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42.川路の話 (夢主・川路)
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川路が帰った後、武尊は少しだけ憂鬱な気分になった。
「わからないな・・・。」
と武尊はぼそっと声にだした。
そして、ソファーにボスっと座ると斎藤の机をぼんやり見た。
兄は恨みから川路を狙っていた。
だけど今の川路の話では川路は恨まれる筋合いなんてまるでない。
どちらも嘘を言っていないとすれば、どこかで情報がすれ違っている。
そしてもし、もしも十六夜丸が母成峠で斎藤に会うことなく、撃たれることがなかったら・・・・会津戦争に参加していたという川路はきっと十六夜丸が見つけて斬っていた・・・・・・。
そう思うと背筋がぞっと寒くなる。
川路は最初こそ偉そうでチマチマした五月蝿い小男だと思っていた武尊だったが、話をしてみると神経質で小者という点はぬぐえないが、それなりに真面目な国を思う働きすぎるお父さんなのだ。
悪い人間じゃない・・・・。
そんな人間を手にかけるなんて・・・。
冷や汗が手ににじむ。
しばらくうつむいていた武尊だったが、
「いけない、いけない。川路は無事だったんだし、斎藤さんに今日の話をしたら何か気づくことがあるかもしれない。」
と、気を取り直し、立ちあがった。
「あ~、暇。」
と、辺りを見回すと、なんとなく目の前にある斎藤の机が目にとまった。
武尊は、つかつかと机に近づき、椅子をガタっと引いて座ってみた。
今までここに座ろうなんて考えたこともなかったのに。
そう思いながら、何気に引出しに何が入っているのだろう、と思った。
気になる・・・・。
本当は見ちゃいけないとこだと思いつつ、引出の一番上を開ける。
印鑑と硯と筆と文鎮とペンと鉛筆か・・・。
モノクロな色の物ばっかり。
私の引出しには消えるボールペンとか蛍光ペン6色とか修正テープとか置いてたけど・・・。
そう言えば、消しゴムがない・・・・。
ないんだ、今は!
うは-!不便!
文房具一つにしてもまさかあんな風になるなんてこの時代の人は思いもしなかっただろうな。
斎藤さん、万年筆似合いそうなのに・・・・残念。
などと思いながら次の引出しを開ける。
「うっ!」
と、思わずうなってしまった武尊。
そこには引出しいっぱいの煙草。
「ありえない!」
どんだけ吸うんだ!あの人は!
自制心強いはずなんだけどなぁ・・・・。
なんて思いながら最後の三段目を開ける。
「・・・・・・。」
もう何も言えない。
あり得ない・・・・。
そこにも引出しいっぱいの煙草・・・・・・・。
斎藤さん、よかったね、平成に生きてなくて。
未来は部屋では煙草吸えないのよ。(職場では禁煙政策がとられてる所が多いのよ。)
っと、ため息交じりに呟く武尊であった。
「わからないな・・・。」
と武尊はぼそっと声にだした。
そして、ソファーにボスっと座ると斎藤の机をぼんやり見た。
兄は恨みから川路を狙っていた。
だけど今の川路の話では川路は恨まれる筋合いなんてまるでない。
どちらも嘘を言っていないとすれば、どこかで情報がすれ違っている。
そしてもし、もしも十六夜丸が母成峠で斎藤に会うことなく、撃たれることがなかったら・・・・会津戦争に参加していたという川路はきっと十六夜丸が見つけて斬っていた・・・・・・。
そう思うと背筋がぞっと寒くなる。
川路は最初こそ偉そうでチマチマした五月蝿い小男だと思っていた武尊だったが、話をしてみると神経質で小者という点はぬぐえないが、それなりに真面目な国を思う働きすぎるお父さんなのだ。
悪い人間じゃない・・・・。
そんな人間を手にかけるなんて・・・。
冷や汗が手ににじむ。
しばらくうつむいていた武尊だったが、
「いけない、いけない。川路は無事だったんだし、斎藤さんに今日の話をしたら何か気づくことがあるかもしれない。」
と、気を取り直し、立ちあがった。
「あ~、暇。」
と、辺りを見回すと、なんとなく目の前にある斎藤の机が目にとまった。
武尊は、つかつかと机に近づき、椅子をガタっと引いて座ってみた。
今までここに座ろうなんて考えたこともなかったのに。
そう思いながら、何気に引出しに何が入っているのだろう、と思った。
気になる・・・・。
本当は見ちゃいけないとこだと思いつつ、引出の一番上を開ける。
印鑑と硯と筆と文鎮とペンと鉛筆か・・・。
モノクロな色の物ばっかり。
私の引出しには消えるボールペンとか蛍光ペン6色とか修正テープとか置いてたけど・・・。
そう言えば、消しゴムがない・・・・。
ないんだ、今は!
うは-!不便!
文房具一つにしてもまさかあんな風になるなんてこの時代の人は思いもしなかっただろうな。
斎藤さん、万年筆似合いそうなのに・・・・残念。
などと思いながら次の引出しを開ける。
「うっ!」
と、思わずうなってしまった武尊。
そこには引出しいっぱいの煙草。
「ありえない!」
どんだけ吸うんだ!あの人は!
自制心強いはずなんだけどなぁ・・・・。
なんて思いながら最後の三段目を開ける。
「・・・・・・。」
もう何も言えない。
あり得ない・・・・。
そこにも引出しいっぱいの煙草・・・・・・・。
斎藤さん、よかったね、平成に生きてなくて。
未来は部屋では煙草吸えないのよ。(職場では禁煙政策がとられてる所が多いのよ。)
っと、ため息交じりに呟く武尊であった。