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78.頬が赤い理由 (蒼紫・夢主・恵・斎藤・時尾)
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蒼紫は武尊がようやく自分の名前を呼んでくれた事が嬉しく思わず心のでほくそ笑んだ。
だが表面上はそのままの表情で、
「武尊、聞こえないぞ。」
と、蒼紫は武尊に催促をした。
武尊は数秒経って目を蒼紫の方におずおずと向け困った顔で蒼紫を見た。
武尊の頬は赤いまま。
蒼紫は何故武尊の頬が赤いのか・・・微熱の所為なのかと思った時、
武尊が、
「四乃森さん・・、名前で呼ぶの・・恥ずかしいです・・。」
と言った。
それを聞いて蒼紫ははっとした。
(恥じらっているのか武尊・・・。)
前からそう簡単には名前は呼んでくれまい、と思っていた蒼紫だったがまさか呼ぶときに恥じらい見せるなんて・・、と予想外の武尊の様子に驚きながらもその姿が愛いと心の中で目を細める蒼紫だった。
蒼紫は自分の名前を呼ぶのに恥らっている武尊が可愛くてどうしてももう一度名前を言わせたかった。
「武尊、声が小さくて聞こえなかった・・・もう一度頼む。」
聞こえなかったと言われて武尊は仕方がない、もう一度言わなくちゃと
「蒼紫・・・。」
と先ほどより少しだけ大きな声で名前を呼んだ。
蒼紫は武尊の口から紡がれる自分の名前にやっぱり満足で、
「嗚呼・・。」
と返事をしてしまう。
そして、
「武尊、もっと・・・もっと呼んでくれ・・・。」
と武尊に言った。
武尊も、蒼紫の表情から嬉しさがこぼれ落ちているのが読み取れるとほっと安堵して緊張が少しほぐれて先ほどよりもう少しはっきりと、
「蒼紫・・。」
と名前を呼んだ。
「嗚呼・・・。」
蒼紫はとうとう満足感が顔に出て微笑を浮かべながら武尊に答えた。
その時蒼紫の耳に廊下をわたって来る足音が聞こえた。
だが表面上はそのままの表情で、
「武尊、聞こえないぞ。」
と、蒼紫は武尊に催促をした。
武尊は数秒経って目を蒼紫の方におずおずと向け困った顔で蒼紫を見た。
武尊の頬は赤いまま。
蒼紫は何故武尊の頬が赤いのか・・・微熱の所為なのかと思った時、
武尊が、
「四乃森さん・・、名前で呼ぶの・・恥ずかしいです・・。」
と言った。
それを聞いて蒼紫ははっとした。
(恥じらっているのか武尊・・・。)
前からそう簡単には名前は呼んでくれまい、と思っていた蒼紫だったがまさか呼ぶときに恥じらい見せるなんて・・、と予想外の武尊の様子に驚きながらもその姿が愛いと心の中で目を細める蒼紫だった。
蒼紫は自分の名前を呼ぶのに恥らっている武尊が可愛くてどうしてももう一度名前を言わせたかった。
「武尊、声が小さくて聞こえなかった・・・もう一度頼む。」
聞こえなかったと言われて武尊は仕方がない、もう一度言わなくちゃと
「蒼紫・・・。」
と先ほどより少しだけ大きな声で名前を呼んだ。
蒼紫は武尊の口から紡がれる自分の名前にやっぱり満足で、
「嗚呼・・。」
と返事をしてしまう。
そして、
「武尊、もっと・・・もっと呼んでくれ・・・。」
と武尊に言った。
武尊も、蒼紫の表情から嬉しさがこぼれ落ちているのが読み取れるとほっと安堵して緊張が少しほぐれて先ほどよりもう少しはっきりと、
「蒼紫・・。」
と名前を呼んだ。
「嗚呼・・・。」
蒼紫はとうとう満足感が顔に出て微笑を浮かべながら武尊に答えた。
その時蒼紫の耳に廊下をわたって来る足音が聞こえた。