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45.優しい眼の狼 (斎藤・夢主)
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その後、警視庁に着くまで武尊の頭の中は当時の新撰組の人達のことを思い出していることで占められた。
斎藤は武尊が大方何を考えているか分かっていたが、あえて何も言わなかった。
それは武尊が集中すると他の事に気が行かなくなるという武尊の性格を熟知しているからであって・・・・。
警視庁に着き、そのままいつものように斎藤の部屋へ入った二人。
武尊は部屋へ入ってから、ハッとして今自分がどこにいるのか認識した。
(あ、考え事してたからいつのもくせで斎藤さんの部屋に来ちゃた・・・。今日は資料室で寝るんだった。)
という事を思い出した武尊は、
「斎藤さん、私今日は資料室で寝ますね。今日はありがとうございました。とても楽しかったです。それからお仕事の方、お疲れ様でした。あんまり睡眠時間ないですけどゆっくり休んでくださいね。おやすみなさい。」
と言って部屋を出ようと扉の方を向いたとたん、斎藤に腕を掴まれた。
『ドクッ。』
帰り道、亡くなった新撰組の人を思い、憂う気持ちでおとなしくなっていた武尊の心臓が、斎藤に腕を掴まれただけで再び脈打つ。
忘れていたいと思っていた感情がぶり返す。
武尊は出来るだけ平常心を保ち斎藤を振り返った。
「どうかしました?斎藤さん。ランプ点けて行った方がいいですか?」
と、言った。
もう寝るのにランプなんかいらない。
わかっているのに他に適当な言葉が見つからなかった。
そして振り返りざま斎藤の目を見てしまった武尊は思わずそのまま目を逸らした。
斎藤の眼が熱を帯びている・・・そんな眼だったから。
「武尊、何故目を逸らす。俺を見ろ。」
武尊は最初ためらっていたが意を決して斎藤を見た。
見つめあったまま沈黙の二人。
そして斎藤が
「今夜お前を抱く。」
と静かに宣言した。
「さっ・・!」
何か抗議をしようとした武尊の腕を斎藤はグイッと引き寄せた。
そして武尊を自分の胸の中で強く抱きしめると武尊の耳元で、
「限界だ・・・。抱かせろ・・でないと狂ってしまいそうだ。」
と絞り出すように言った。
斎藤は武尊が大方何を考えているか分かっていたが、あえて何も言わなかった。
それは武尊が集中すると他の事に気が行かなくなるという武尊の性格を熟知しているからであって・・・・。
警視庁に着き、そのままいつものように斎藤の部屋へ入った二人。
武尊は部屋へ入ってから、ハッとして今自分がどこにいるのか認識した。
(あ、考え事してたからいつのもくせで斎藤さんの部屋に来ちゃた・・・。今日は資料室で寝るんだった。)
という事を思い出した武尊は、
「斎藤さん、私今日は資料室で寝ますね。今日はありがとうございました。とても楽しかったです。それからお仕事の方、お疲れ様でした。あんまり睡眠時間ないですけどゆっくり休んでくださいね。おやすみなさい。」
と言って部屋を出ようと扉の方を向いたとたん、斎藤に腕を掴まれた。
『ドクッ。』
帰り道、亡くなった新撰組の人を思い、憂う気持ちでおとなしくなっていた武尊の心臓が、斎藤に腕を掴まれただけで再び脈打つ。
忘れていたいと思っていた感情がぶり返す。
武尊は出来るだけ平常心を保ち斎藤を振り返った。
「どうかしました?斎藤さん。ランプ点けて行った方がいいですか?」
と、言った。
もう寝るのにランプなんかいらない。
わかっているのに他に適当な言葉が見つからなかった。
そして振り返りざま斎藤の目を見てしまった武尊は思わずそのまま目を逸らした。
斎藤の眼が熱を帯びている・・・そんな眼だったから。
「武尊、何故目を逸らす。俺を見ろ。」
武尊は最初ためらっていたが意を決して斎藤を見た。
見つめあったまま沈黙の二人。
そして斎藤が
「今夜お前を抱く。」
と静かに宣言した。
「さっ・・!」
何か抗議をしようとした武尊の腕を斎藤はグイッと引き寄せた。
そして武尊を自分の胸の中で強く抱きしめると武尊の耳元で、
「限界だ・・・。抱かせろ・・でないと狂ってしまいそうだ。」
と絞り出すように言った。