116.女狐 (蒼紫・夢主・恵・玄斎)
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「あ、もう着いちゃった。」
蒼紫の話を聞きながらの診療所までの道のりはあっという間だった。
「こんにちはー。」
と、言いながら武尊は診療所の玄関を開けて立っていると恵が出てきた。
(まぁ!)
恵は武尊の後ろで立っている蒼紫の姿に驚いたものの、
「ちゃんと来たわね、さあ中に入って。」
武尊を診療室の方へ手招きした。
もちろん蒼紫には、
「あなたは診察室の外よ。」
と一言付け加えるのを恵は忘れなかったが。
武尊はちらっと蒼紫の方を振り返って軽く会釈をすると診療室に入った。