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76.対面の時 (夢主・十六夜丸・蒼紫)
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リ-ン・・・・
蒼紫の耳に鈴の音が聞こえた。
(この音・・いつぞやの・・・いったい何処から・・・。)
一晩中座禅を組んでいた蒼紫ははっと目を開け周囲を警戒した。
第二薄明・・・夜明け前、まだ十分に明るいとは言えないが夜に終わりを告げ物がだんだんに見えてくる頃。
蒼紫はぼんやり明るくなりつつある室内をすばやく見回した。
だが、室内は武尊の微かな寝息以外物音一つしない。
(気の所為か?いやそんなはずはない・・・。)
と思っているとまた、
リ-ン・・・・
再び鈴の音が聞こえた。
(・・・・武尊の方から聞こえる。)
蒼紫は立ち上がると武尊の方へ近寄った。
だが、一歩一歩足を進めるごとにものすごい違和感が蒼紫に感じられた。
(なんだ・・・、この感覚は。まるで空気が病室とは違う。)
その時蒼紫は武尊の周りから黒い霧のような物が出ていることに気が付いた。
リ-ン・・・・
その黒い霧は鈴の音が鳴るたびに武尊の周りでどんどん濃くなっていく。
リ-ン・・・・
蒼紫はその黒い霧が武尊をのみ込んでしまうような気がして・・・・のみこんだら武尊が消えてしまうような気がして・・。
思わず蒼紫は、
「武尊武尊!」
と叫ぶと同時に武尊の肩をつかんだ。
「ぅっ。」
武尊は痛みで小さくうめいた。
蒼紫の耳に鈴の音が聞こえた。
(この音・・いつぞやの・・・いったい何処から・・・。)
一晩中座禅を組んでいた蒼紫ははっと目を開け周囲を警戒した。
第二薄明・・・夜明け前、まだ十分に明るいとは言えないが夜に終わりを告げ物がだんだんに見えてくる頃。
蒼紫はぼんやり明るくなりつつある室内をすばやく見回した。
だが、室内は武尊の微かな寝息以外物音一つしない。
(気の所為か?いやそんなはずはない・・・。)
と思っているとまた、
リ-ン・・・・
再び鈴の音が聞こえた。
(・・・・武尊の方から聞こえる。)
蒼紫は立ち上がると武尊の方へ近寄った。
だが、一歩一歩足を進めるごとにものすごい違和感が蒼紫に感じられた。
(なんだ・・・、この感覚は。まるで空気が病室とは違う。)
その時蒼紫は武尊の周りから黒い霧のような物が出ていることに気が付いた。
リ-ン・・・・
その黒い霧は鈴の音が鳴るたびに武尊の周りでどんどん濃くなっていく。
リ-ン・・・・
蒼紫はその黒い霧が武尊をのみ込んでしまうような気がして・・・・のみこんだら武尊が消えてしまうような気がして・・。
思わず蒼紫は、
「武尊武尊!」
と叫ぶと同時に武尊の肩をつかんだ。
「ぅっ。」
武尊は痛みで小さくうめいた。