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117.備えあれば憂いなし (夢主・斎藤・蒼紫・恵・操・左之助・弥彦・燕)
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恵からもらった【劇的睡眠剤】を斎藤に飲まそうとするも返り討ちにあって飲まされた武尊の薬の効果がようやく切れた。
「ん・・・・。」
覚醒に向けて身じろぐ武尊の小さな声に斎藤が気が付いて机からソファーの所へやって来た。
そして武尊を見下ろす。
武尊の顔・・・愛しい女。
(来るか?・・・俺と北の果てまで。)
斎藤は目でそう武尊に問いかけた。
斎藤は武尊が『うん』という確証が持てなかった。
だからまだ内示の事は武尊に知られたくなかった。
すぐに分かってしまうことだろう。
だが今は・・・今日は黙っておこう。
そう思った斎藤だった。
「斎藤さん・・・。」
武尊がぼんやりと目を開け目の前の斎藤の名を呼んだ。
「よく眠れたか?疲れは取れたか。」
と、武尊に聞いてクククと笑う斎藤に、何故自分が寝ているのか、その原因をはっと思い出してガバッと起きた。
そして改めて斎藤と目を合わすが意識が完全回復している武尊はつい先ほどの痴態を思い出して思わず斎藤から目を逸らせた。
斎藤の眼を見てしまうと・・・。
どうも・・・
斎藤の男根を思い出してしまうのだ。
「どうした、武尊。」
斎藤は武尊が赤い顔をしている理由がすぐに分かった。
分かって聞いているのである。
そんな武尊が可愛くて笑いが止まらない。
「な、なんでもない、斎藤さんこそなんで笑ってるの。」
「それはだな、」
と言いながら斎藤は武尊の横に腰掛けた。
「武尊が可愛いからだ。俺のモノを思い出して照れてるんだろう?よかったぞ武尊の口は。」
と、斎藤に目を細められて武尊は肩を抱かれた。
「ぅぅ・・。」
と、何と反応していいのか、何と言えばいいのか分からなくて耳まで赤くして武尊は固まっていた。
斎藤はそのまま手を武尊のうなじに移動させ、指に当たる髪を指先で絡めていじる。
ぞくぞくする感触に力が抜けていく。
甘いしびれに体重を斎藤に預けると斎藤は目を細めてゆっくりと武尊に顔を近づけた。
斎藤はちょっとの事で武尊を求めたくなる己の気持ちに制御がかけにくくなっていることに気が付いていた。
今もこうして武尊を感じていたいと思う。
柔らかな餅のような武尊の頬に己の頬を摺り寄せ赤い唇に吸付く。
武尊の唇を己が唇で甘噛みする。
武尊の口内から漏れてくる小さな吐息が斎藤を興奮させる。
(まずい・・・このままいくと止められなくなりそうだ。)
と、斎藤が思った時武尊が突然、
「うっ!」
と呻いた。
斎藤がはっと武尊を見ると、
「ごめんなさい、斎藤さん、この姿勢背中が痛いです。」
という武尊の目は涙目になっていた。
「すまん、武尊が怪我人という事を忘れていたな。」
斎藤は今なら何とか気持ちを制御できると立ち上がって煙草に火を点け、大きく煙を吐き、顔だけは余裕な表情を作り、
「慣れるほど咥えれば赤くもならなくなるぞ。明日もやってみるか。」
と、武尊に言った。
「やりませんー!」
「そうか、残念だな。」
「もー、それって(セクハラって言われますよ)・・もごもご。」
「それって何だ、何が言いたい。とにかく早くよくなれ、それでは抱こうにも抱けん。」
「斎藤さんっ!」
真顔でストレートにそんな事を言う恥ずかしい上司のはずなのにそれを内心嬉しく思ったりする自分がいる。
斎藤は先程まで見ていた書類を封筒に入れるとそれを持ち、
「俺は今から巡察に行って来る。武尊は、そうだな・・・資料室の掃除を頼む。武尊がいないとどうも片付かなくてな。」
と、武尊に仕事を命じた。
「わかりました。他には?」
「いや、今日はそんなもんでいいぞ。今は無理をせず早く治すことを考えろ。終わったら帰宅してよし!」
「わかりました、今後の仕事効率の為にもそうします・・・って、そうだ、斎藤さん、」
「ん?」
「そろそろ私の薬、返してもらってもいいですか?折角早く帰れるんだったらまた服に縫い付けたいので・・・。」
「ダメだ、これはまだ俺が預かっておく。」
「でもそれは斎藤さんが持っていても・・・・って・・・まさか私を十六夜丸に・・。」
「十六夜丸なんぞには興味も用事もない。武尊の方こそ何故今更薬が必要なんだ。使い方が分かった今、これと武尊が一緒にある事は危険だという事ぐらいわかるだろう。どうしても返して欲しければ俺を倒して取り返してみろ。」
「またそんな無理難題を・・・。」
「と、言うことだ。返さんとは言わん、ただこれは暫く俺が預かる、いいな。」
「ぶぅぅぅ~~!」
と、ふくれっ面をする武尊に斎藤はいい子いい子と頭を撫でた。
「そうふくれるな、明日時間があれば団子でもかってやるから。」
「明日は神谷道場へ行く日ですよ、斎藤さん!だから明後日買ってください!」
「嗚呼、分かった分かった。」
と、斎藤はポンと武尊の頭を軽くたたくと巡察に出かけて行った。
