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64.刃(やいば)の向こうに (斎藤・蒼紫・夢主)
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片手を頭の上にかざして雨をよけようとするが気休めにもならずあっという間に髪の毛はずぶ濡れ、前髪から雨がしたたり落ちる。
こんな雨でも、武尊は、
(斎藤さん達、大丈夫かなぁ・・・、ちゃんと雨宿りしててくれればいいんだけど・・。結構無頓着な所あるからなぁ。)
と、上にいるだろう斎藤達を心配しつつもまだ石段は途中。
武尊が駆け上げる中、降った雨が石段の表面を流れ落ちるように滑っていく。
ピカッ!
一瞬、厚い雲の下、黒く見える階段が真っ白になるほど近くで雷が光った。
そして、バリバリバリ、ドーン!つんざくような音が近くでした。
「ひえ~~!」
武尊は恐ろしくて、滑る階段をひたすら上った。
心臓をバクバク言わせながらやっと石段を登った武尊は、雨をよけるように鳥居の下の参道から脇の大きな木が連なる方へ入って社の方へ向かった。
神社の木はこんもりで少しは雨がしのげる。
雷は木では避けれない恐怖を持ちつつも、張の事を思うと斎藤を探さずにはいられない。
こうしている間にも積荷が海へ出てしまっては張では追っていけないからだ。
前髪から滴ってくる水を手で払い上げ武尊は斎藤を探す。
張も待っている間に風邪ひかなきゃいいんだけど・・・と思って再び走り出した時、
(なっ・・・・?!!)
武尊は遠く視線の先に見えた二人を見て一瞬固まった。
参道のど真ん中でこの土砂降りの中を向かい合って立ったまま動かぬ斎藤と蒼紫。
(ちょっ・・・、なんで、こんな雨の中をつっ立って何してるのよ、二人ともっ!)
と、思うものの、嫌な胸騒ぎがする・・・・。
武尊は急いで二人の元へと走りだした。
こんな雨でも、武尊は、
(斎藤さん達、大丈夫かなぁ・・・、ちゃんと雨宿りしててくれればいいんだけど・・。結構無頓着な所あるからなぁ。)
と、上にいるだろう斎藤達を心配しつつもまだ石段は途中。
武尊が駆け上げる中、降った雨が石段の表面を流れ落ちるように滑っていく。
ピカッ!
一瞬、厚い雲の下、黒く見える階段が真っ白になるほど近くで雷が光った。
そして、バリバリバリ、ドーン!つんざくような音が近くでした。
「ひえ~~!」
武尊は恐ろしくて、滑る階段をひたすら上った。
心臓をバクバク言わせながらやっと石段を登った武尊は、雨をよけるように鳥居の下の参道から脇の大きな木が連なる方へ入って社の方へ向かった。
神社の木はこんもりで少しは雨がしのげる。
雷は木では避けれない恐怖を持ちつつも、張の事を思うと斎藤を探さずにはいられない。
こうしている間にも積荷が海へ出てしまっては張では追っていけないからだ。
前髪から滴ってくる水を手で払い上げ武尊は斎藤を探す。
張も待っている間に風邪ひかなきゃいいんだけど・・・と思って再び走り出した時、
(なっ・・・・?!!)
武尊は遠く視線の先に見えた二人を見て一瞬固まった。
参道のど真ん中でこの土砂降りの中を向かい合って立ったまま動かぬ斎藤と蒼紫。
(ちょっ・・・、なんで、こんな雨の中をつっ立って何してるのよ、二人ともっ!)
と、思うものの、嫌な胸騒ぎがする・・・・。
武尊は急いで二人の元へと走りだした。