※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
78.頬が赤い理由 (蒼紫・夢主・恵・斎藤・時尾)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
蒼紫が病室に戻って来たのは恵の予想した時間よりかなり後だった。
ドアノブの音に恵が振り向いて、遅かったわねと言おうとした時、蒼紫が小なべを持っているのが目に入った。
「すまないが台所にあるものを借りたぞ。」
と蒼紫が言ったので恵は、
「え?」
と目を丸くして蒼紫と・・・小なべをみた。
「それって・・。」
と恵が言うと、
「ああ、これは先ほど武尊が言ったものだ。」
と蒼紫が言った。
「これ何?」
と、恵が蒼紫に聞くが、
「俺にもわからん。・・・ただうまくはないのは確かだ。」
と、蒼紫が答えるのを聞いて恵は少し冷めたそのお湯に指を着けて味見をした。
「何・・・・これ?」
と、恵は顔をしかめた。
「武尊さんって変ってるの?」
と恵は蒼紫に聞いた。
「俺にもよくわからん・・・。」
蒼紫はそう言えば武尊の生い立ちとかを聞いたことがなかった。
まあ、互いにそんな事を聞く暇も言う暇もなかったが・・・。
と、思っていたら、恵が、
「ねえ、武尊さんって、そう言えばこの間、あなたの所の操ちゃんが船の上で洋菓子をもらったっていう人だったかしら。」
と言った。
「そうだが。」
蒼紫はベッドサイドの小机に小なべを置きながら答えた。
恵は武尊の方を向いて腕を組んで少し思案すると、蒼紫に向かって、
「じゃ、あなたも戻って来たことだし、引き続きこの場をお願いするとしようかしら。先生も昼ごろには戻っていらっしゃるし、何かあったら呼んで頂戴。夕方もう一度来るわ。」
と言い、診察室へ向かった。
ドアノブの音に恵が振り向いて、遅かったわねと言おうとした時、蒼紫が小なべを持っているのが目に入った。
「すまないが台所にあるものを借りたぞ。」
と蒼紫が言ったので恵は、
「え?」
と目を丸くして蒼紫と・・・小なべをみた。
「それって・・。」
と恵が言うと、
「ああ、これは先ほど武尊が言ったものだ。」
と蒼紫が言った。
「これ何?」
と、恵が蒼紫に聞くが、
「俺にもわからん。・・・ただうまくはないのは確かだ。」
と、蒼紫が答えるのを聞いて恵は少し冷めたそのお湯に指を着けて味見をした。
「何・・・・これ?」
と、恵は顔をしかめた。
「武尊さんって変ってるの?」
と恵は蒼紫に聞いた。
「俺にもよくわからん・・・。」
蒼紫はそう言えば武尊の生い立ちとかを聞いたことがなかった。
まあ、互いにそんな事を聞く暇も言う暇もなかったが・・・。
と、思っていたら、恵が、
「ねえ、武尊さんって、そう言えばこの間、あなたの所の操ちゃんが船の上で洋菓子をもらったっていう人だったかしら。」
と言った。
「そうだが。」
蒼紫はベッドサイドの小机に小なべを置きながら答えた。
恵は武尊の方を向いて腕を組んで少し思案すると、蒼紫に向かって、
「じゃ、あなたも戻って来たことだし、引き続きこの場をお願いするとしようかしら。先生も昼ごろには戻っていらっしゃるし、何かあったら呼んで頂戴。夕方もう一度来るわ。」
と言い、診察室へ向かった。