100.世の中とはこんなもんです (斎藤・夢主・時尾)
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あ・・・。」
武尊のところへ行った時尾は小さく声をあげた。
そこにはコトンと倒れて寝ている武尊の姿があった。
顔の下には丁度斎藤のたたまれた上着があり、そこへ顔をうずめるように微笑をたたえて眠っている。
苛立ちも不安も全てを打ち消すあまりにも無垢なその寝顔に時尾もつられて微笑んだ。
そこへ斎藤もやって来て時尾の後ろから武尊を覗き込んだ。
時尾は振り返り、
「五郎さん・・ほら・・・。」
「嗚呼・・・。」
斎藤は武尊と時尾を交互に見つめ二つの微笑みを見てそっと口元を弛ませた。