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76.対面の時 (夢主・十六夜丸・蒼紫)
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(あれ・・・・?)
確か今まで診療所のコンピュ-タル-ムにいたはずなのに・・・・・。
武尊は気がつけば、周囲はまた真っ暗闇の中にいた。
(いったいどうなってるの?)
でも、今度は浮遊感はなく、足が地についている感覚がある。
けれども一寸先も見えない闇の中、歩けずに立っていると、いつもの、今までに何度か聞いたことのある鈴の音がだんだん自分に近づいて来る感じがした。
「何・・・・?」
音が近づき、通り過ぎて遠くなっていく。
武尊はそれを追う様に首をまわす。
その時、
「それだけ霊力があるんだったら、もう見えるだろう?見てみろよ。」
と、声がした。
(まただ・・・・。この声、いったいどこから・・・・。)
武尊の頭の中に直接響く声。
武尊は警戒して周囲を目を凝らして一周回った。
「ば-か、霊力って言っただろう。心の眼で見てみろって-の。」
武尊は小馬鹿にしたその言い草にむかっときたが、どうやら怖い感じはしなくて内心ほっとした。
それにしても、心の眼って・・・・・・。
そんなんで物を見た事なんかないちゅ-の。
と、口にはださなかったが目に見えぬ相手に突っ込んでみた。
いったいどうやれっていうのだろう。
リ-ン・・・
金属製の鈴の音だけが耳に聞こえる。
武尊は座禅した時に自分の体が青い光のようなものに包まれるのを思い出して心を集中させてみることにした。
このまま目を閉じて体の力を抜き、鈴の音だけに集中する。
すると、自我の意識が遠くなりそうになった時周りの景色が一瞬見えた。
はっと目を開けるとまた真っ暗の空間。
もう一度武尊は目を閉じて意識を集中させる。
一度感覚を覚えたら次をやるのは難しくなかった。
(見える・・・・。)
あんなに真っ暗で何も見えなかったのに、今は周りの景色がよく見える。
だけどこんな所、今まで見たこともないし聞いたこともない。
そこは空は薄い紫。
太陽も星も雲もない。
そして地面は石ころだらけのどこまでも続く平坦な地。
何もない。
誰もいない。
「ようやく見えたか。」
と、また声がした。
だけど、今度は音源がわかる。
「誰!」
と声のする後ろへ武尊は振りかえった。
「!!」
(えっ?!・・・・・・私・・・・?)
確か今まで診療所のコンピュ-タル-ムにいたはずなのに・・・・・。
武尊は気がつけば、周囲はまた真っ暗闇の中にいた。
(いったいどうなってるの?)
でも、今度は浮遊感はなく、足が地についている感覚がある。
けれども一寸先も見えない闇の中、歩けずに立っていると、いつもの、今までに何度か聞いたことのある鈴の音がだんだん自分に近づいて来る感じがした。
「何・・・・?」
音が近づき、通り過ぎて遠くなっていく。
武尊はそれを追う様に首をまわす。
その時、
「それだけ霊力があるんだったら、もう見えるだろう?見てみろよ。」
と、声がした。
(まただ・・・・。この声、いったいどこから・・・・。)
武尊の頭の中に直接響く声。
武尊は警戒して周囲を目を凝らして一周回った。
「ば-か、霊力って言っただろう。心の眼で見てみろって-の。」
武尊は小馬鹿にしたその言い草にむかっときたが、どうやら怖い感じはしなくて内心ほっとした。
それにしても、心の眼って・・・・・・。
そんなんで物を見た事なんかないちゅ-の。
と、口にはださなかったが目に見えぬ相手に突っ込んでみた。
いったいどうやれっていうのだろう。
リ-ン・・・
金属製の鈴の音だけが耳に聞こえる。
武尊は座禅した時に自分の体が青い光のようなものに包まれるのを思い出して心を集中させてみることにした。
このまま目を閉じて体の力を抜き、鈴の音だけに集中する。
すると、自我の意識が遠くなりそうになった時周りの景色が一瞬見えた。
はっと目を開けるとまた真っ暗の空間。
もう一度武尊は目を閉じて意識を集中させる。
一度感覚を覚えたら次をやるのは難しくなかった。
(見える・・・・。)
あんなに真っ暗で何も見えなかったのに、今は周りの景色がよく見える。
だけどこんな所、今まで見たこともないし聞いたこともない。
そこは空は薄い紫。
太陽も星も雲もない。
そして地面は石ころだらけのどこまでも続く平坦な地。
何もない。
誰もいない。
「ようやく見えたか。」
と、また声がした。
だけど、今度は音源がわかる。
「誰!」
と声のする後ろへ武尊は振りかえった。
「!!」
(えっ?!・・・・・・私・・・・?)