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85.プライド イン ザ カワヤ(厠) (蒼紫・夢主)
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耳まで真っ赤にしている武尊。
蒼紫はちらりとその耳を視界に入れながらも素知らぬ顔で歩き続ける。
武尊は恥ずかしいやら、がっくりくるやらで軽いパニックになっていた。
そんな時、そういえば自分も蒼紫の放尿を見てしまったんだと・・・・、そんな事を思い出した。
(四乃森さん、あの時結構大量だったな・・・。)
と、どうでもいい事もついでに思い出したりして武尊は心で大きなため息をついた。
(はぁ~~~~、私達って、友は友でも放尿友達・・・・・。)
今までに聞いたことがない友達関係だ・・・若しかして新しいジャンル?
と、武尊は自分に突っ込みを入れて、さらに落胆した。
と、思っていたら蒼紫が急に立ち止まり、
「部屋へ戻る前に他に行きたいところはないか。」
と武尊に聞いた。
武尊は、急に話しかけられて、
「あ・・、うん・・・、えっと・・・。」
とシドロモドロになりながら蒼紫の方を見た。
【話す時は相手の目を見なさい】
と小さい時から躾られているからだろうか、話しかけられると反射的にそちらの方を向いてしまう。
結果、当然、蒼紫と目が合う訳でバツが悪くて武尊はそのまま固まってしまった。
蒼紫も武尊の目をじっとみた。
(こんなに近くで四乃森さんの顔を見たことがない・・・・。)
自分を好きだと言う男にだっこされ、こんなに見つめられると意識するなと言われても無理だ。
武尊は自分の体温がぎゅっと上がって来るのがわかった。
ついでにクラクラ感もぎゅ-んと上がって来る。
いつまでも自分の顔を見られてるのはたまらない・・・。
武尊は脳を出来る限り回転させて自分が何をしたかったかを思い出した。
そして、やっと、
「えっと・・・、顔・・・・洗えるところお願いします・・・。」
「わかった。」
と蒼紫は言うと、ようやくその顔を武尊の方から外して前を向いて歩き出した。
武尊はほっとして力が抜けて、くったりした。
蒼紫は歩き出してすぐ、武尊がすっかり脱力して自分に体重を全部かけているのを感じると歩みを止めた。
そして武尊の名前を呼ぶ。
「武尊。」
「・・・・・はい・・・。」
武尊はちゃんと返事をしているつもりだったが蒼紫はその声を聞くと、
「顔だけだったら手ぬぐいで拭くだけでもいいか?」
と言った。
「あ・・・、それでもいいです。」
最初はジャブジャブ水で顔を洗うつもりだった武尊も今は蒼紫の言う通り顔を拭くだけでいいや、という気になってそう答えた。
蒼紫は武尊の返事を聞くと回れ右して病室へ戻った。
蒼紫は武尊をそっとベッドに寝かせると、
「ちょっと待っていろ。」
と言って病室を出た。
武尊は蒼紫の言っている事が聞こえるものの、返事をする元気もなかった。
武尊は目をつむり頭のどこかで、
(はしゃぎすぎた・・・というか興奮しすぎたかな・・・・まだ血が足らないのかな、やっぱり・・・。)
と思った。
目が覚めたときはだいぶよくなったと、思ったのに。
いや、体調は確実によくなっているのは分かる、がやっぱり血だ・・・血が足らない、と武尊は考えた.。
(血が欲しい・・・・・。)
血の渇望。
ドラキュラの気持ちってこんなのかな?
今ならドラキュラの気持ちもわかる?ような気がする。
武尊はそんな事を考える自分をカラカラと脳の中で笑った。
武尊がそんな想像をしていると、すぐに病室の扉が開く音が聞こえた。
蒼紫が手桶に水と手ぬぐいを持って戻って来たのだった。
蒼紫はちらりとその耳を視界に入れながらも素知らぬ顔で歩き続ける。
武尊は恥ずかしいやら、がっくりくるやらで軽いパニックになっていた。
そんな時、そういえば自分も蒼紫の放尿を見てしまったんだと・・・・、そんな事を思い出した。
(四乃森さん、あの時結構大量だったな・・・。)
と、どうでもいい事もついでに思い出したりして武尊は心で大きなため息をついた。
(はぁ~~~~、私達って、友は友でも放尿友達・・・・・。)
今までに聞いたことがない友達関係だ・・・若しかして新しいジャンル?
と、武尊は自分に突っ込みを入れて、さらに落胆した。
と、思っていたら蒼紫が急に立ち止まり、
「部屋へ戻る前に他に行きたいところはないか。」
と武尊に聞いた。
武尊は、急に話しかけられて、
「あ・・、うん・・・、えっと・・・。」
とシドロモドロになりながら蒼紫の方を見た。
【話す時は相手の目を見なさい】
と小さい時から躾られているからだろうか、話しかけられると反射的にそちらの方を向いてしまう。
結果、当然、蒼紫と目が合う訳でバツが悪くて武尊はそのまま固まってしまった。
蒼紫も武尊の目をじっとみた。
(こんなに近くで四乃森さんの顔を見たことがない・・・・。)
自分を好きだと言う男にだっこされ、こんなに見つめられると意識するなと言われても無理だ。
武尊は自分の体温がぎゅっと上がって来るのがわかった。
ついでにクラクラ感もぎゅ-んと上がって来る。
いつまでも自分の顔を見られてるのはたまらない・・・。
武尊は脳を出来る限り回転させて自分が何をしたかったかを思い出した。
そして、やっと、
「えっと・・・、顔・・・・洗えるところお願いします・・・。」
「わかった。」
と蒼紫は言うと、ようやくその顔を武尊の方から外して前を向いて歩き出した。
武尊はほっとして力が抜けて、くったりした。
蒼紫は歩き出してすぐ、武尊がすっかり脱力して自分に体重を全部かけているのを感じると歩みを止めた。
そして武尊の名前を呼ぶ。
「武尊。」
「・・・・・はい・・・。」
武尊はちゃんと返事をしているつもりだったが蒼紫はその声を聞くと、
「顔だけだったら手ぬぐいで拭くだけでもいいか?」
と言った。
「あ・・・、それでもいいです。」
最初はジャブジャブ水で顔を洗うつもりだった武尊も今は蒼紫の言う通り顔を拭くだけでいいや、という気になってそう答えた。
蒼紫は武尊の返事を聞くと回れ右して病室へ戻った。
蒼紫は武尊をそっとベッドに寝かせると、
「ちょっと待っていろ。」
と言って病室を出た。
武尊は蒼紫の言っている事が聞こえるものの、返事をする元気もなかった。
武尊は目をつむり頭のどこかで、
(はしゃぎすぎた・・・というか興奮しすぎたかな・・・・まだ血が足らないのかな、やっぱり・・・。)
と思った。
目が覚めたときはだいぶよくなったと、思ったのに。
いや、体調は確実によくなっているのは分かる、がやっぱり血だ・・・血が足らない、と武尊は考えた.。
(血が欲しい・・・・・。)
血の渇望。
ドラキュラの気持ちってこんなのかな?
今ならドラキュラの気持ちもわかる?ような気がする。
武尊はそんな事を考える自分をカラカラと脳の中で笑った。
武尊がそんな想像をしていると、すぐに病室の扉が開く音が聞こえた。
蒼紫が手桶に水と手ぬぐいを持って戻って来たのだった。