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69.不法武器の結末 (斎藤・張)
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辺りが急に昼間のように明るくなった。
斎藤は屋根まで炎に包まれる倉庫を睨みながらゆっくりと立ち上がった。
離れていても頬に熱さを感じるほどの渦巻く炎を上げるその中は何も見えない。
そこへ、
「ほんまびっくりしたで。危なく仏になるとこやったわ。」
と、泥だらけになった張が肩をコキコキさせながら歩いてきた。
張は斎藤の言葉に急いで近くの窓を突き破り間一髪で倉庫外に飛び出たところで爆発が起こり、なんとか助かったのだった。
「なんだ、生きていたのか。」
そんな冷たい一言に張は、ガーンと口を開く。
斎藤はそんな張をフンっと、鼻であしらうと、
「冗談だ。」
と言って、最初に煙草に火を点けた木の下へ行き、幹に体を寄りかからせ再び煙草に火を点けた。
斎藤の突っ込みから立ち直った張も
「あ~、わいの連刃刀、ここへ置いといてよかったわ。」
と、斎藤の所へ来てその木の下に置いていた連刃刀を回収した。
斎藤は煙草を吸いながら少し目を細くして燃え上がる炎を見上げた。
張も斎藤と同じように炎を見上げて、
「こりゃ、骨も残りそうにありまへんな。」
と言った。
「どないしまっか、こんだけデカイ爆発やったらすぐに人がよ-さん来ますやろ。とんずらした方がええんちゃいます?」
「阿呆、まだ一つやることが残っているだろう。」
斎藤はそう言って、海岸の方へ向かった。
「・・・・やっぱり。あれをどないするつもりでっか。」
「乗り込んで船ごと奪取し武器を回収する。あんな物騒な物を何処ぞの奴かわからん奴らに渡すわけにはいかん。」
「さようで・・・・。」
波打ち際では小舟で待機していた見張り役の海軍兵士が何事かと小舟から降りて燃え上がる倉庫の方を背を伸ばして見ていた。
そこを後ろから斎藤が手刀を喰らわせて気絶させた。
斎藤は張にそいつの手足を縛らせ猿ぐつわをかませると一緒に小舟に乗せ、沖に泊まっている船に向かった。
斎藤は屋根まで炎に包まれる倉庫を睨みながらゆっくりと立ち上がった。
離れていても頬に熱さを感じるほどの渦巻く炎を上げるその中は何も見えない。
そこへ、
「ほんまびっくりしたで。危なく仏になるとこやったわ。」
と、泥だらけになった張が肩をコキコキさせながら歩いてきた。
張は斎藤の言葉に急いで近くの窓を突き破り間一髪で倉庫外に飛び出たところで爆発が起こり、なんとか助かったのだった。
「なんだ、生きていたのか。」
そんな冷たい一言に張は、ガーンと口を開く。
斎藤はそんな張をフンっと、鼻であしらうと、
「冗談だ。」
と言って、最初に煙草に火を点けた木の下へ行き、幹に体を寄りかからせ再び煙草に火を点けた。
斎藤の突っ込みから立ち直った張も
「あ~、わいの連刃刀、ここへ置いといてよかったわ。」
と、斎藤の所へ来てその木の下に置いていた連刃刀を回収した。
斎藤は煙草を吸いながら少し目を細くして燃え上がる炎を見上げた。
張も斎藤と同じように炎を見上げて、
「こりゃ、骨も残りそうにありまへんな。」
と言った。
「どないしまっか、こんだけデカイ爆発やったらすぐに人がよ-さん来ますやろ。とんずらした方がええんちゃいます?」
「阿呆、まだ一つやることが残っているだろう。」
斎藤はそう言って、海岸の方へ向かった。
「・・・・やっぱり。あれをどないするつもりでっか。」
「乗り込んで船ごと奪取し武器を回収する。あんな物騒な物を何処ぞの奴かわからん奴らに渡すわけにはいかん。」
「さようで・・・・。」
波打ち際では小舟で待機していた見張り役の海軍兵士が何事かと小舟から降りて燃え上がる倉庫の方を背を伸ばして見ていた。
そこを後ろから斎藤が手刀を喰らわせて気絶させた。
斎藤は張にそいつの手足を縛らせ猿ぐつわをかませると一緒に小舟に乗せ、沖に泊まっている船に向かった。