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81.川の流れ (蒼紫・夢主・斎藤・恵)
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情報収集を兼ねて街中を見廻る。
何もない日はこうやって足で稼ぐ。
今も昔もこれが斎藤の日課だ。
そしていつの世も悪がなくなることはない。
ふぅ~、と煙草の煙を吐きながら斎藤は橋の上で立ち止まって欄干越しに川の流れを目で追った。
(川の流れは時代の流れと同じく留まることはない・・・、か。)
この明治という時代は何処へ流れて行くのだろう。
明治になって早や十年、いや、十一年。
東京の風景は一気に近代化して幕末の面影など消し飛んでしまった所も多々ある。
だが斎藤は思う。
どんなに周りが変わろうともそこにダニどもがいる限り俺がやることは只一つ。
【悪・即・斬】
見逃しはしない。
それが俺の正義だ。
・・・・と、思っていたところで斎藤は自分の足が武尊の診療所の方へ向いているのに気がついた。
(仕事を切り上げてから向かおうと思っていたが、巡察のついでだ。見廻って行くか。)
と、斎藤はそのまま診療所へと向かった。
何もない日はこうやって足で稼ぐ。
今も昔もこれが斎藤の日課だ。
そしていつの世も悪がなくなることはない。
ふぅ~、と煙草の煙を吐きながら斎藤は橋の上で立ち止まって欄干越しに川の流れを目で追った。
(川の流れは時代の流れと同じく留まることはない・・・、か。)
この明治という時代は何処へ流れて行くのだろう。
明治になって早や十年、いや、十一年。
東京の風景は一気に近代化して幕末の面影など消し飛んでしまった所も多々ある。
だが斎藤は思う。
どんなに周りが変わろうともそこにダニどもがいる限り俺がやることは只一つ。
【悪・即・斬】
見逃しはしない。
それが俺の正義だ。
・・・・と、思っていたところで斎藤は自分の足が武尊の診療所の方へ向いているのに気がついた。
(仕事を切り上げてから向かおうと思っていたが、巡察のついでだ。見廻って行くか。)
と、斎藤はそのまま診療所へと向かった。