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72.軍人の自白と目撃証言 (斎藤・張・川路)
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斎藤は二時間の仮眠後、再び拘置所へ行って調書をとった。
「以上だ。また何かあったら聞きに来る。」
と言って斎藤が立ち上がった。
「あの・・・。僕はどんな罪になるんでしょうか。」
と、軍人は斎藤に尋ねた。
そんなこともわからず計画に加担していたのか、と斎藤は呆れながらも答える。
「内乱罪だ。ま、しばらくは娑婆に出てくることはないな。だがお前の協力次第では考えてやってもいい。」
斎藤がそんな事を話している間、警視総監の川路は朝いちで内務省の会議に出ていた。
昨晩の海軍兵器製造所とその沖での不審な爆発の件で緊急会議が開かれていた。
新たな反政府活動かと不安の空気が流れる中、海軍卿の川村が坦々と報告する。
その中に爆発の前に警官の姿を見たという証言があるという話が出てきたのだ。
内務卿の伊藤博文が川路にどういう事だ、と厳しく問い詰める。
川路は、
「警察の人間が断りもなく海軍の施設に入るということはないはずですが・・・。細部確認いたします。」
と、答えるも、心の中ではただ一人思い当たる人物がいた。
表だった命令はなくとも裏で動く人物・・・・・。
川路は警視庁へ帰ると同時に、
「斎藤!斎藤を呼べ-!」
と、叫んだ。
「以上だ。また何かあったら聞きに来る。」
と言って斎藤が立ち上がった。
「あの・・・。僕はどんな罪になるんでしょうか。」
と、軍人は斎藤に尋ねた。
そんなこともわからず計画に加担していたのか、と斎藤は呆れながらも答える。
「内乱罪だ。ま、しばらくは娑婆に出てくることはないな。だがお前の協力次第では考えてやってもいい。」
斎藤がそんな事を話している間、警視総監の川路は朝いちで内務省の会議に出ていた。
昨晩の海軍兵器製造所とその沖での不審な爆発の件で緊急会議が開かれていた。
新たな反政府活動かと不安の空気が流れる中、海軍卿の川村が坦々と報告する。
その中に爆発の前に警官の姿を見たという証言があるという話が出てきたのだ。
内務卿の伊藤博文が川路にどういう事だ、と厳しく問い詰める。
川路は、
「警察の人間が断りもなく海軍の施設に入るということはないはずですが・・・。細部確認いたします。」
と、答えるも、心の中ではただ一人思い当たる人物がいた。
表だった命令はなくとも裏で動く人物・・・・・。
川路は警視庁へ帰ると同時に、
「斎藤!斎藤を呼べ-!」
と、叫んだ。