※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
84.甦る凶器と薬の関係 (斎藤・蒼紫・夢主)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
蒼紫も同様な理由で斎藤と同じ結論に辿りついた。
十六夜丸はその薬を飲ませた者に従うという事。
だが蒼紫はそれに気づいた時、血が出そうになるぐらいに拳を握りしめ、
「誰が武尊を・・・外法の手先なんぞに・・・。」
と、怒りで手を震わせた。
十六夜丸・・・一度しか会ってはいないがそれがどんな奴だかは蒼紫はよく知っている。
忘れもしない。
あの狂気に満ちた赤い眼。
闘う事が、人を斬る事が、楽しくて仕方がないと言わんばかりに刀を振るう十六夜丸。
そんな魔物に身体を貸し与えて心を喰われる・・・。
蒼紫はやるせない気持ちで胸が締め付けられるようだった。
武尊は心の内にこのような闇を持っていたのか。
と、さぞかし苦しかろう・・・そう思っている蒼紫に、川に落ちた時武尊が言った言葉がふと思い出された。
『四乃森さんも笑えるようになればいいのにね・・。』
と、武尊は微笑みながら蒼紫にそう言ったのだった。
心の中にそんな重荷を抱え込んでいるとも知らず俺は暴れる武尊をうるさく思い、抗う名に恥辱を与えた・・・。
今も耳に残る武尊の悲鳴とも言える喘ぎ声。
蒼紫に後悔の念が湧き上がる。
しばらく無言で立っていた蒼紫だったが最後にため息をつき、肩を落として椅子に腰掛けた。
十六夜丸はその薬を飲ませた者に従うという事。
だが蒼紫はそれに気づいた時、血が出そうになるぐらいに拳を握りしめ、
「誰が武尊を・・・外法の手先なんぞに・・・。」
と、怒りで手を震わせた。
十六夜丸・・・一度しか会ってはいないがそれがどんな奴だかは蒼紫はよく知っている。
忘れもしない。
あの狂気に満ちた赤い眼。
闘う事が、人を斬る事が、楽しくて仕方がないと言わんばかりに刀を振るう十六夜丸。
そんな魔物に身体を貸し与えて心を喰われる・・・。
蒼紫はやるせない気持ちで胸が締め付けられるようだった。
武尊は心の内にこのような闇を持っていたのか。
と、さぞかし苦しかろう・・・そう思っている蒼紫に、川に落ちた時武尊が言った言葉がふと思い出された。
『四乃森さんも笑えるようになればいいのにね・・。』
と、武尊は微笑みながら蒼紫にそう言ったのだった。
心の中にそんな重荷を抱え込んでいるとも知らず俺は暴れる武尊をうるさく思い、抗う名に恥辱を与えた・・・。
今も耳に残る武尊の悲鳴とも言える喘ぎ声。
蒼紫に後悔の念が湧き上がる。
しばらく無言で立っていた蒼紫だったが最後にため息をつき、肩を落として椅子に腰掛けた。