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65.赤い薬の秘密 (斎藤・蒼紫・夢主)
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どうだ・・・、間に合ったか・・・?
流石の斎藤も顔に不安と恐れの表情が隠せない。
斎藤は自分がつらぬいた場所は武尊の心の臓を外れているとはいえかなり危険な所で、加えて四乃森が武尊の背後から斬った所は、噴き出た血の量からして致命傷に至ると即時に判断した。
今の武尊は蒼紫に支えられながらも頭を下に垂れ、動かない。
が、支える蒼紫も、立って武尊を見降ろす斎藤も、土砂降りの中、動かないで、いや、動けないでいた。
どれだけ時間が経ったのか。
数秒が数分、あるいは数十分のように長く感じる。
斎藤に焦りが募る。
こんなことで武尊を失ってしまっては。
俺が武尊を・・・・・。
今まで牙突でいろいろな物を貫いてきたが今日ほど嫌な感じがしたのは初めてだ。
武尊の肉を貫く瞬間の感触・・・・。
「ちっ。」
斎藤はそう言うと血が垂れる己の唇をビショビショの白手で拭った。
流石の斎藤も顔に不安と恐れの表情が隠せない。
斎藤は自分がつらぬいた場所は武尊の心の臓を外れているとはいえかなり危険な所で、加えて四乃森が武尊の背後から斬った所は、噴き出た血の量からして致命傷に至ると即時に判断した。
今の武尊は蒼紫に支えられながらも頭を下に垂れ、動かない。
が、支える蒼紫も、立って武尊を見降ろす斎藤も、土砂降りの中、動かないで、いや、動けないでいた。
どれだけ時間が経ったのか。
数秒が数分、あるいは数十分のように長く感じる。
斎藤に焦りが募る。
こんなことで武尊を失ってしまっては。
俺が武尊を・・・・・。
今まで牙突でいろいろな物を貫いてきたが今日ほど嫌な感じがしたのは初めてだ。
武尊の肉を貫く瞬間の感触・・・・。
「ちっ。」
斎藤はそう言うと血が垂れる己の唇をビショビショの白手で拭った。