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79.キナ臭いもの (張・斎藤・夢主)
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「大丈夫かなぁ・・・・。」
武尊が気がついた時は再び周囲は真っ暗闇の空間の中。
やっぱり自分の身体はゆっくり、ゆっくりと沈んでいく・・・感じがあった。
「これって浮かびあがれなかったらあの世行き・・・、なんて落ちじゃないよね?」
でも、今回は先回と違ってちゃんと足が下にある・・・感じがある。
まるで海の中で腰に重りをつけて沈んで行く感じ。
(それにしてもなんで恥ずかしいと思っちゃったんだろう。)
と、武尊は先ほど、蒼紫の名前を呼ぶのに変に意識してしまった事を思い出した。
いや、やっぱり今でも『蒼紫』と言おうとすると気恥ずかしさがある。
斎藤さんの名前だって、あの時ぐらいしか呼べないのに・・・。
と、武尊は斎藤との行為を思い出した。
それを考えただけで体温が上がって来る。
それはそれと置いといて・・・、と、
武尊は考えを切り替えるように言葉に出して、
「四乃森さんも、はたから見たら結構いい男だよね。」
と、言ってみた。
その時点で武尊は気が付いていなかった。
武尊は人をほめたり、いい人だって口にするという事はほとんどないのに蒼紫の事を更に良い感情を含めて『いい男』だと言ったことを。
『いい人』ではなく、『いい男』と言ったことを。
(ま、そう言う私も最初は変な人だ、って思ってしまったけど。)
武尊は自分の心の中の変化に気が付くことはなく、今まで見てきた蒼紫について振り返った。
御庭番衆の御頭であったという蒼紫、観柳邸で部下四人の首を斬首し逃走したという蒼紫、そして自分の目で見て来た蒼紫。
武尊にとってはさくっと一致しない【四乃森蒼紫】という人物像。
「四乃森さんって、まだまだわからない・・・。でも・・・・基本的に優しい・・、と思う。」
ちょっとしつこい面もある。
時には押し売りするような強引な優しさ。
が、それらは決して悪気があってというものではないのが武尊には判る。
(本当に好かれているのかな?私って・・・。)
でも武尊にしてみればそれは操ちゃんにとても申し訳ない事だと思う。
あんなに素直に蒼紫様好きオ-ラが出ている操ちゃん・・・。
そんな眩しい輝きの前に立つと、好かれているというだけで罪悪感が湧いてくる。
けれども人を好きになる気持ちって言うのは他の誰かにダメとかいけないと言われたからって、ハイやめますっていう訳にいかない。
いかないし、自分の気持ちを他人にどうこう言われたくない。
と、言うのは私も同じ・・・・、か・・・。
(そうか、そうだよね。私だって妻子ある人への気持ちが止められないんだもん・・・。)
「斎藤さん、今頃何してるだろう・・・・。」
武尊はそう思って遥か上の空間を遠い眼で仰ぎ見た。
おまけ:
夢主はまだしばらく入院です。
(一応、死にかけたほどの重症なので・・。^^;)
さて、現時点で内務卿の伊藤博文。
教科書ではいきなり明治初の内閣総理大臣!
で中国ハルピンで暗殺された。
ぐらいにしか記憶になかったのですが、やっぱり、総理大臣になるには彗星のごとく政界に現れたのではなく、ずっと政治の世界を渡り歩いてきてたんだな、と、今回調べものをして思いました。
その一つに、総理大臣になる前は、憲法草案の為渡欧とか、その前は内務卿、その前は工部卿とかの役職についてます。
内務卿なんて大久保卿が暗殺される前にも一度その役職についていたり・・・と、いろいろ明治政府に貢献しておりました。
知らなかった・・・。(汗)
好き嫌いは別としてまだまだ私にとっては明治という時代は遠い所です。
武尊が気がついた時は再び周囲は真っ暗闇の空間の中。
やっぱり自分の身体はゆっくり、ゆっくりと沈んでいく・・・感じがあった。
「これって浮かびあがれなかったらあの世行き・・・、なんて落ちじゃないよね?」
でも、今回は先回と違ってちゃんと足が下にある・・・感じがある。
まるで海の中で腰に重りをつけて沈んで行く感じ。
(それにしてもなんで恥ずかしいと思っちゃったんだろう。)
と、武尊は先ほど、蒼紫の名前を呼ぶのに変に意識してしまった事を思い出した。
いや、やっぱり今でも『蒼紫』と言おうとすると気恥ずかしさがある。
斎藤さんの名前だって、あの時ぐらいしか呼べないのに・・・。
と、武尊は斎藤との行為を思い出した。
それを考えただけで体温が上がって来る。
それはそれと置いといて・・・、と、
武尊は考えを切り替えるように言葉に出して、
「四乃森さんも、はたから見たら結構いい男だよね。」
と、言ってみた。
その時点で武尊は気が付いていなかった。
武尊は人をほめたり、いい人だって口にするという事はほとんどないのに蒼紫の事を更に良い感情を含めて『いい男』だと言ったことを。
『いい人』ではなく、『いい男』と言ったことを。
(ま、そう言う私も最初は変な人だ、って思ってしまったけど。)
武尊は自分の心の中の変化に気が付くことはなく、今まで見てきた蒼紫について振り返った。
御庭番衆の御頭であったという蒼紫、観柳邸で部下四人の首を斬首し逃走したという蒼紫、そして自分の目で見て来た蒼紫。
武尊にとってはさくっと一致しない【四乃森蒼紫】という人物像。
「四乃森さんって、まだまだわからない・・・。でも・・・・基本的に優しい・・、と思う。」
ちょっとしつこい面もある。
時には押し売りするような強引な優しさ。
が、それらは決して悪気があってというものではないのが武尊には判る。
(本当に好かれているのかな?私って・・・。)
でも武尊にしてみればそれは操ちゃんにとても申し訳ない事だと思う。
あんなに素直に蒼紫様好きオ-ラが出ている操ちゃん・・・。
そんな眩しい輝きの前に立つと、好かれているというだけで罪悪感が湧いてくる。
けれども人を好きになる気持ちって言うのは他の誰かにダメとかいけないと言われたからって、ハイやめますっていう訳にいかない。
いかないし、自分の気持ちを他人にどうこう言われたくない。
と、言うのは私も同じ・・・・、か・・・。
(そうか、そうだよね。私だって妻子ある人への気持ちが止められないんだもん・・・。)
「斎藤さん、今頃何してるだろう・・・・。」
武尊はそう思って遥か上の空間を遠い眼で仰ぎ見た。
おまけ:
夢主はまだしばらく入院です。
(一応、死にかけたほどの重症なので・・。^^;)
さて、現時点で内務卿の伊藤博文。
教科書ではいきなり明治初の内閣総理大臣!
で中国ハルピンで暗殺された。
ぐらいにしか記憶になかったのですが、やっぱり、総理大臣になるには彗星のごとく政界に現れたのではなく、ずっと政治の世界を渡り歩いてきてたんだな、と、今回調べものをして思いました。
その一つに、総理大臣になる前は、憲法草案の為渡欧とか、その前は内務卿、その前は工部卿とかの役職についてます。
内務卿なんて大久保卿が暗殺される前にも一度その役職についていたり・・・と、いろいろ明治政府に貢献しておりました。
知らなかった・・・。(汗)
好き嫌いは別としてまだまだ私にとっては明治という時代は遠い所です。