73.ファイヤ-! (斎藤・川路・夢主)
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斎藤が警視庁へ帰って来ると同時に斎藤の部屋に川路の伝令が来た。
「警視総監がお呼びです、藤田警部補殿。」
「・・・ああ、すぐに行くと伝えてくれ。」
斎藤はフゥ-と、大きく煙草の煙を吐くと、短くなっていた煙草を灰皿に押し付けた。
「ふん、思ったより早い呼び出しだな。」
と、斎藤は鼻で笑いながら呟いた。
呼び出された内容は予測がつく。
(十中八九これの事だな。)
そう思いながら斎藤は若い軍人の話を書き取った手元の紙の束に視線をやった。
「やれやれ・・・・。」
斎藤は机に置いたばかりのそれをまた手に持つと、川路の部屋へ向かった。