※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
51.気を付けて歩こう! (斎藤・夢主)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「武尊、起きれるか。」
「ん・・・・。」
武尊は会議から帰って来た斎藤に起こされた。
起こされたタイミングがよかったのか頭は意外にすっきりとしている。
「大丈夫です。すみません、寝かせてもらって。」
声はまだ掠れてはいるが、先ほどより大分ましになった。
「で、何をすればいいでしょうか。」
そう言いながら武尊はよろよろしながら共同机に座った。
斎藤はそんな武尊を目で見送った。
「これを写してくれ。」
と、斎藤は武尊に数十枚綴られた書類を渡す。
武尊の仕事は割と【複製】というのが多い。
これならとりあえず写すだけなので例え読めなくても、元の字が分かれば書き写せる。
見たこともない漢字も多く、やたらに画数の多い漢字に苦戦することも少なくはないが、武尊にとっては難しくない仕事である。
根が真面目な武尊は寝てしまった分を取り戻そうと、集中して取り組んだ。
斎藤もそんな武尊を横目で時々確認しながら、さらさらと報告書を仕上げていく。
あっという間にお昼になったが武尊は斎藤が声をかけるまで無言で筆を動かしていた。
「武尊、昼だ。行くぞ。」
この場合斎藤の『行くぞ。』はもちろん近くの蕎麦屋のこと。
「あと・・・・もう少し・・・・。」
と、武尊は答えてから、あっ、と思い出したかのように声を出した。
「斎藤さん、先に行っててください。私歩くのがちょっと・・・。」
と、武尊は斎藤を見て口を濁した。
「まだどこか痛むのか。」
と聞く斎藤に、
「ん・・・股関節がちょっと・・・。だから後からゆっくり行きますので。」
と武尊が言うと、斎藤はふぅ、とため息をついて、
「仕方ない、帰りに何か買ってくるか。」
と、言った。
実際歩くのが辛いと思っていた武尊は歩かなくていいとわかると、
「やった-!じゃあ、私、それまでにこれ終わらせておきますね!」
と、喜んだ。
「ん・・・・。」
武尊は会議から帰って来た斎藤に起こされた。
起こされたタイミングがよかったのか頭は意外にすっきりとしている。
「大丈夫です。すみません、寝かせてもらって。」
声はまだ掠れてはいるが、先ほどより大分ましになった。
「で、何をすればいいでしょうか。」
そう言いながら武尊はよろよろしながら共同机に座った。
斎藤はそんな武尊を目で見送った。
「これを写してくれ。」
と、斎藤は武尊に数十枚綴られた書類を渡す。
武尊の仕事は割と【複製】というのが多い。
これならとりあえず写すだけなので例え読めなくても、元の字が分かれば書き写せる。
見たこともない漢字も多く、やたらに画数の多い漢字に苦戦することも少なくはないが、武尊にとっては難しくない仕事である。
根が真面目な武尊は寝てしまった分を取り戻そうと、集中して取り組んだ。
斎藤もそんな武尊を横目で時々確認しながら、さらさらと報告書を仕上げていく。
あっという間にお昼になったが武尊は斎藤が声をかけるまで無言で筆を動かしていた。
「武尊、昼だ。行くぞ。」
この場合斎藤の『行くぞ。』はもちろん近くの蕎麦屋のこと。
「あと・・・・もう少し・・・・。」
と、武尊は答えてから、あっ、と思い出したかのように声を出した。
「斎藤さん、先に行っててください。私歩くのがちょっと・・・。」
と、武尊は斎藤を見て口を濁した。
「まだどこか痛むのか。」
と聞く斎藤に、
「ん・・・股関節がちょっと・・・。だから後からゆっくり行きますので。」
と武尊が言うと、斎藤はふぅ、とため息をついて、
「仕方ない、帰りに何か買ってくるか。」
と、言った。
実際歩くのが辛いと思っていた武尊は歩かなくていいとわかると、
「やった-!じゃあ、私、それまでにこれ終わらせておきますね!」
と、喜んだ。