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117.備えあれば憂いなし (夢主・斎藤・蒼紫・恵・操・左之助・弥彦・燕)
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一方、神谷道場。
恵と一緒に帰って来た蒼紫を最初に発見したのは操だった。
「蒼紫様、おかえりなさい!あ、西瓜だ!」
と、操は蒼紫に駆け寄った。
「弥彦君の診察が終わったら切ってあげるからちょっと待ってなさい。」
と、恵が言った時、更に後ろから声がした。
「おっ、女狐じゃねぇか・・・って、こりゃまた立派な西瓜なこった。」
と、左之助は西瓜を見て舌なめずりをした。
「ちょっと、あんたは何しに来たのよ。」
と、恵が片手を腰に当て左之助を見て言った。
「そりゃ、弥彦の様子を見てやろうと思ってさ。それから剣心や嬢ちゃんは今日帰って来るんだろ、ここもちょっとは片付けてやんないといけねぇと思って来たんだが意外に片付いてるじゃねぇか
。」
と、左之助はざっと辺りを見回した。
「そりゃ、蒼紫様と私でコツコツと片付けたんだから。来るならもっと早くくればいいのに。」
と、操が左之助にブー垂れながら言った。
「ハハッ、そりゃ悪かったな、俺もなかなか忙しくってよ。」
と、左之助はへらっと笑った。
恵はそんな左之助を見て、
「また(博打)打ちに言ってたわね・・で、ここに来たってことは食べ物目的っていう理由ね。」
(何て勘のいい女狐だ!)
ギクッとする左之助を見て相手にしてもしかたがないと、
「あんたも西瓜が食べたければ少し待ってなさいな。出来ればその間に腕を怪我した剣さんの代りに薪でも割っておいてくれると助かるんだけど・・。」
「おっ、薪割か。お安い御用出せ!」
恵の機嫌を損ねれば西瓜が食べられなくなると、左之助は快く薪割をするべく道場裏へ行った。
「さ、馬鹿は放っておいてっと。」
と恵は縁側をあがり、弥彦の部屋へ入った。
そこにはあかべこから毎日この時間に来ている燕がいた。
「弥彦君の具合はどう?」
恵は静かに弥彦の布団の側へ座ると燕に尋ねた。
「ええ・・、食事はちゃんとしてます。最近は目覚めてる時間も多くなったんですけど、やっぱり疲れるのかすぐ寝ます、こんな風に。」
燕の言葉を聞いて恵は手を弥彦の額と首筋に当て熱を見た。
「大丈夫、問題ないわ。ただ、お薬だけはちゃんと飲ませるようにしてちょうだいね。」
と、恵は追加分の薬を弥彦の枕元に置いた。
「わかりました、ありがとうございます。」
「今日は西瓜を持って来たのよ。いまから切るんだけどあなたもどう?」
「ええ、ありがとうございます恵さん。だけど私もうすぐお店に戻らないといけないしもうちょっと弥彦君を見ていたいんです。」
けなげに少し赤くなって俯きながら答える燕を見ながら恵は若いっていいわねとニコっと笑って、
「・・・ええ、わかったわ。じゃあよろしくね。」
と、部屋を退出した。
「弥彦の具合だどうだ。」
外にいた蒼紫が恵に聞いた。
「順調よ、若いといいわね回復も早いわ。」
「そうか・・・。」
「じゃ、いよいよ西瓜ね!」
と、縁側で待機していた操が手を叩いた。
「仕方ないわね、切って来るからあなたは薪割している人を呼んできてちょうだい。」
そういうと、恵は勝手知ったる台所へ包丁とまな板を取りに行った。
恵と一緒に帰って来た蒼紫を最初に発見したのは操だった。
「蒼紫様、おかえりなさい!あ、西瓜だ!」
と、操は蒼紫に駆け寄った。
「弥彦君の診察が終わったら切ってあげるからちょっと待ってなさい。」
と、恵が言った時、更に後ろから声がした。
「おっ、女狐じゃねぇか・・・って、こりゃまた立派な西瓜なこった。」
と、左之助は西瓜を見て舌なめずりをした。
「ちょっと、あんたは何しに来たのよ。」
と、恵が片手を腰に当て左之助を見て言った。
「そりゃ、弥彦の様子を見てやろうと思ってさ。それから剣心や嬢ちゃんは今日帰って来るんだろ、ここもちょっとは片付けてやんないといけねぇと思って来たんだが意外に片付いてるじゃねぇか
。」
と、左之助はざっと辺りを見回した。
「そりゃ、蒼紫様と私でコツコツと片付けたんだから。来るならもっと早くくればいいのに。」
と、操が左之助にブー垂れながら言った。
「ハハッ、そりゃ悪かったな、俺もなかなか忙しくってよ。」
と、左之助はへらっと笑った。
恵はそんな左之助を見て、
「また(博打)打ちに言ってたわね・・で、ここに来たってことは食べ物目的っていう理由ね。」
(何て勘のいい女狐だ!)
ギクッとする左之助を見て相手にしてもしかたがないと、
「あんたも西瓜が食べたければ少し待ってなさいな。出来ればその間に腕を怪我した剣さんの代りに薪でも割っておいてくれると助かるんだけど・・。」
「おっ、薪割か。お安い御用出せ!」
恵の機嫌を損ねれば西瓜が食べられなくなると、左之助は快く薪割をするべく道場裏へ行った。
「さ、馬鹿は放っておいてっと。」
と恵は縁側をあがり、弥彦の部屋へ入った。
そこにはあかべこから毎日この時間に来ている燕がいた。
「弥彦君の具合はどう?」
恵は静かに弥彦の布団の側へ座ると燕に尋ねた。
「ええ・・、食事はちゃんとしてます。最近は目覚めてる時間も多くなったんですけど、やっぱり疲れるのかすぐ寝ます、こんな風に。」
燕の言葉を聞いて恵は手を弥彦の額と首筋に当て熱を見た。
「大丈夫、問題ないわ。ただ、お薬だけはちゃんと飲ませるようにしてちょうだいね。」
と、恵は追加分の薬を弥彦の枕元に置いた。
「わかりました、ありがとうございます。」
「今日は西瓜を持って来たのよ。いまから切るんだけどあなたもどう?」
「ええ、ありがとうございます恵さん。だけど私もうすぐお店に戻らないといけないしもうちょっと弥彦君を見ていたいんです。」
けなげに少し赤くなって俯きながら答える燕を見ながら恵は若いっていいわねとニコっと笑って、
「・・・ええ、わかったわ。じゃあよろしくね。」
と、部屋を退出した。
「弥彦の具合だどうだ。」
外にいた蒼紫が恵に聞いた。
「順調よ、若いといいわね回復も早いわ。」
「そうか・・・。」
「じゃ、いよいよ西瓜ね!」
と、縁側で待機していた操が手を叩いた。
「仕方ないわね、切って来るからあなたは薪割している人を呼んできてちょうだい。」
そういうと、恵は勝手知ったる台所へ包丁とまな板を取りに行った。