に言われるまで斎藤はそんな事を考えもしていなかった。
武尊と再会してからまだひと月も経ってない。
あの晩、やっと思いのままに武尊を抱いたが、子を孕ませようとしたわけではない。
この腕の中で実感したかったのだ。
武尊の肢体を、その温もりを、もう一度自分の腕で・・・それが夢ではなく現実であるということを。
(しかし一晩きりだとはいえ、あれだけ中出しすれば孕む可能性は無きにしも非ずだがな。)
と思ったが今その結果が分かるはずもない。
(赤子が出来たら出来たでそれはその時に考えればいいことだ。今俺が望むのは武尊をずっと俺の傍に置いておきたい・・・それだけだ・・・。)
十余年あまり経っての再会。
時代は変わった。
(もう互いに闘うことも追う事もない・・・離す必要はない離れる必要もない。そうだろう・・・武尊。)
この斎藤はそう強く思いながら張を介抱する武尊を見ていた。
そう、斎藤は幕末武尊を抱いて気付いてしまった。
最初は十六夜丸の情報源だとか、感じ過ぎる女を辱めてやろうとかそういった気持ちも確かにあった。
だが、惚れたのは自分の方。
匂いと感が己自身に告げた。
あの晩、腕の中の人間こそが自分と魂が一番近い者なのだと。
己を一番理解出来る唯一の者なのだと。
・・・しかし何故それが【女】であったのか。
斎藤は深い想いで煙草をくゆらせた。
張に言われるまで斎藤はそんな事を考えもしていなかった。
武尊と再会してからまだひと月も経ってない。
あの晩、やっと思いのままに武尊を抱いたが、子を孕ませようとしたわけではない。
この腕の中で実感したかったのだ。
武尊の肢体を、その温もりを、もう一度自分の腕で・・・それが夢ではなく現実であるということを。
(しかし一晩きりだとはいえ、あれだけ中出しすれば孕む可能性は無きにしも非ずだがな。)
と思ったが今その結果が分かるはずもない。
(赤子が出来たら出来たでそれはその時に考えればいいことだ。今俺が望むのは武尊をずっと俺の傍に置いておきたい・・・それだけだ・・・。)
十余年あまり経っての再会。
時代は変わった。
(もう互いに闘うことも追う事もない・・・離す必要はない離れる必要もない。そうだろう・・・武尊。)
この斎藤はそう強く思いながら張を介抱する武尊を見ていた。
そう、斎藤は幕末武尊を抱いて気付いてしまった。
最初は十六夜丸の情報源だとか、感じ過ぎる女を辱めてやろうとかそういった気持ちも確かにあった。
だが、惚れたのは自分の方。
匂いと感が己自身に告げた。
あの晩、腕の中の人間こそが自分と魂が一番近い者なのだと。
己を一番理解出来る唯一の者なのだと。
・・・しかし何故それが【女】であったのか。
斎藤は深い想いで煙草をくゆらせた。