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42.川路の話 (夢主・川路)
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コツコツ。
武尊が窓辺で空を見上げていると部屋の扉をノックする音がした。
誰だ、泣く子も黙る警視庁の斎藤の部屋に用事がある人なんて。
と、思っているとガチャっとドアノブの回る音がして川路が入って来た。
(やっぱり・・・。)
斎藤の部屋に返事を聞くこともなく入って来るのはこないだもそうだったけど・・・・川路ぐらいだ。
「斎藤さんはいませんよ。今頃は海の上でしょうけど。」
「ああ、わかっておる。今日は斎藤ではなくお前に用事で来た。」
「え、私?」
川路の意外な言葉に少し驚いたものの、あ、もしかして前にお願いしてた兄の事かな、っと思った武尊は、
「呼んでくれれば伺いますのに。」
と言った。
「いや、待ってる時間がもったいない。またこれから内務省に行かねばならんのでな。」
「相変わらず忙しいですね・・・・・。で、何の用事で。」
と、おおよそ分かっているが聞いてみる。
「うむ。お前の言ってた秦市彦の事についてじゃ。」
「・・・・・お願いします。」
よりによって斎藤さんのいない時に来るなんて。
まあ、忙しい川路のことだから仕方ないけど。
「話は少し長くなるが、儂は直接お前の兄、秦市彦を直接知っているわけではない。だがその者の父は知っている。」
川路はポケットからハンカチを出すと額の汗を拭き始めた。
本当に汗っかきだな、川路って、と思いながら武尊は
「・・・どうぞ、続けて下さい。」
と言った。
武尊が窓辺で空を見上げていると部屋の扉をノックする音がした。
誰だ、泣く子も黙る警視庁の斎藤の部屋に用事がある人なんて。
と、思っているとガチャっとドアノブの回る音がして川路が入って来た。
(やっぱり・・・。)
斎藤の部屋に返事を聞くこともなく入って来るのはこないだもそうだったけど・・・・川路ぐらいだ。
「斎藤さんはいませんよ。今頃は海の上でしょうけど。」
「ああ、わかっておる。今日は斎藤ではなくお前に用事で来た。」
「え、私?」
川路の意外な言葉に少し驚いたものの、あ、もしかして前にお願いしてた兄の事かな、っと思った武尊は、
「呼んでくれれば伺いますのに。」
と言った。
「いや、待ってる時間がもったいない。またこれから内務省に行かねばならんのでな。」
「相変わらず忙しいですね・・・・・。で、何の用事で。」
と、おおよそ分かっているが聞いてみる。
「うむ。お前の言ってた秦市彦の事についてじゃ。」
「・・・・・お願いします。」
よりによって斎藤さんのいない時に来るなんて。
まあ、忙しい川路のことだから仕方ないけど。
「話は少し長くなるが、儂は直接お前の兄、秦市彦を直接知っているわけではない。だがその者の父は知っている。」
川路はポケットからハンカチを出すと額の汗を拭き始めた。
本当に汗っかきだな、川路って、と思いながら武尊は
「・・・どうぞ、続けて下さい。」
と言った。