武尊は窓から警視庁を出て行く斎藤の姿を確認した。
「こんな事になるとは思ってなかったけど、やっぱり【備えあれば憂いなし】かな。斎藤さんのことは信じてるけど、あの薬はまだ私に必要なんです。」
と、武尊は室内を振り返った。
「ん・・・・。」
覚醒に向けて身じろぐ武尊の小さな声に斎藤が気が付いて机からソファーの所へやって来た。
そして武尊を見下ろす。
武尊の顔・・・愛しい女。
(来るか?・・・俺と北の果てまで。)
斎藤は目でそう武尊に問いかけた。
斎藤は武尊が『うん』という確証が持てなかった。
だからまだ内示の事は武尊に知られたくなかった。
すぐに分かってしまうことだろう。
だが今は・・・今日は黙っておこう。
そう思った斎藤だった。
「斎藤さん・・・。」
武尊がぼんやりと目を開け目の前の斎藤の名を呼んだ。
「よく眠れたか?疲れは取れたか。」
と、武尊に聞いてクククと笑う斎藤に、何故自分が寝ているのか、その原因をはっと思い出してガバッと起きた。
そして改めて斎藤と目を合わすが意識が完全回復している武尊はつい先ほどの痴態を思い出して思わず斎藤から目を逸らせた。
斎藤の眼を見てしまうと・・・。
どうも・・・
斎藤の男根を思い出してしまうのだ。
「どうした、武尊。」
斎藤は武尊が赤い顔をしている理由がすぐに分かった。
分かって聞いているのである。
そんな武尊が可愛くて笑いが止まらない。
「な、なんでもない、斎藤さんこそなんで笑ってるの。」
「それはだな、」
と言いながら斎藤は武尊の横に腰掛けた。
「武尊が可愛いからだ。俺のモノを思い出して照れてるんだろう?よかったぞ武尊の口は。」
と、斎藤に目を細められて武尊は肩を抱かれた。
「ぅぅ・・。」
と、何と反応していいのか、何と言えばいいのか分からなくて耳まで赤くして武尊は固まっていた。
斎藤はそのまま手を武尊のうなじに移動させ、指に当たる髪を指先で絡めていじる。
ぞくぞくする感触に力が抜けていく。
甘いしびれに体重を斎藤に預けると斎藤は目を細めてゆっくりと武尊に顔を近づけた。
斎藤はちょっとの事で武尊を求めたくなる己の気持ちに制御がかけにくくなっていることに気が付いていた。
今もこうして武尊を感じていたいと思う。
柔らかな餅のような武尊の頬に己の頬を摺り寄せ赤い唇に吸付く。
武尊の唇を己が唇で甘噛みする。
武尊の口内から漏れてくる小さな吐息が斎藤を興奮させる。
(まずい・・・このままいくと止められなくなりそうだ。)
と、斎藤が思った時武尊が突然、
「うっ!」
と呻いた。
斎藤がはっと武尊を見ると、
「ごめんなさい、斎藤さん、この姿勢背中が痛いです。」
という武尊の目は涙目になっていた。
「すまん、武尊が怪我人という事を忘れていたな。」
斎藤は今なら何とか気持ちを制御できると立ち上がって煙草に火を点け、大きく煙を吐き、顔だけは余裕な表情を作り、
「慣れるほど咥えれば赤くもならなくなるぞ。明日もやってみるか。」
と、武尊に言った。
「やりませんー!」
「そうか、残念だな。」
「もー、それって(セクハラって言われますよ)・・もごもご。」
「それって何だ、何が言いたい。とにかく早くよくなれ、それでは抱こうにも抱けん。」
「斎藤さんっ!」
真顔でストレートにそんな事を言う恥ずかしい上司のはずなのにそれを内心嬉しく思ったりする自分がいる。
斎藤は先程まで見ていた書類を封筒に入れるとそれを持ち、
「俺は今から巡察に行って来る。武尊は、そうだな・・・資料室の掃除を頼む。武尊がいないとどうも片付かなくてな。」
と、武尊に仕事を命じた。
「わかりました。他には?」
「いや、今日はそんなもんでいいぞ。今は無理をせず早く治すことを考えろ。終わったら帰宅してよし!」
「わかりました、今後の仕事効率の為にもそうします・・・って、そうだ、斎藤さん、」
「ん?」
「そろそろ私の薬、返してもらってもいいですか?折角早く帰れるんだったらまた服に縫い付けたいので・・・。」
「ダメだ、これはまだ俺が預かっておく。」
「でもそれは斎藤さんが持っていても・・・・って・・・まさか私を十六夜丸に・・。」
「十六夜丸なんぞには興味も用事もない。武尊の方こそ何故今更薬が必要なんだ。使い方が分かった今、これと武尊が一緒にある事は危険だという事ぐらいわかるだろう。どうしても返して欲しければ俺を倒して取り返してみろ。」
「またそんな無理難題を・・・。」
「と、言うことだ。返さんとは言わん、ただこれは暫く俺が預かる、いいな。」
「ぶぅぅぅ~~!」
と、ふくれっ面をする武尊に斎藤はいい子いい子と頭を撫でた。
「そうふくれるな、明日時間があれば団子でもかってやるから。」
「明日は神谷道場へ行く日ですよ、斎藤さん!だから明後日買ってください!」
「嗚呼、分かった分かった。」
と、斎藤はポンと武尊の頭を軽くたたくと巡察に出かけて行った。
武尊は窓から警視庁を出て行く斎藤の姿を確認した。
「こんな事になるとは思ってなかったけど、やっぱり【備えあれば憂いなし】かな。斎藤さんのことは信じてるけど、あの薬はまだ私に必要なんです。」
と、武尊は室内を振り返った。