※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
46.狼の呟き (斎藤・夢主)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
斎藤の思惑通り、いつものように斎藤の部屋へと足を運んだ武尊。
そして斎藤の思っていた通り、資料室で寝ると言い出した。
行かせられるか、阿呆。
俺は武尊の腕を掴んだ。
ビクッっとして振り返った武尊は目は少し怯えている様だった。
冷静を装っているが何かを必死で隠そうとしている目だ。
そして俺を見てすぐ目を逸らせた。
「武尊、何故目を逸らす。俺を見ろ。」
武尊は暫く何かに迷っている様だったが俺に言われてようやく俺を見た。
--今夜はお前を離さない。--
そんな気持ちが伝わったのか?
沈黙している武尊の目はまた泣きそうな目をしていた。
武尊のそんな目を見ると、泣こうがわめこうが犯してやろうという気持ちに少し罪悪感を覚えた。
・・・・・・・、まったく武尊には弱いな、俺は。
同じ抱くなら喜びを与えたい。
俺の指先一つ一つにでも歓喜を感じられるように。
そして武尊の心が、熱い俺の欲望で溶けてしまえるよう。
その為にはやはり武尊自身の気持ちが大事だな・・・。
そして俺は今から俺が行おうとする行為について武尊に伝えた。
「今夜お前を抱く。」
と。
その瞬間武尊が身を引いて俺から逃げようとした。
させるか。
武尊よりも早く、強く斎藤は武尊を自分の方に引き寄せ両腕で抱きしめた。
やっと自分の腕の中に武尊を掴まえた・・。
小さな柔らかい武尊の身体。
だめだな、こうやって抱くと自制心がきかなくなる。
くっ。
「限界だ・・・。抱かせろ・・でないと狂ってしまいそうだ。」
先ほどの強気な考えとは裏腹に斎藤の本心が武尊に絞り出すように伝えられた。
「斎藤さん・・・。」
聞こえたのは俺を呼ぶ武尊の切ない声。
武尊は迷っている。
たぶんそれは時尾の事だろう。
武尊は他人が傷つくことを良しとしない女だ。
だが、気付け、武尊。
お前の目の前にいるのは藤田五郎ではなく斎藤一だ。
お前だけだ、斎藤一が選んだ女は。
言い訳にしかならんかもしれん。
だがお前になら俺が分かるはずだ、武尊。
武尊が肩を震わせて葛藤しているのが分かる。
俺は武尊の気持ちの後押しをすることにした。
「武尊。俺は誰だ。言ってみろ」
さあ、俺が誰であるか気付け。
「・・・斎藤・・・・・斎藤一・・・。」
武尊が一文字一文字確かめるように口に出した。
ふっ、よく言えた。
口で言えば気が付くだろう、俺が俺の名前を言わせた意味を。
「斎藤さん・・っ!」
そう言って武尊は俺の背中に手を回しすがりついた。
「ああ・・。」
わかったようだな。
そして俺をその腕で精一杯抱きしめてくる。
これは俺の要求が受理されたと受け取るぞ武尊。
俺はもう一度力を入れなおして武尊を抱きしめた。
涙を溜めて見上げてくる武尊が可愛くて愛しくて。
俺はそんな武尊にゆっくりと口づけを落とした。
そして斎藤の思っていた通り、資料室で寝ると言い出した。
行かせられるか、阿呆。
俺は武尊の腕を掴んだ。
ビクッっとして振り返った武尊は目は少し怯えている様だった。
冷静を装っているが何かを必死で隠そうとしている目だ。
そして俺を見てすぐ目を逸らせた。
「武尊、何故目を逸らす。俺を見ろ。」
武尊は暫く何かに迷っている様だったが俺に言われてようやく俺を見た。
--今夜はお前を離さない。--
そんな気持ちが伝わったのか?
沈黙している武尊の目はまた泣きそうな目をしていた。
武尊のそんな目を見ると、泣こうがわめこうが犯してやろうという気持ちに少し罪悪感を覚えた。
・・・・・・・、まったく武尊には弱いな、俺は。
同じ抱くなら喜びを与えたい。
俺の指先一つ一つにでも歓喜を感じられるように。
そして武尊の心が、熱い俺の欲望で溶けてしまえるよう。
その為にはやはり武尊自身の気持ちが大事だな・・・。
そして俺は今から俺が行おうとする行為について武尊に伝えた。
「今夜お前を抱く。」
と。
その瞬間武尊が身を引いて俺から逃げようとした。
させるか。
武尊よりも早く、強く斎藤は武尊を自分の方に引き寄せ両腕で抱きしめた。
やっと自分の腕の中に武尊を掴まえた・・。
小さな柔らかい武尊の身体。
だめだな、こうやって抱くと自制心がきかなくなる。
くっ。
「限界だ・・・。抱かせろ・・でないと狂ってしまいそうだ。」
先ほどの強気な考えとは裏腹に斎藤の本心が武尊に絞り出すように伝えられた。
「斎藤さん・・・。」
聞こえたのは俺を呼ぶ武尊の切ない声。
武尊は迷っている。
たぶんそれは時尾の事だろう。
武尊は他人が傷つくことを良しとしない女だ。
だが、気付け、武尊。
お前の目の前にいるのは藤田五郎ではなく斎藤一だ。
お前だけだ、斎藤一が選んだ女は。
言い訳にしかならんかもしれん。
だがお前になら俺が分かるはずだ、武尊。
武尊が肩を震わせて葛藤しているのが分かる。
俺は武尊の気持ちの後押しをすることにした。
「武尊。俺は誰だ。言ってみろ」
さあ、俺が誰であるか気付け。
「・・・斎藤・・・・・斎藤一・・・。」
武尊が一文字一文字確かめるように口に出した。
ふっ、よく言えた。
口で言えば気が付くだろう、俺が俺の名前を言わせた意味を。
「斎藤さん・・っ!」
そう言って武尊は俺の背中に手を回しすがりついた。
「ああ・・。」
わかったようだな。
そして俺をその腕で精一杯抱きしめてくる。
これは俺の要求が受理されたと受け取るぞ武尊。
俺はもう一度力を入れなおして武尊を抱きしめた。
涙を溜めて見上げてくる武尊が可愛くて愛しくて。
俺はそんな武尊にゆっくりと口づけを落とした。