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118.沈みゆく夕日 (夢主・斎藤)
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斎藤は巡察の途中で例の薬屋に寄った。
昨日も寄ってはみたが主人は仕入れに出かけていて不在とのことだった。
「店主・・・頼んだ物出来たか?」
「へぇ、私もいろいろあれから研究したのですが・・一角、虎骨、犀角、羚羊尖、真珠、鹿角・・いろいろ試したのですがこれと言って合致するようなものがなく・・。」
「流石の店主にも無理か、・・・残念だな。」
「いえいえ藤田様、公言出来ないんですが一つだけ同様な素材がございました。」
「今更公言などと偉そうな事をいうな、お前の所に持って来る仕事で表に出る様なものはないだろう。」
「左様でございましたな。」
と言いつつ店主は後ろの壁の薬棚から薬包を三包取り出し、すいっと斎藤に差し出した。
「少なくてすみませんな、ですが材料に様々な香を付ける段階で成功した物はこれだけになりました。」
「いや、とりあえずそれでいい。で、いくらだ。」
と、思っていたよりも安い金額を店主に払いながら斎藤は、
「で、お前ならこの薬をどう見る?」
と聞いた。
「効能の事でございますか?さあ・・・、素材につきましては古来より度々漢方には用いられてきたものでございますが、付けた香との組み合わせにつきましては私にとっても初めてでございます。・・・・藤田様これは私の考えでございますが、この薬、病に対して用いると言うよりは若しや何やらの呪術などで使われるのかもしれませんな。」
「呪術・・・か。」
斎藤は店主の話に武尊の状況を重ね片手を口に当て一瞬押し黙った。
「藤田様?」
「いや、なんでもない。・・で、こいつの材料とは何だ。」
「はい、・・人骨にございます。」
昨日も寄ってはみたが主人は仕入れに出かけていて不在とのことだった。
「店主・・・頼んだ物出来たか?」
「へぇ、私もいろいろあれから研究したのですが・・一角、虎骨、犀角、羚羊尖、真珠、鹿角・・いろいろ試したのですがこれと言って合致するようなものがなく・・。」
「流石の店主にも無理か、・・・残念だな。」
「いえいえ藤田様、公言出来ないんですが一つだけ同様な素材がございました。」
「今更公言などと偉そうな事をいうな、お前の所に持って来る仕事で表に出る様なものはないだろう。」
「左様でございましたな。」
と言いつつ店主は後ろの壁の薬棚から薬包を三包取り出し、すいっと斎藤に差し出した。
「少なくてすみませんな、ですが材料に様々な香を付ける段階で成功した物はこれだけになりました。」
「いや、とりあえずそれでいい。で、いくらだ。」
と、思っていたよりも安い金額を店主に払いながら斎藤は、
「で、お前ならこの薬をどう見る?」
と聞いた。
「効能の事でございますか?さあ・・・、素材につきましては古来より度々漢方には用いられてきたものでございますが、付けた香との組み合わせにつきましては私にとっても初めてでございます。・・・・藤田様これは私の考えでございますが、この薬、病に対して用いると言うよりは若しや何やらの呪術などで使われるのかもしれませんな。」
「呪術・・・か。」
斎藤は店主の話に武尊の状況を重ね片手を口に当て一瞬押し黙った。
「藤田様?」
「いや、なんでもない。・・で、こいつの材料とは何だ。」
「はい、・・人骨にございます。」