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117.備えあれば憂いなし (夢主・斎藤・蒼紫・恵・操・左之助・弥彦・燕)
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斎藤は部屋に戻り川路から手渡された封筒の中身・・・内務省に宛てられた嘆願書を取り出しざっと目を通していた。
「大麻に、不法武器所持の士族や先住民の反乱、刑務所から脱走した囚人の捜索・・・挙句の果てはお抱え外国人の遺失物の捜索・・・フン、よほど人手が足らんのか無能なのか・・・。」
一通り分厚い書類を読み終えた斎藤は煙草を手に立ち上がった。
そして窓際に移動し、
「何にせよ此処とはさらばだな。」
と、斎藤は目を細めて室内を見渡した。
カチャ。
突然ドアノブが回る音。
「ただいま戻りました~。」
の声と共に扉が少しづつ開いてゆく。
武尊は斎藤の姿を確認すると安心して扉をパッと開け部屋に入った。
「早いな、ちゃんと診てもらったのか?」
「うん、帰りは診療所の先生を送って来た馬車がたまたま来ててついでに乗せてもらってきちゃった。恵さん、三日後また来てって。でも、あ~疲れた、歩くと遠いや。」
と、武尊はソファーにどっかり腰を下ろした。
そして何気に上司の机の上を見ると新たな書類らしきものがあることに気が付いた。
「あ、新しい任務ですか?」
と、武尊が立ちあがって机に向かおうとすると斎藤は武尊より先に書類を手にし、
「これは以前に川路から預かっていた古い資料だ。特に急ぎのものではない。」
と言って書類を封筒に戻すと引出にしまった。
「そうですか、では私は今日は何をすればいいですか?」
「そうだな、ぼちぼちいい時間だ。昼飯でも行くか。」
「あ、いいですねー。実はお腹ぺこぺこです。」
と、武尊はお腹を押さえて笑った。
斎藤はその武尊の笑顔を見てフッっと笑うと、
「行くか。」
と、武尊の頭をくしゃりと撫でた。
(※この後のハプニングは短編【疲労回復】でお楽しみ下さい。)
「大麻に、不法武器所持の士族や先住民の反乱、刑務所から脱走した囚人の捜索・・・挙句の果てはお抱え外国人の遺失物の捜索・・・フン、よほど人手が足らんのか無能なのか・・・。」
一通り分厚い書類を読み終えた斎藤は煙草を手に立ち上がった。
そして窓際に移動し、
「何にせよ此処とはさらばだな。」
と、斎藤は目を細めて室内を見渡した。
カチャ。
突然ドアノブが回る音。
「ただいま戻りました~。」
の声と共に扉が少しづつ開いてゆく。
武尊は斎藤の姿を確認すると安心して扉をパッと開け部屋に入った。
「早いな、ちゃんと診てもらったのか?」
「うん、帰りは診療所の先生を送って来た馬車がたまたま来ててついでに乗せてもらってきちゃった。恵さん、三日後また来てって。でも、あ~疲れた、歩くと遠いや。」
と、武尊はソファーにどっかり腰を下ろした。
そして何気に上司の机の上を見ると新たな書類らしきものがあることに気が付いた。
「あ、新しい任務ですか?」
と、武尊が立ちあがって机に向かおうとすると斎藤は武尊より先に書類を手にし、
「これは以前に川路から預かっていた古い資料だ。特に急ぎのものではない。」
と言って書類を封筒に戻すと引出にしまった。
「そうですか、では私は今日は何をすればいいですか?」
「そうだな、ぼちぼちいい時間だ。昼飯でも行くか。」
「あ、いいですねー。実はお腹ぺこぺこです。」
と、武尊はお腹を押さえて笑った。
斎藤はその武尊の笑顔を見てフッっと笑うと、
「行くか。」
と、武尊の頭をくしゃりと撫でた。
(※この後のハプニングは短編【疲労回復】でお楽しみ下さい。)