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98.幕末の亡霊 (斎藤・夢主)
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『血が足らない。』
そう武尊は言うが、あれだけ出血して瀕死だったつい一昨日からたった三日でここまで回復した・・・、いやさせたというべきか。
十六夜丸の力に改めて畏怖を覚えつつ、斎藤は煙草を一本吸い終えた。
休憩後は武尊が疲れないようにもっとゆっくり斎藤は歩いた。
最初は黙って歩いていた斎藤だったが、やはりしばらく会ってないといろいろと聞きたくなる。
「そう言えば神谷道場がどうとか言っていたが・・・あれはどういう事だ。」
武尊もゆっくり歩いてもらって息が楽なのか斎藤の話に答えた。
「斎藤さんに再会した日にお願いしたこと覚えてます?私が東京に来たのは師匠のお弟子さんに会いにくるのが目的で、そのお弟子さんが神谷道場にいるんでしたよね。」
「嗚呼・・。」
「でも雪代縁の件でゴタゴタになって・・・、結局お弟子さんは京都へ旅行へ行ってしまって戻って来るのが明後日の夜らしいのですが、今私怪我で満足に仕事も出来ないと思いますのでとりあえず仕事の支障がないうちに一度顔ぐらい出して来ようと思いまして・・・。いいですか?」
「嫌でもそういう条件を最初にのんだんだ。今更行くなとは言えんな。」
と、斎藤は渋々答えた。
「ありがとうございます。じゃあ、とりあえず道場へ行く日を連絡しないといけないですね。次に恵さんに見てもらう日以降でいつ神谷道場へ行ってもいいですか?」
「抜刀斎が戻ってきた翌日にさっさと顔出してこい。」
斎藤は武尊が考えていたよりも意外なほどにあっさりと許可を出した。
「え、それって恵さんに見てもらう次の日ですよ。早すぎませんか?抜刀斎さんの方も長旅で疲れて帰って来た翌日なのに。」
「こっちは今が新たな任務待ちなんだ。次の任務が忙しくなったら行ってる暇なぞないぞ。」
「確かにそうだけど・・・ん~~、わかりました。じゃあ次の診察の時に恵さんに伝えます。・・・だけど四乃森さんに伝わるかなぁ・・、その次の日ですよ?訪問するの。」
「心配するな。あいつの事だ、武尊が診療所に来ると知っているからな、だぶんその辺に潜んで待ち伏せしてることだろう。」
「待ち伏せって・・・(ストーカーですか!)。」
しかしその様子がつい頭に思い描けてしまう武尊は、
(有り得る・・・、ものすごく想像出来る・・・。)
と、その姿を想像して引いた。
そう武尊は言うが、あれだけ出血して瀕死だったつい一昨日からたった三日でここまで回復した・・・、いやさせたというべきか。
十六夜丸の力に改めて畏怖を覚えつつ、斎藤は煙草を一本吸い終えた。
休憩後は武尊が疲れないようにもっとゆっくり斎藤は歩いた。
最初は黙って歩いていた斎藤だったが、やはりしばらく会ってないといろいろと聞きたくなる。
「そう言えば神谷道場がどうとか言っていたが・・・あれはどういう事だ。」
武尊もゆっくり歩いてもらって息が楽なのか斎藤の話に答えた。
「斎藤さんに再会した日にお願いしたこと覚えてます?私が東京に来たのは師匠のお弟子さんに会いにくるのが目的で、そのお弟子さんが神谷道場にいるんでしたよね。」
「嗚呼・・。」
「でも雪代縁の件でゴタゴタになって・・・、結局お弟子さんは京都へ旅行へ行ってしまって戻って来るのが明後日の夜らしいのですが、今私怪我で満足に仕事も出来ないと思いますのでとりあえず仕事の支障がないうちに一度顔ぐらい出して来ようと思いまして・・・。いいですか?」
「嫌でもそういう条件を最初にのんだんだ。今更行くなとは言えんな。」
と、斎藤は渋々答えた。
「ありがとうございます。じゃあ、とりあえず道場へ行く日を連絡しないといけないですね。次に恵さんに見てもらう日以降でいつ神谷道場へ行ってもいいですか?」
「抜刀斎が戻ってきた翌日にさっさと顔出してこい。」
斎藤は武尊が考えていたよりも意外なほどにあっさりと許可を出した。
「え、それって恵さんに見てもらう次の日ですよ。早すぎませんか?抜刀斎さんの方も長旅で疲れて帰って来た翌日なのに。」
「こっちは今が新たな任務待ちなんだ。次の任務が忙しくなったら行ってる暇なぞないぞ。」
「確かにそうだけど・・・ん~~、わかりました。じゃあ次の診察の時に恵さんに伝えます。・・・だけど四乃森さんに伝わるかなぁ・・、その次の日ですよ?訪問するの。」
「心配するな。あいつの事だ、武尊が診療所に来ると知っているからな、だぶんその辺に潜んで待ち伏せしてることだろう。」
「待ち伏せって・・・(ストーカーですか!)。」
しかしその様子がつい頭に思い描けてしまう武尊は、
(有り得る・・・、ものすごく想像出来る・・・。)
と、その姿を想像して引いた。