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118.沈みゆく夕日 (夢主・斎藤)
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武尊は斎藤の部屋を出て資料室に移動した。
そこの室内の一番奥の本棚へ向かい、その本棚の中段の端の分厚い冊子を取り出した。
「初めてこの部屋に来たときこの棚は埃が積もっていたから最近は使われてないんだろうと思ってたんだけど・・・。」
と武尊が考えていた通り、自分が仕事をもらって一度もこの棚の書類を出した事はなかった。
ここの掃除も自分がしているから今は本や資料に埃なんか積もっていないんだけど・・・と、思いながら武尊はその冊子の最後のページを開くと、そこに挟んであった薬包を取り出した。
武尊が横浜から警視庁に来た時、斎藤に言われ馬車に積んであった膨大な資料をここに運び入れた時、落としたりなくしたりした時の事を考えて一包隠しておいたのだ。
比古の所から持って来たのは三包だと思っていたのだが、どうやら一つ重なってくっついていたようで合計四包の内、今武尊が持っているものが一つ、使用されたのが一つ、斎藤が持っているのが二つ。
とりあえず武尊は成分分析用に残しておいてよかったと思った。
武尊はそれをくっと、握りしめると制服のポケットへ入れた。
「さあ・・・、掃除しなくっちゃね!」
と、武尊は気持ちを切り替えるように気合を入れると腕まくりをした。
武尊がいない間に床は煙草の灰や土が散乱していた。
「床、どろだらけじゃんか・・・本当、掃き掃除ぐらいすればいいのにねえ・・気にならないのかなあ、もぅ~。」
と、言いつつ武尊は上司が静かに箒をサカサカ動かしている姿を思い描いてみた。
「・・・無理、想像つかない・・。」
武尊は眉間を押さえて首を横に振って箒を握った。
そこの室内の一番奥の本棚へ向かい、その本棚の中段の端の分厚い冊子を取り出した。
「初めてこの部屋に来たときこの棚は埃が積もっていたから最近は使われてないんだろうと思ってたんだけど・・・。」
と武尊が考えていた通り、自分が仕事をもらって一度もこの棚の書類を出した事はなかった。
ここの掃除も自分がしているから今は本や資料に埃なんか積もっていないんだけど・・・と、思いながら武尊はその冊子の最後のページを開くと、そこに挟んであった薬包を取り出した。
武尊が横浜から警視庁に来た時、斎藤に言われ馬車に積んであった膨大な資料をここに運び入れた時、落としたりなくしたりした時の事を考えて一包隠しておいたのだ。
比古の所から持って来たのは三包だと思っていたのだが、どうやら一つ重なってくっついていたようで合計四包の内、今武尊が持っているものが一つ、使用されたのが一つ、斎藤が持っているのが二つ。
とりあえず武尊は成分分析用に残しておいてよかったと思った。
武尊はそれをくっと、握りしめると制服のポケットへ入れた。
「さあ・・・、掃除しなくっちゃね!」
と、武尊は気持ちを切り替えるように気合を入れると腕まくりをした。
武尊がいない間に床は煙草の灰や土が散乱していた。
「床、どろだらけじゃんか・・・本当、掃き掃除ぐらいすればいいのにねえ・・気にならないのかなあ、もぅ~。」
と、言いつつ武尊は上司が静かに箒をサカサカ動かしている姿を思い描いてみた。
「・・・無理、想像つかない・・。」
武尊は眉間を押さえて首を横に振って箒を握った。