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61.入道雲 (斎藤・夢主・左之助・操・時尾・蒼紫・張)
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斎藤は警察署の用事を小一時間で終わらせ警視庁へ戻っている時だった。
「五郎さん!」
人通りの多い通りの中、向こうで斎藤を見つけた時尾が風呂敷包みを持って斎藤の後ろから走って来た。
斎藤は足を止めて声のする方を振り返った。
「時尾か。どうした。」
「すみません、呼び止めてしまいまして。ちょっとお茶の葉がきれてしまいましたので買いにきましたのと、今朝お着替えをお渡しするのを忘れていまして持って行く途中だったんです。」
「そうか、いつもすまないな。」
「いえ、・・・・あら、武尊さんは・・・?ご一緒ではないのですか?」
「ああ、武尊は別用で一緒ではない。」
斎藤が時尾にそう言った時、時尾の視線が自分の背後に何かを見つけたことに気が付いた。
「五郎さん。」
そう、時尾に言われて斎藤が振り向くと、
「四乃森か・・・。」
「斎藤・・・・。それに奥方。昨日はお茶の礼も言わずに帰ってしまってすみませんでした。」
と、蒼紫は時尾に向かって軽く会釈をした。
「いえ・・・、とんでもございません。私こそお見送りもせずに申し訳ありませんでした。」
と、時尾も蒼紫に頭をさげた。
「何の用だ。」
と、斎藤が言った。
蒼紫は斎藤の後ろから歩いてきた。
斎藤を避けようと思えば会わずに済むのものをわざわざ姿を現したのは何か斎藤に用事があったに違いない。
だからこそ斎藤の方から蒼紫に要件を聞いたのであった。
「ちょっといいか。」
「フン、ここでは話しにくい事か?まあいいだろう。時尾、それは悪いが警視庁の方へ持って行ってくれ。」
「わかりました。」
時尾はその場の空気を察してか軽く会釈をするとその場を離れた。
「五郎さん!」
人通りの多い通りの中、向こうで斎藤を見つけた時尾が風呂敷包みを持って斎藤の後ろから走って来た。
斎藤は足を止めて声のする方を振り返った。
「時尾か。どうした。」
「すみません、呼び止めてしまいまして。ちょっとお茶の葉がきれてしまいましたので買いにきましたのと、今朝お着替えをお渡しするのを忘れていまして持って行く途中だったんです。」
「そうか、いつもすまないな。」
「いえ、・・・・あら、武尊さんは・・・?ご一緒ではないのですか?」
「ああ、武尊は別用で一緒ではない。」
斎藤が時尾にそう言った時、時尾の視線が自分の背後に何かを見つけたことに気が付いた。
「五郎さん。」
そう、時尾に言われて斎藤が振り向くと、
「四乃森か・・・。」
「斎藤・・・・。それに奥方。昨日はお茶の礼も言わずに帰ってしまってすみませんでした。」
と、蒼紫は時尾に向かって軽く会釈をした。
「いえ・・・、とんでもございません。私こそお見送りもせずに申し訳ありませんでした。」
と、時尾も蒼紫に頭をさげた。
「何の用だ。」
と、斎藤が言った。
蒼紫は斎藤の後ろから歩いてきた。
斎藤を避けようと思えば会わずに済むのものをわざわざ姿を現したのは何か斎藤に用事があったに違いない。
だからこそ斎藤の方から蒼紫に要件を聞いたのであった。
「ちょっといいか。」
「フン、ここでは話しにくい事か?まあいいだろう。時尾、それは悪いが警視庁の方へ持って行ってくれ。」
「わかりました。」
時尾はその場の空気を察してか軽く会釈をするとその場を離れた。