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72.軍人の自白と目撃証言 (斎藤・張・川路)
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「ふう・・・。」
斎藤は煙草をくわえ、すっきりした足に下駄を履き自室に戻った。
生乾きの制服を脱ぎながら何気なしに明るくなった窓を見るとオレンジ色の筋がたなびく空が見えた。
(武尊はどうなった・・・。)
いつもこの部屋にあるはずの武尊の気配がない。
苛立ちと武尊の怪我を心配する気持ちが複雑に絡む。
(武尊・・・・。)
斎藤は無意識に武尊の名前を呟くと昨日の惨状を思い出した。
(十六夜丸のあの顔・・・。)
大丈夫のはずだ・・・、武尊はなんとか、助かっているはずだ・・・。
根拠のない言葉を斎藤は繰り返す。
本当は今すぐにでも傍らに駆けつけたい。
この腕の中で生きているのを確かめ抱きしめたい・・・。
斎藤は乾いた黒シャツに頭を通し、ズボンをはきながら考える。
だが、まだだ・・・。
あの若い軍人から調書を取らなければ。
今回の事件を報告書にして主謀者を暴き手を打たないと・・・。
と斎藤はソファ-にゴロリと横になり、仮眠の為に目を閉じた。
斎藤は煙草をくわえ、すっきりした足に下駄を履き自室に戻った。
生乾きの制服を脱ぎながら何気なしに明るくなった窓を見るとオレンジ色の筋がたなびく空が見えた。
(武尊はどうなった・・・。)
いつもこの部屋にあるはずの武尊の気配がない。
苛立ちと武尊の怪我を心配する気持ちが複雑に絡む。
(武尊・・・・。)
斎藤は無意識に武尊の名前を呟くと昨日の惨状を思い出した。
(十六夜丸のあの顔・・・。)
大丈夫のはずだ・・・、武尊はなんとか、助かっているはずだ・・・。
根拠のない言葉を斎藤は繰り返す。
本当は今すぐにでも傍らに駆けつけたい。
この腕の中で生きているのを確かめ抱きしめたい・・・。
斎藤は乾いた黒シャツに頭を通し、ズボンをはきながら考える。
だが、まだだ・・・。
あの若い軍人から調書を取らなければ。
今回の事件を報告書にして主謀者を暴き手を打たないと・・・。
と斎藤はソファ-にゴロリと横になり、仮眠の為に目を閉じた。