藤田家の朝。



「五郎さん、お仕事に口を出すつもりはないのですが・・・、その・・・、武尊さんは今日も出張ですか？」



と、時尾がお茶をいれながら斎藤に聞いた。



「ああ・・・。」



斎藤が縁側の柱に寄りかかりながら空を仰いで煙草をふかしながら答えた。



「そうですか・・。怪我などなさらなければいいんんですが・・。」



と、時尾は言った。




「・・・・・そうだな。」



斎藤はそう言って空を見る目を細めた。




おまけ：
夢主の作ってもらったものは何でしょうか？

答え：今でいう経口保水液（ＯＲＳ）です。
　　　輸血という医療がないのでこれによって体内水分を補充しようと考えたと思われます。

いろんなレシピがあると思いますが私が聞いたのは水１Ｌに対して、砂糖 40g、塩3gを溶かすといった簡単なものです。
レモン汁があったらちょっとはスポーツドリンク風になると思われますが多分、小國診療所にはそんなものない・・。^^;
小なべをもっていた蒼紫に思わず割烹着を着せたら似合いそう・・・なんて思ってしまったのは、きっと私だけ？(笑)



それにしても斎藤さん、夢主の怪我の事は時尾さんに内緒にしていたんだ・・・。
流石の斎藤さんも、やっぱり、言うに言えない！？